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イイね!
2016年06月01日

スマートカメラの真打ち、我が家へ来たる。 SAMSUNG EK-GC100

この前、おニコン様の「スマートカメラ」、Androidデジカメ「Coolpix S810c」を購入したことは、つとに述べたとおり。

初代・S800cから、レンズ倍率や端末のマシンパワー拡大など、相応に力の入った改良が施されたカメラでしたが、残念ながら画質は凡庸な薄型高倍率コンパクトそのもの。

いろいろ調べるうちに
これがどうやら私の要求を満たすものらしい、というのが
意外なところから見つかった。

半島SAMSUNGですw

ギャラクシーシリーズで世界に勇名を馳せる巨頭ですが
まさかこのメーカーが、こんなカテゴリの商品を、日本よりも実用的なレベルで実現していたなどとは、思いも寄りませんでした。
ありていに言えば「眼中になかった」w

その名もずばり「ギャラクシーカメラ」、EK-GC100…!!

…あれ?
なんでいきなり筐体オープンなの、自分…


…つくづく、こういう中古品の買い物をして、ただでは済まされない奴w


原因はこれです↓

なんでいきなりCMOSホコリなんですかねぇ…(困惑)
まあ、思いのほか超絶簡単に対処できたからいいようなものの。

構造はニコンに比べりゃ、ガキの遊び程度のシンプルさです。
シールで隠しネジになってる外装ねじは全てプラスねじ、
外してしまえば背面の液晶パネル部がハーネス1つで繋がっているだけ。

これだけで、カメラ機構部にアクセスできるので
真ん中の丸いシールを剥がして、3点ほどネジ留めされているCMOSを
ちょいちょいとオープンして、ブロアーひと吹き。

以上!

セルフメンテナンス上等、めっちゃ整備製いいですww
パーツ取り品とかあれば即座に自分で交換修理できるレベル。

(…だからさ、スマホもデジカメもDIY前提で組まれてるってわけじゃないんだぞと小一時間)




で、ニコンとの差。

・筐体がデカくて重い
これは自分にとって短所ではない。
なにしろ画面が最新鋭スマホの大きさなので、視認性がまるで異なる。
本体がデカいぶん、レンズがデカくて大口径(f2.8-5.9と全焦点域で軒並み1段ほど明るい)
また、ニコンにも増して、本体の熱安定性は磐石です。(後述)

・マシンパワーが段違い
CPUが比較にならない。現行スマホでもかなり上位といえるクワッドコアのを積んでます。
メインメモリが倍以上。
その挙動の軽快さは、全くもって「カメラ兼アンドロイド」の折衷案などとは感じられない。

・映りが比較にならんほどいい、カメラのコントロール系統もフルモード使用可能
惜しまれるのが「RAWが出せない」という一点のみ…といえるほど、カメラ部分は強力です。
P/A/S/Mのフルモード使用可能、絞りはNDフィルタではなく1/3段刻みの「虹彩絞り」
御大SONYには及ばないものの、BSI(裏面照射)CMOSは、ISO400程度までなら全然いける。
多少、ノイズの処理が日本の最新鋭機には及ばない(消し方・残し方が適切でなく被写体状況によって処理ムラがある)、明暗差にいまひとつ弱い(白とび黒つぶれに気を使う必要がある)等々、まあ数世代前の日本コンデジの感じといえますが、土台となるレンズの解像力が、じつに頼もしい。


以下実写(クリックで原寸)

いきなり21倍(500mm弱)の最大望遠

空気が揺れているので本来の状態ではないが、破綻のまったくない解像力が充分伝わるかと。

同じく最大望遠テスト

この辺で「おお?!」と思わされ

ワイド端22ミリ相当

この辺で「…これは相当なめっけもんだぞ?」と痛感。
ハイライト重視露出なので暗部が潔くストンと落ちてる感はあるが、潰れまでの繋がりはスムーズで、不自然さはあまりない。


ズームレンジ全域において、周辺まで安定高解像。
これは、常時携帯していれば、いざという時に必ず「持っててよかった」と感じるはずだ。


暗所だってワイド側ならここまで撮れる!
光学式手ブレ補正は、日本の新鋭機にも迫る性能を見せます。



ものすごくマクロに強いとはいわないが、フィギュアだってこの位には寄れる。

自分はフィルム世代のため、多少の粒子感は気にならない。
それどころか、多少の輝度ノイズなら、視覚的に「擬似ディティール効果」を生むので
あえて塗り潰さないほうが好みだったりする。
明部も、あまり塗り潰さずに多少残っても問題なかったんじゃなかろうか。
惜しいのは、その塗り潰しとノイズ部との閾値が、やや明確であること。
初期の裏面照射CMOS搭載ソニー機に、よく見られた傾向だ。


いやはや、これだけ撮れりゃ御の字ってやつですよ。

S810cだと周辺がからっきし弱いんで、こうは安心して撮れない。
比較すべきは、もはや普及クラスの高倍率薄型コンデジではなく、数世代前の高級タイプコンパクトデジカメが相応といったところか。



ところでまた「カメラで艦これ」なんですが(← 

ひとことで言って「サックサクに動く」

あと、負荷の大きいフラッシュムービーの連続再生なんで
必然的にCPUが熱を持つんですが…

この春イベント海域の最中、うかつにも操作途中で6時間も寝落ちしてしまうという愚を冒したのですが、

何事もなかったかのように「操作待ち」のまま動作してましたw

筐体も生暖かい程度で、熱暴走(=防止のため自動シャットダウン)などとは無縁でした。

液晶パネルの基部が、全面マグネシウム合金のシャーシベースを為しており、ここに多くのリブが迷路のように立っている。
どうやら、ここが基板のヒートシンクとして設計されているっぽい。
また、発熱部位と撮影素子部が完全に隔離されているのも解る。
さらに、
おそらく本体前面モノコックフレームも、全金属製。

宿命的に高負荷高温を前提とした動作をつねに強いられる「デジカメ」であることをきちんと理解した設計で、安心感も安定感も薄型スマホの比ではなかった。
この部分において、さきのニコン機もそうだが、大柄かつ金属を多用したフレームやシャーシという本体構成が、段違いの熱安定性をもたらしています。
薄く、軽いばかりが正義ではないのです。


いうまでもなく日本未発売機種で、おそらく格安SIM以外では単独通信は無理と思いますが、この「GC100」であればSIMスロットは完備されているので、やってやれない事はないと思います。
ただ、バッテリはお世辞にも強力とはいえないので、現実的ではないかもしれませんね。
なお廉価版のGC110はwifi専用機です。出物があれば、これでも充分だったんですが。


なかなか、ガラパゴス日本では大成しないジャンルだと思いますが
自分の用途に照らしてみれば、これほど理想的なものはなかなかないです。
夢があって楽しいです。遊べます。
あくまで「アンドロイド端末」である、ということをきちんと理解していますから。

これから使い倒しますヽ(*´∀`)ノ 



--
で、予備機の確保なんだが
やはりもうセカイモンに手を出すしかないかなぁ(← 

ブログ一覧 | 写真・カメラ | 日記
Posted at 2016/06/01 19:28:07

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この記事へのコメント

2016年6月4日 0:26
でもギャラクシーってことは、お高いんでしょう?


というかデジカメって精密機器なのに結構すぐ脱げるんだね(驚愕
コメントへの返答
2016年6月4日 9:33
もともと輸入雑貨なんで、相場があってないようなものですw
あれば10000前後でかえることもあるし、5万以上の値付けをしてても売れる時は売れてしまうようです(でした?)

総額2万以下でしたw


なお、日本の高密度実装デジカメだと、絶対こうはいかないw
(ニコンのは、ハーネスをいくつも外した挙句、マザボのバッテリ端子の半田付けを外さないとカメラユニットまで届きません)

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