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イイね!
2012年07月31日

小さな車から出てきた小さな命の・・・

 

【警告】虫画像多発ですw
くれぐれも嫌いな人は拡大を踏まないでね・・・w


しかも今回かなりリアリティあるので、なおさら注意!ww


--
さっきの事。
明日(徹夜になってるんで便宜上寝るまでを7/30とす)の出勤が夕方なので
時間合わせも兼ねて、無事到着していたKeiのバンパーガードに
ちょいと細工などをすべく、玄関へ出てゴソゴソとしてました。
まあ、そのへんの顛末は近いうちに整備手帳に載るので、そちらを参照頂くとしまして。(8/2追記;できましたー)


玄関には、鉢植えのゴールドクレストが据えられている。
その一角に、ひときわ鮮やかな緑色をした、細長いのがゴソゴソと動いた。

なんとそれは
脱皮中のカマキリだった。

断定は出来ないが、恐らく
この前救援し、野に放った個体の一匹である可能性が極めて高い。

こんな場面を見るのは、子供時代から通算しても
初めての出来事だ。
時に、午前4時半。

さて、作業などをしながら、その傍らで見守ってみる。


彼らの脱皮は、必ず「上から下」
高い位置から、重力を助けとして、自重で振り落とす格好に近い。

で、この子も御多聞に漏れず
このように↓ぶら下がっているのだ。



が、どうにも様子が変な気がしないでもない。

確かに自重落下式に構えてはいる。
しかしだ。

「これってもしかして四肢が固定物にグリップしてない・・・???」

私も昆虫ブリーダーや、ましてや学者でもなんでもないので
これが正常な構えなのかどうか、にわかに判定が出来ない。

ただ、作業の間、1時間も経つのに
絵が変わっていないのである。
時おり体を揺すったり、足を動かしたりしているが

まさか。
掴まるものがないから、最後の一節が抜けないなんてことは・・・

いやいや、彼らとて天然自然を生きる生物。
自然の摂理に則っての、本能的行動かもしれないぞ?
外殻が乾燥・固化するのを待ってるだけかもしれないし・・・

迷う。
私はどうすればいい?

引っこ抜くなんてのは論外中の論外。下手こいたら即死モノの大怪我になる。
それとなく割り箸などで足場を用意してみる?しかしこれもビックリして暴れたりしたら・・・

脱皮ってのは、風向きが変わっただけでも成否に関わる
極めてデリケートなものなのだ。

しかし、このままにしたとして
翌朝おなじ絵面でヒモノにでもなっていたりしたら・・・

相手はそうは思わなくとも、自然の摂理を大義名分にして
見殺しにしたかのような後味の悪さを感じることになりそうで。

・・・一か八か。
こいつがぶら下がっている枝の、上の方をつまみ
絶対に揺すらないように細心の注意を払い、いったん垂直に起こしてみた。

がしっ。



それを待っていたかのような動きだった。
四肢を枝葉に、がっちりとグリップした。

やはりそうだったのか?
お前は、掴まるものを待っていたのか・・・?

少し心配しつつ、作業も放り出して見つめてしまう。
ここまで来たら、もう乗りかかった船だ。

やがて、暫くの沈黙ののち
そいつは、やおら大きく体を揺さぶり・・・

すぽっっ



・・・抜けた!
脱皮成功だ!!


見てるこっちの胸が熱くなってきてしまう。
やはり、手助けは正しい判断だったのだ!

一度ならず二度までも・・・本当に、お前は世話の焼ける子だw

これで恐らく、あと1~2回の脱皮で
成虫へと変身できるはず。
もう既に、翅芽(翼のもと)もハッキリと見て分かる。


こうして大きく育つことの出来る幸運な個体は、少ない。
1つの卵のうから200匹出たとして、良くて10匹、悪ければ1~2匹しか
成虫になることは出来ない。

生垣にも、例年と違って常にどこかに誰かがいる感じだが
その個体数は、体の大きさと反比例して、もはや少ない。
特に褐色タイプの活動が見られない。壊滅したのか、私の観察力が及ばないだけなのか。

だからこそ、ここまで頑張ってきた奴を目の前にして
見殺しには出来ませんでした。

自然の摂理を、人間の智慧で捻じ曲げた行為なのかもしれない。
前回の救援の段階でも、それは思った。

でも、智慧を貸さずにはいられない。
それで元気になった奴の姿を見るのは嬉しいし。

たまたま居合わせて、たまたま手を貸す機会を得た幸運。
きっと生かして欲しい。

お前は運がいい。
達者で暮らすんだぞ・・・!


いざ往け!その大鎌を振りかざして!




・・・それではおやすみなされー_(┐「ε:)_





ps.
おはようございません_:(´ཀ`」 ∠):_

今(08:45)、ゴールドクレストから生垣へ避難させてきたところです。
何しろこの木は非常に危ない。
多数のクモの巣と、あと・・・オオアシナガバチの巣が潜んでいる可能性があります。
(むろん、そうであればさすがに情け容赦なしの排除対象ですが)
この場では、餌はなく、罠ばかりが潜んでいる状態。
むざむざ餌食になるのを待つようなものです。

可能な限り、彼らとは違う「智慧」で護ってやろう。
それがニンゲンの心意気、ってなもんさ。



------

《7/31 PM16:30追記》

今朝放流した奴は、外皮も乾燥し
早速獲物を待ち構えて戦闘配備。
(彼らは主に、木に付着する害虫(コナジラミ、アオバハゴロモ、毛虫等)を食い荒らしてくれているようで、実は地味に役立っている)



そんな彼らの健在な様子を見届けて出勤しようとした矢先・・・



ぼとっ。


え、なんか足元に落ちた。かなり盛大に。

・・・羽化したアブラゼミだった・・・orz


えー、言うまでもなく
転落し地面で転がってる羽化直後のセミなんて、餌食以外のなにものでもありません。

必死で登れる場所を探し始めるセミ。


・・・・・だぁぁぁぁ全く!どいつもこいつも・・・(´・ω・`)


結局、こんな状態で
救援を試みてしまったのでした。
(画像はちょっと得手不得手が蟷螂以上に別れそうなのでリンクのみ)

手近に木っ端が転がってて良かったよ、全く・・・

まあ、多分これで乾燥を待てば
数時間後には立派な喧しい発音体の出来上がりですよw

仕方ないね。またしても見過ごせずに人間の智慧を貸してしまった。

だってねぇ・・・
地中で過ごす数年間と、余りにも儚い成虫の一生を思うと・・・ねぇ。

とにかく出来ることはやった。
運があるなら生き延びろ。そして羽ばたいて行け。

・・・死ぬなよ、こんなつまらん所で・・・

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Posted at 2012/07/31 07:15:08

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この記事へのコメント

2012年7月31日 20:47
脱皮に羽化とは、中々レアな場面ですね。
そのカマキリも「ナイスでーす」と思ったに違いないw

助けた子達は、きっと恩返しに来るでしょうw

こういうサバイバルは意外なほど近くで起こっているんですね。
コメントへの返答
2012年7月31日 22:07
「頑張れ・・・!総てはチャンスだで!!」ww

いやはや、典型的「田舎の庭の出来事」のオンパレードですw
今の家に越してくるまで、随分こういうのと縁遠かった気がします。


本当は、こういうとこで失敗した奴は
他の生物の為の食物となってゆくのが
自然の摂理ってやつなのかと、思わんでもないんですけどね・・・

例えばレミィちゃんが、行き倒れた人間を放っておくのも偲びず
紅魔館に匿ってしまって、そこで死ぬ筈だった運命を捻じ曲げてしまったりするのと・・・似たような事かもしれません(*´Д`)

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