登場当時、垂涎の的となっていた
「PENTAX K-7」。
あれから1年少々、後継機
「K-5」登場による買い替え需要が想像以上となったためか
中古相場の下落が思いのほか早く、SVX車検終了後辺りの何時かにでも仕入れよう…と、既に決めてはいました。
が、突然その均衡が破れてしまいました。
先月後半の連休前。マップカメラの中古価格が「赤札大放出」として大きく値下げしてきたのです。
それまで46000円だった「中古並品クラス」ラインナップの数々が、いきなりまさかの4万割れ。
買って しまい ました ww
(その後も値崩れに歯止めは掛かってないみたいですね)
しかし、ここでまた自分の中の「よけーなもん」に火が付いてしまい
よせばいいのにヤフオクをぐぐってみる。
ん?ヤフオクをぐぐる?文法がおかしい気もするが(゚ε゚)キニシナイ!w
・・・あるじゃないですか、この世に1000台・希少リミテッドシルバーの出物が。
自分内上限価格を超えたら潔く諦めることにして
一応入札したまま放ったらかしておいたのですが、まさかと思ってたら
落ちて しまい ました wwwwww
60000円。
え?マジでいいんですかリミテッドですよ相場で8~9万前後ですよ?
このままフジヤに下取り出しても利益出ちゃいますよ??ww
つーわけで、ペンタックス。まさかの主力システムへの返り咲きとなってしまいました。
(K-xやNex-5でサポートも出来る。特にNexはマウントアダプタが豊富なことから
ミノルタ/ソニー・ペンタックス・ニコンの各システムを万能にサポート出来ることになる、なにげに超便利なカメラでもあり)
・相変わらずの良好な操作感
これはもう、慣れがありますね。
*istD、*istDs、K100D、K10D、K-m、K-x(現用)と乗り継いで来ているので
メニューとかの操作も、直感で全部伝わります。
・完璧にピンが来るファインダースクリーン、しかも視野率約100%
無駄な明るさを捨てて「ピントが判る」ことを重視したファインダースクリーン。
生粋の一眼レフ使いにとって、これほど有難いことはありません。
写真を撮るという基本動作は、こういう部分の出来の良さから下支えされるのだと思います。
なお、スクリーン単体の型番を見ると、数字の末端が「60」。
透過率が上がって、明るく使いにくくなった前作・K10Dのものが「80」。
*istDsのものは、これが「60」。
で、銀塩時代の傑作機「LX」の西暦2000年記念機「LX2000」のアクセサリーとして用意され
知る人ぞ知るアイテムである、全面マットスクリーンの型番が「SE-60」。
おそらく、新開発ではないのでしょう。一番良かったころの「ナチュラルブライトマット」規格に戻ったのだと思います。
だってねぇ・・・ファインダーの見え具合、あの*istDやDsと一緒だものね(←最高の賛辞です。あのファインダーは本当に良かった)
・シャッタータイムラグはSONY A700に匹敵
0.065秒だそうです。確かに素早い。しかも静粛!
もうちょっと賑やかなほうが、撮ってる側はテンション上がるんですけどねwww
・ライブビューとしてはあまり使い物にならないライブビュー機能
表示遅れが、非常に激しい。
加えて、カメラを振ると被写体が斜めに歪みます。インターレース表示と思われ。
但し、92万ドット表示タイプの高精細液晶なので、表示精度は「拡大なしでA☆85/1.4開放のピンがそれなりには掴める」程度はあります。
ですが拡大表示は、当機種(つーかペンタックス)の場合「単なるドット拡大」なので、拡大すればするほどピンの山が判らなくなりますorz
デジタルプレビューにして、そのつど拡大表示した方が余程マシ。
まあこの機能は、この手の本格一眼レフにとって本筋の機能ではないので、さしたる弱点でもありません。
(逆に言えば、ここが大変しっかりしていたライブビュー一眼のNexには本当に敬意を表したい)
・カメラ出し画質は相変わらずそれなり
色合いは結構いいとしても、あまり言うほど解像感はありません。
画像処理エンジンのアルゴリズムは基本的に従来と似ているようです。歴代機種といっしょならカシオ製・・・?
また、各所で言われるように、確かにノイズは多めです。
(銀塩やってた身には何ひとつ気にならないんですが、最近は世間一般的にもこの部分には過敏ですね)
K-7だからとかペンタだからという事はなく、この部分には「何所のどの機種にも」期待していません。
RAWが出せればそれでOK。
画像への最終出力は、現像ソフト「RawShooter」で、自分でやってしまいます。
クリックで一部を等倍切り出しした比較画像

smc PENTAX-A☆ 85/1.4
1/800 f6.3
まだRawShooterの方が僅差で勝っています。更にシャープネスを上げようと思えば上がる状態でもあり・・・
《いつも出てくる『RawShooter Premium』とは》
かつて、欧州Pixmantec社がリリースしていた、精緻な解像力と極めて軽快な動作・直感的で明快な操作系が特徴のRAW現像処理ソフト。
かの名ソフト「Captuer One」の直系とも言うべきソフトで、特に解像力などは
当時のSilkypix辺りなどとは比較にもならず、本当にベイヤー配列素子で撮ったのかコレ?と思うほど。
色合いは基本的に地味系だが、その気になれば後処理も出来る事なので、あまり問題は感じない。
このような優れた性能と、それに見合わぬリーズナブルな価格が御大Adobeの逆鱗に触れたか、
「LightRoom」販売戦略のため?に会社ごと買収して取り潰された経緯を持つ。
このため企業自体、既に現存しない。
(今はどうか知らんし興味もないが、少なくともリリース当初のLightRoomなど足元にも及ばない諸性能だったのだ)
インストールにweb認証は採用されておらず、幸いなことに今でも購入時のシリアルキーでインストール/起動可能の状態。
対応機種が現行のラインナップをサポートしていないのは至極当然だが、様々な裏技でRAWファイルの機種名を偽装し、延命運用中。
自分にとっては、困ったことに取って代れるものが未だに存在しない・・・・・。
ここまで書いて気付く。
果たして、これだけのハードウェアを取り揃えても
それを本当の意味で有効に活かす機会はいつ訪れるんだ・・・?
orz
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Posted at
2010/12/08 00:27:48