
先日、サクスフォンの生演奏コンサートに出かけてみた。
演奏者には娘と親しい同級生がいます。・・とのことで娘も含めチビ達やかみなりさんと、300名ほどが入るコンサートに会場へ。
彼女たちのサクスフォンから出てきた音は、ヤッパ全然違います。オーディオファンを長くやっていて、ハイファイオーディオや電気的増幅装置(マイク・アンプ)を使用するコンサートと、生音源の違いはよく分かっています(つもり)。。
ダイナミックレンジの差でしょう。マイクなど使った瞬間、機器の歪やノイズがどうしても乗ってしまいます。また人間の耳との感度も違います。

(コレ音が良いと言われる、オーディオ用フィルムコンデンサー。双信やドイツ製とフォステックスの高級オイルコンデンサー、自宅のストック品ですが・・・。)
生の楽器音には歪がありません。また300席程度の中ホールでは楽器の直接音も、かなりの音圧で耳に届きます。更に間接音も響きの良さに貢献していて、楽器のスットプを離したあとの音の余韻・倍音成分がとてもきれいです。
ノイズ(雑音)の無いコンサートホールの静寂な状態から、歪のない大き目のサクスフォンの音源が耳に届きます。(カーオーディオとは真逆のシチュエーションです。)
いい音とは生のコンサートホールを再生できる音響だと思っています。
この音を再現するには、①音響的に優れた広い部屋、②中低域の音圧や分解能が高い大口径スピーカー、そして歪の少ないアンプとプレーヤーが必要でしょう。
音場感(コンサートホールの響きや音の広がり)はAVアンプのDSP(デジタル・シグナル・プロセッサー/ヤマハ)で何とかなります。
でも、コンサートホールでの輝くサクスフォンの音の再生は難しいです。ダイナミックレンジ(微かに聞こえる音から、歪の無い最大音量間の再生)が根本的に違うんです。
そこで少しでも再生音の広帯域化(ホールで聴こえる倍音成分)でもしてみよう。とオイラのスピーカーのスーパー・ツイーターのハイパス・フィルター特性を変えてみることにした。
これまでは10KHz/ー12dBだったものを、12KHz/ー12dBに変更です。(カーオーディオやミニコンポでは、ほぼ聞こえない音域ですね。)
オーディオ黄金時代にセットした、当時の高品質なコンデンサーやコイルは、製造メーカーも無くなり、またユーザーが少ないためか?。現在代替品はかなり高額になってます。
クロスオーバー周波数を10KHzから12KHzに上げると、高域エネルギーが減った感じがしますが、これまでLUXのアッテネーター(減衰器)を使い音量を絞っていました。
コンサートホールの音を聴いて、歪を極力少なくしようと思いアッテネーターを外す事を思い立ち、またアッテネーターの周波数特性のスペックは30KHzで落ちています。
パイオニアのリボンツイターは120Khzまで再生できるので、30Khzで落ち込む素子は取外して、コンサートホールのフワッとした臨場感や響きが、幾らか再現できるかなあ?
・・と思ったら、微妙だなあ~。歳で高い方の音が聞こえなくなってきてるか?^^笑)。
部屋のカーテンを開くといくらか良くなりました。 やっぱオーディオは「部屋」の大きさと音響が一番大事な要素の様です。
Posted at 2022/12/13 12:55:44 | |
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