4月。
こんな情報が舞い込んだ。
岡山北部エリアに“郷愁”観光列車「みまさかノスタルジー」デビューへ
国鉄一般色といえば水島臨海と相場が決まっていたが、まさかのJRも…である。
但し、土日運行である('、3_ヽ)_
これは即ち「私の勤務形態では、逢う機会がまずない」ことを指す。
近所でありながら、遠巻きに思うしかないものかと観念した。
しかしまあ、もし万が一、晴れた土曜か日曜に単休あれば行けることは行ける場所。
そういう機会が実際にあってから慌てるのは無様なことだ、と思い立ち
くだんの赤い廃墟を訪ねてゆく途中、軽いロケハンを兼ねて、赤いキハでも撮っていこうということで沿線に立ち寄る。
場所は、あとから調べたらまあまあ有名ポイントであった「玉柏駅付近」
赤磐市へ向かう県道の道すがらで見つけた。
見たら、同業者がひとり、車を置いて三脚を立てている。
やはりこの地域は話題を呼んでいるのだなぁと、その場は特に意識しなかったのだが
その方が、何を狙ってそこに佇んでいたのかを、ものの数分と経たずに私は知ることとなる。
玉柏駅に入線し、そのまま通過してくる「快速ことぶき」を見て、わが目を疑った。

SONY Nex-7
SEL1650PZ
なんという巡り合わせか。
それは紛れもなく「みまさかノスタルジー」専用車、国鉄一般色のキハ47改だったのだ。
偵察用の装備だったので、叶えうる最高画質とはいかなかったが
なかなかどうして、簡易撮影レンズであるSEL1650PZが踏ん張ってくれた。
青い空と新緑萌える里山、沿線を染める菜の花…
これが最初で最後になっても悔いはないレベルの、幸運な一発となった。
この日は、帰りに立ち寄った時にも撮ったが
即興でググった運用順序の理解を誤り、4連の「ケツ」に付いた状態で津山から帰ってきてしまった。
後追いで撮るべきだったのだった_(⌒(_`ω、)_
ただ、あとからさらに調べるうち
あることに気付いた。
参照;津山線車両運用表(沿線での確認の結果、間違いなくこの通りです)
http://blogs.yahoo.co.jp/kiha127_shinkaisoku/13581064.html
まず、平日は一般運用に入っていることがはっきり解った。
この日は4/19、火曜日。
見たとおりの運用で合ってるのなら、32運用。
ならば、そのまま流れて土曜日になったらどうなるか?
土曜日に36運用に入るとすれば、それは
「みまさかノスタルジー号」の運用と合致する。
ノスタルジー号は、ヘッドマーク付き「快速みまさかノスタルジー」の、前後の運用にも普通に就いていることは知っていた。つまり、運転そのものは定期列車なわけだ。
土日の運転なので、何らかのシフトを組んで、土日を同じ36運用で走っているものと思われる。
ならば、土曜日に至るまでのローテーションはどうなるか?
ここが勘所とみた。
次の休日が金曜日、推測どおりなら35運用で早朝の岡山発快速に充当されているはず…!
推測は、正しかった。
--
4/22(金)

Nex-7
SAL1650
狙い違わず、それは推定時刻どおりに玉柏を通過した。
自信を持って確信した。
国鉄一般色は
「決まった曜日の決まった時間に、必ず同じ場所に現れる」
検査の入らない限り
月曜;31運用からスタートし
火~金曜を35運用まで順番どおり回り
土日の「みまさかノスタルジー」36運用(連日)で一週間を終える流れだ。
次回から、総力戦を挑んでみた。
--
5/5(木) 快晴

SLT-A77V
MINOLTA AF 50/2.8Makro

Nex-7
SAL1650
旭川の川岸で

OLIMPUS Stylus-1

SLT-A77V
SAL1650
この撮影時、トランスルーセントミラー付きのA77と、レンズ素通しのNex-7に明確な画質差があることが判明し、後日半透過ミラーを撤去、AF機能をKillし、MF専用の「SLT-A77V改」となる
野々口の段々畑

Nex-7
SAL1855

SLT-A77V
SAL1650
法界院付近

SLT-A77V
SAL1650
三色団子。この雑多なごちゃまぜ感が、また国鉄らしさを感じさせるw
後半、空が濁ってしまったが、それでもよく持ったといえる。
--
5/19(木) 晴れ
この日は、面白いものが撮れた。

SLT-A77V改
SAL1650
国鉄色の二色編成。
片割れが検査入場のため、相方を赤いキハ40が代走。
こういうの好きです。大好きですw
そしてこの日から、
あの決戦兵器を導入
高倉山山頂の大俯瞰

SLT-A77V改
SAL70200G
--
6/2(木) 快晴
なぜか木曜日の休みに晴れる。木曜は運行本数が多いので撮りやすい。
ここ三回連続の撮影、奇跡の木曜日とでも言おうか。
旭川を悠々と往く国鉄一般色

SLT-A77V改
SAL1650
いよいよ深まる緑の山

Nex-7
SAL1855
ついに、満を持して、SAL70200Gが吠える
牧山-野々口間

SLT-A77V改
SAL70200G
そして迎えた、大本命の一枚
神目駅

SLT-A77V改
SAL70200G
木曜を、しつこく狙い続けた理由が、これ。
夕方の岡山行き4連、進行方向の前側で走ってくる。
(先日の法界院のカットがそれですね)
この姿、所定の土日「みまさかノスタルジー」では見られない堂々の勇姿

Nex-7
SAL1650
とりあえず、可能な限りのことを頑張ってみた。
なかなかに充実した撮影だった(くだんの赤い廃墟とか含め、いろいろと)
まもなく、今週末をもって
「晴れの国おかやまデスティネーションキャンペーン」は終了し
「みまさかノスタルジー」号も、運行予定期間をひとまず終了する。
このいでたちは、ラッピングなのだろうか。
車内にまで改装を施しているから、まだ何か使ってくれるのか
それとも、ひと時の夢を見ることが出来たのか
今後の去就に、注目しています。
Posted at 2016/06/23 00:09:27 | |
トラックバック(0) |
鉄道 | 日記