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2015年04月27日

苦節半年、水島臨海鉄道のニューフェイス(?)を撮る

苦節半年、水島臨海鉄道のニューフェイス(?)を撮る
数年前。
弟とともに、千葉は木更津の「久留里線」を撮影しに行ったことがあった。

目的は、リバイバルの目玉となっていた「キハ30の国鉄一般色」



目的それ自体は辛くも達成したものの、天候はお世辞にも良好とは言えず
かつまた、キハ30の運用自体、午前の早い時間で打ち止めとなってしまった。

それでも、唯一無二の想い出(であり、かつ国鉄華やかりし幼少期の、往年の想い出の光景の再現)となった、貴重なひと時となったのでした。

その久留里線には、プレハブ気動車が走ることになり
想い出の光景は、二度と戻らぬ幻想入りの光景となり

…そして去年のいつだったか、あの時の気動車たちの一部が
大挙して水島臨海入りしたことを知りました。
水島入りしたのは、キハ30×2、キハ37×3、キハ38×1の合計6両。

当然、そのうちの半分は国鉄色を纏っている…ということも。
 
久々に「鉄」の魂に火がついた。
キハ20の事実上の引退は惜しまれるが、ここにはまだ
向こう当分にわたって、国鉄色ディーゼルカーの灯火が遺される。

近所ではないか。ここで狙わずしてどうするか。

…しかし、撮影成功への道は想像以上に遠く険しいものとなる!

行けども行けども

来るのは

水島ブルーのキハ37ばかり_(⌒(_`ω、)_ 

資金と天候とスケジュールの整合する隙を突いて通うこと、半年で4回。

全 滅 。
車庫に鎮座する国鉄色を、悔し涙を噛み締めながら
指をくわえて眺める日々が続きました(←アホ

いや実際、あまり悪し様にハズレと呼びたくはないんですけどね。
なにしろ、このキハ37は、生産台数この世に僅か5両という超希少車。
地方線区の体質改善を狙ったニューコンセプト気動車として、次代を期待されての登場だったが
ときの国鉄に、これ以上この気動車を増産するだけの体力は、既に無かった。
この不遇の気動車の、実に6割がここに集い、水臨の朝夕を支えてゆこうとしているのだ。
その姿がここに在るというだけで、それは実際、「奇跡」と呼ぶに充分すぎる。

それに、 いかにも国鉄的な垢抜けしないマスクに、これまた何処か垢抜けしない塗装と相まって
これもまた昭和の残光といえる雰囲気を醸し出している。
国鉄色が絡んでいなければ、ここの筆頭被写体たりうるものだ。


この月曜日(4/27)、前日突然の予定変更で勤務が無くなった。
天候を見ると、西日本には雲どころか水蒸気すら殆ど掛かっていない。
今月は二度、水島を訪れているのだが、資金的には「あと一回」ギリ許容範囲。

また外れたら怖いなぁ:;(∩´﹏`∩);:  

…と、思っていては何も事は進みません。
このさき5月半ば辺りまで、何処で休めるかもはっきりしない、過酷な日々が始まることは解っている。ならば身体を休めるか…身体を使って精神を休めるか、だ。

精神の静養を選ぶことにした。
もしまたハズレでも、そのときは吉備線へでもなだれ込めば、なんらかの結果は得られるだろう(後述あるが、吉備線もまた「国鉄色パラダイス」、JR西日本の気動車単色塗りが「首都圏色」そのものだったため、ここは赤いキハが我が物顔で往来する素敵な路線と化したのだ)

撮影前の早朝は、いつも三菱自工前の車庫を見に行く。
ここで、その日の概ねの運用予測が立つからだ。
(前回の撮影時、国鉄色はエンジン起動までしていながら出てこなかった(´;ω;`) おそらく庫内入れ替えをしていたか、あるいは運用差し替えの瞬間だったのかもしれないが、あの時のかなしみといったらもうね)

で、今回だが。
青いキハ37は…編成自体組んでいない!検査入場に入ったのだ。

苦節半年、五回目の挑戦、
とうとう当選確実きました。

ここで興奮のあまり泡喰って動き出したのでは、結果も知れたものになる。
メシでも喰って落ち着こう。一日分の半分の野菜お好み焼きと、一日分1/3野菜の鳥塩スープだ。これだけ食ってカロリーは300kCal程度。
(摂取制限の人体実験中なんです…私デブゥなんで;;)

日照は問題ない。ならば青空を味方に引き入れての撮影が可能。
理想的な絵が得られるはずだ。

まずは自分の定番のひとつ、球場前へ出撃。
西富井からの長くダイナミックなストレートに狙いを定め

─ついに、彼らの生きて走る姿と対面した。(以下クリックは原寸表示)

NEX-5R
MINOLTA-AF 75-300/4.5-5.6(Ⅰ)


DSLR-A580
TAMRON-SP 80-200/2.8LD

空模様も、これからの季節のごく早朝しか正面に当たらない日照も、すべて理想的。
これを押さえておかなければ、なにも始まらない。


感激に浸ってる間はない、彼らはすぐに倉敷から引き返してくる。
この場所の逆を向いた構図は、先頃ロープが張られ、消滅してしまったことを知っていた。(キハ20毎月第一日曜復活イベントの撮り鉄対策ですね)
なので、少し先の踏切付近に場所を移動。


DSLR-A580
SAL1650(DT16-50/2.8)


NEX-5N
MINOLTA-AF 50/2.8Macro

雲ひとつない青空が最高だ。ここは晴天でなければ撮っても意味がない。


さらに状況は継続。あと1往復、朝の運用がある。
今度は「昭和の風情」と絡めて撮るべく、浦田付近へ車を進める。

路線の半分が高架線である水臨にあって、まともに地平を撮れる場所は限られており、おのずと絵も限られてくる。
その中にあって、浦田駅付近の佇まいは、最も「国鉄と昭和」を実感できる場所なのではないかと思うのだ。

まずは、小さな畑と昭和レトロな箱型マンションの織り成す箱庭のような光景から

DSLR-A580
SAL1650

そして大本命・浦田駅至近の「昭和レトロカーブ」

DSLR-A580
TAMRON-SP 80-200/2.8LD

キハ38の、ちょっと強引な国鉄一般色の顔をアップで狙う。

NEX-5R
MINOLTA-AF 75-300/4.5-5.6(Ⅰ)


なお、このキハ38国鉄一般色案、じつはかれこれ10年ほども前に…



…既に私自身が踏み潰したウソ電の道だったのよ_(⌒(_`ω、)_ 
また実現してしまいましたね…


いい一日になりそうな手応えをかみ締めながら、夕方までの時間は吉備線へ。
以下、第二部に続きます( 
ブログ一覧 | 鉄道 | 日記
Posted at 2015/04/29 04:09:15

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この記事へのコメント

2015年4月29日 21:18
そうか、水臨のキハ37の既視感は「いまいち萌えない娘」だったか…

国鉄色は青空が映えますね。
コメントへの返答
2015年4月29日 22:35
いまいち萌えない娘www

最高の一枚を追い求めて…
今日も空模様との睨めっこが続きますw


やるからには最高の姿を撮りたい。

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