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gochi-zohのブログ一覧

2015年08月08日 イイね!

弟が乗り換えたそうな

わが弟がクルマを乗り換えたという。

ZC11Sスイフトから、HG21Sセルボへ。

シブい選択やなぁ。また面白いクルマを選んだものだ。

詳細はこちらを参照。また年式グレードおしえてちょーよ)




弟は、(家庭の事情との兼ね合いもあり、それとの最大公約数として選んだであろう)ZC11sは
「あまり面白いとはいえない」と感じていたようだ。

彼は私よりも「クルマとの人馬一体感」を肌で感じるタイプ。
免許取りたての時、私の元上司から
「使うんだったら譲るよー」ということで受領した最初のクルマが
M/TのE-GA2「City」
これがもう、低速トルク皆無・エンスト直行便・回して楽しい、譲渡した本人も認めるじゃじゃ馬で
この車で安定して坂道バック出来れば大概のミッション車で通用するよと言われたほど。
いきなりこんな車に鍛えられ、あまつさえそれを飼いならした彼は
そのままEF5 CR-Xの5M/Tという、おそらく彼が生涯忘れ得ぬであろう「愛車」と出会い
決して走り屋ではないにせよ、「クルマと一体となって走る愉しみ」を知る一般ドライバーとなった。
なので、弟のクルマへの要求レベルは、私とは比較にならんほど高い。
(あのZC11Sですらコレなら初代Vit○とか発狂モノかもしれないな…w だって私が発狂しかけt)


業務命令で、会社が貸し付けた金で、仕事の合間に寸暇を割いて通うことを強いられ、それでも卒業期限に後がないところまで追い込まれ
ほうほうの体で、辛くも「A/T限定」をもぎ取ったに過ぎなかった私とは、えらい違いだ。
(我らは7年差の兄弟だが、免許を取ったのがほぼ同時期だったりする。彼は大学生だった)
M/Tは初日で諦めた。A/Tすら満足に動かせない状態なのに、仕事をしながらでは覚えられない、次に登校する時には今日やったことを身体が忘れている…と判定し、第一回の実技の履修完了を棄ててコース変更の申し入れに至ったのだ。
これをこのまま漫然と、あるいは強引に推し進めていた場合、今頃クルマの運転が出来ていない可能性が高い。卒業に間に合わないことが発生しただろう。
斯様に私は落第寸前の「ドライバーの劣等生」だったのである。
(なお、6年ほど後に講習を受け限定は解除した。だが「それは自分自身が進んで乗るものではない」という考えに変わりはない。その割にはA/Tレバーをコネコネして常時クラッチレス状態で走るけどw) 

その私がSVXを乗り回し
こんなとこで駄文をしたためているのだから、人生なんて一寸先はナントヤラ。


兄弟揃って、拘るモノにはとことん拘るところは似てる気がします。
方向性は違えど、未だにSVXを維持し続けるのも「拘り」ですからね。
(あれ次回車検には全塗装できんかな…どっかで安く出来るトコありません?ww)


彼の究極目標はS660のようだ。

やはりそう来たか。
というか、一時期E-PP1無限ビートをパートナーにしていた彼に、それ以外の何があるのかともいうw


ならば私は、アルトターボRS。Keiの後継はこいつと既に決めている。

力強いフェイス、熱い躍動の走り。もうコイツしかなかろうて。
ひょろ高いだけのクルマは要らん。


但し黒ゲート号を向こう5年やそこらで廃止する気は毛頭ないけどなw



でも、目指すものが既にあるってのはいいことだと思うし。
その日まで、まだまだ頑張ってもらうけんね。



ps.
カー○スの手口ってどうなん、これ…w
買取価格を知りたきゃ売却を誓約せい?ありえん。順序が逆だろJK。
Posted at 2015/08/08 15:30:40 | コメント(2) | トラックバック(0) | チラシの裏 | 日記
2015年05月19日 イイね!

「そ、そんな、速すぎる…」

多くは申しませぬが 



孵化の時期を見誤りました('、3_ヽ)_



保管してた去年のチョウセンカマキリの卵のひとつが、リビングでいきなり孵化してしまいました。



大パニック(← 
 
大多数は庭に孵したけど、まだ一日2~3匹は安定して見つかる有様。



ああ、黒ゲート号の次は家ん中だよ…orz





こいつの子供達です↓ (一応閲覧注意で)

その鬼神の如き烈々たる闘志、付けた名前が「デス1号」←

獲物を狙うその表情、まさしく「死神」


なんと6個もの卵のうを遺し
なんと3月初旬まで「健在」でした。
はい、息も絶え絶えではなく、亡くなる3日前まで普通に蛾をとっつかまえてました。


画像のタイムスタンプ(exif)が示すように、3月を迎えてなお
これほどまでに壮健な姿を保っておりました。

が、この写真の前日から、ついに嘔吐が始まり
もはや最期近しと悟り

早くも咲き始めた山の桜を、一枝だけ摘んできました。
彼女が、桜咲く頃まで生き抜いた証しを刻むために。





通年の観察結果から、どう早くても5月末と見積もっていた孵化時期を見誤ったため
庭への配置が遅れ無用の犠牲が出てしまったことを、詫びねばなりません…


庭へ旅立っていった、少し早生まれのデスJrたち


彼女のものを含め、保護していた飼育個体の卵のうは、全部で10個。
あとの8個を、大急ぎで庭や公園に配置。


今年も、子供達の誕生が楽しみな季節がやってきた。


まあ、ここでは「ぼちぼち」にしとこうw あんまりやりすぎると虫ブログになってまうしw
Posted at 2015/05/19 07:23:09 | コメント(0) | トラックバック(0) | チラシの裏 | 日記
2015年04月21日 イイね!

安物家電のチャイナリスク(おおげさ

こないだ、こんなものを買った。

またスピーカーか( 

(今度はBlueTooth接続による無線拡声器としての可能性を切り拓いてみようと思い…)


てか、これって昨今よく見かける形状のものだけど、安いんだこれが。

1180円。

これなら音が出なくても笑って済むわいと、遊び半分でポチってしまった。


さて、これはご他聞に漏れず、れっきとした「中華製」。
本国からの直送ということで、約二週間の待ち合わせの後、現物到着。

さっそく音を出してみる。

お、意外と普通に音が出る。
接続も問題ない。

ただ、

音がステレオじゃないことに、すぐ気付いた。

BlueTooth接続以外ではどうなん?ということで、有線接続してみるが

やっぱりモノラルじゃないかwww


昨今のBlueToothスピーカでは、モノラル構成自体はそうそう珍しいことではないので、それはそれで構わんことなのだが

無駄に左右独立で付いてるスピーカが、こけおどしのようで、ちょっと切ないw


よし、分解だ(←
あわよくば回線接続ミスなど是正できれば、という考えもあったので。
(よいこはマネしちゃだめだぞ?おいちゃんとの約束だ!w)

そして私は、チャイナリスクという言葉の意味を知ることとなる!!(← 


これを見てください。



えーと、私が買ったのは「新品」です。

・どう見ても使い古しの中古リチウムイオン電池を
・半田で配線カッ付ケ
・(必須ではないが)温度センサー配線なし


かの国では、こういうのが爆発するんでないのかねぇ?www
まあ充放電は正常に出来てるし、バッテリ自体は仮にもサムソンの正規品だから
保護回路は正常動作してくれるであろう…ことを願いたい(

私ならもっとマシな半田付けをすr(





肝心のスピーカはユニット構成で、わりと堅固なカプセルに小型で強力なドライバーを接着固定。
この辺はなかなかいい感じ

センターに黒い四角いものが見えるが、これが量感のある中低音を実現している。

シブいですねぇ。これ、パッシブラジエータ方式です。
この辺には、少し唸らされた。
(パッシブラジエータ、とは)←最後の項目参照


基盤を見てみると、どうやらアンプICは2つある。

…アンプが2つ、左右並列で付いてるのに何故出てくる音がモノラル?!

部品をケチってモノラル回路で2スピーカをドライブしてるわけでもないから、ステレオ構成とコスト的には何ら変わらないぞ。

基盤は多層基盤なので、回線を解析することは出来ませんでした。


なんか、そこそこよくできた部材をいい加減に組み合わせたうえに
ちょっとヤバめの電源を括りつけて、ハイどうぞ新品アルよ^^ って感じが
呆れるやら苦笑するやら。
ここまで揃えたなら、ちゃんと作っても部材コストも製造コストも同じでしょうに。
まあ、安いから気にはせんけどw 




で、後日。

このスピーカーは「BTK1015」という形式名のものがオリジナルである可能性が高い、とみられるような記述を目にしたので、そのものズバリを指名してまた買ったw


送料込み2160円。


さきのモデルほどじゃあないにせよ、たいがい安いw
そもそもこちらだって同郷の「中華製品」だ。

見た目ほぼ同じである、オリジナルと模倣品。
その決定的な差は、筐体を開けてみた瞬間に明白となる!!(← 




スピーカーが…カプセルじゃない。
筐体そのものが堅牢なスピーカーボックスだ。

当然、筐体を固定するネジも太く、強い。

実装は大雑把ではあるが、接着は確実で、要所を完璧に抑えている。

音の厚みも、二回り以上も優れている。
見た目によらず、案外「重心の低い」音だ。ズンドコな重低音は望むべくもないが、下の方まで充分な厚みを感じる。
自分が中学生だったころの、サンヨーやシャープの廉価なラジカセ華やかりし頃のレベルと同等か、超えてるかもしれない。

やはり筐体自体をボックスとする、正攻法の構造が功を奏したか?

…と思ったら。
やはりありました、パッシブラジエータ。
上部コンソールの、真下に。


パチモンではデザイン上のものでしかなかった上部コンソールのスリット、
本家では重要な意味がありました。
ここからサブウーファーの如く低音が出てくるんです。
その効き具合は、パチモンの比ではない。

バッテリは、結線こそ温度センサー無しであるものの、れっきとした既製品の新品。
バッテリーボックス実装なので、交換も普通に可能。

使用されるのは、Nokiaの正規品である「BL-5C」というモデルで、主にガラケー用で使われるメジャーなもの。
但し、容量が500mAhと小さい。おそらく古い在庫品を安価で買い叩いているのだろう。現行の同型番バッテリは、軒並み1000mAhを軽く超える。
ということは、現行品に交換すれば、さらに稼働時間の延長も見込めるということだ。
いずれ自己責任でやってみようと思う。これの活動の場は、当然「部屋の外」がメインなのだし。


いやー、ホンマに騙しの商売が好きですね中国さんはw
しかも、バッテリはともかくハード的コストは、ほぼメリット無しと来たもんよ?
外装もシルク塗装で共通だしね。

安い買い物だったし、現物実験的な意味合いが強かったので、大した損失ではなく遊びで済みましたが

これが「中国」というものです。


ゆめゆめ油断なく買い物をせねば。
爆発とか、いざ我が身に降り掛かったら、笑って済まないですよ…?(白目 



Posted at 2015/04/21 19:52:29 | コメント(1) | トラックバック(0) | チラシの裏 | 日記
2015年04月14日 イイね!

音の出るウエストポーチ…とは

先日、ひょんなことで手に入れた
米国・iLuv製モバイルスピーカ「iSP-100」


こちら、ハードオフで300円。
まあ以前から持っている「SONY SRS-T33」にも及ばない、ペラペラの音が出るんだろうww とタカを括って起動してみれば。

「Oh、U.S. is Great」

その、あまりにも華のない質素な質感から、100均御用達のものに近い?と勘違いしたのだが
調べてみれば、これは本来5000円弱の新品相場のものであり
スピーカーは屈強な金属コーン、
アンプも3W+3Wと、昔のラジカセ並みの大パワー。
箱の大きさの制約で重低音は鳴らせないが、やかましいぐらい鳴らしきっても
ビリビリと割れたような歪み音など殆どしない。

この想像以上の良好な結果を受けて、こんなものを購入してしまった。

スピーカー内臓カラビナフック式ウエストポーチ「iSP-110」。
…この発想、いかにもアメリカンw

基本システムはiSP100等と類似のもののようで
少なくとも、まずは本分たるスピーカー部の音に関して、(こういった形式の簡易スピーカーとして)なんら問題なし。
これもまた、重低音がズバズバ溢れるようなことはないにせよ、少なくとも「厚みを感じる音質」は出ている。
音量も文句なし、殆ど音ワレを気にするようなこともない。

むしろ問題点と考えたのが、これの後続モデル?の「iSP120」という機種で解決された
「外部からスピーカ本体の電源オンオフ・音量操作ができない」こと。
ボリュームは存在そのものがありません。有線接続で内部に抱え込んだプレーヤーの音量設定依存。

そこで考えてみた。
「内部を操作できないなら外部に出せばいいじゃない」

後継機iSP120を導入したところで、どのみちプレーヤーが内部収納のまま操作できない…という問題に変わりはないのだ。
電源だけは目を瞑るとして、プレーヤーの基本操作だけでも、なんとかしたい。

そこで有線リモコンですw

基本、プレーヤーとしては各種iPodを運用しているので
ドック接続で使える「iPod Radio Remote(http://av.watch.impress.co.jp/docs/20060120/ipod.htm)」を接続し
これをストラップ部にクリップしてみる。
内部の音声ラインを、ファスナー口の脇から外へ出し、リモコン側のミニジャックに繋ぐ。

プレーヤーは出来るだけ小型であることが望ましいので、出番の減っていたiPnd nano G4を配備。
バッテリが心もとない機種なので、そのまま予備機を搭載する。(といっても8時間やそこらで根を上げるものでもないが)

これで決まりですw

後から知った所で、iPodの種類によって
「リモコン(=Docコネクタ)経由の音と本体ヘッドホン端子の音量が別個である」ものと「両方のボリュームが共有である」ものがあるようだ。
iPod nano第4世代は後者に当たる。なので、わざわざiSP110の音声ラインを外へ出してリモコンから再び内部へリターンする必要はない。そのままヘッドホン端子へ挿すだけでいい。


さて、ここまで来ると、いっそヘッドホンも載らないかと考える。
そこで前回のUSB&ネックストラップ付きEarPodsだ。これぐらい充分入る。

PCなどに繋いで使うときのエクステンション音声ケーブルも…はい載った。

まだ積載の余地がある。ならば僅かばかり頭痛薬のような常備薬も積んでおこう。

まだいける。
本体用の単三電池も実際には搭載可能。
さらには撮影用デジカメの予備バッテリーなんかも収容可能。

…あら、最小限の野外歩きサポートフルキットが組めてしまったじゃないですかw

意外に深い容積と、nanoの薄型筐体あってこそのパッケージング。
また、リモコンの代わりに、クリップオンタイプの「シャッフル」や「第6世代型nano」辺りを付けるのもいいかもしれない。現物がないのでサイズが合うかどうか解らないが…

音響装置としての素性はいいが、日本人的感性で見ると「おしい」製品ではあるのだろう。
でも、痒いところに手が届かないなら、届かせる方法を考えてみる…というのも、また一興なのですw

安くてモノは確かです。おすすめw 
(これらはamazonで購入可能な輸入雑貨となっています)
 


余談ながら
画像のiPod nanoは、ジャンク再生品でもあったため
片方(黒)は基本操作不安定(クリックホイールとホールドSWにガタが来た)、片方(オレンジ)はそろそろ電源供給が怪しい。
このため、思い切って同機種を維持したまま大幅更新。
新規に仕入れた4台のジャンク品と2台の既存から、合計4台に修復。
この際なので、カラーにも拘ってみた結果


青22号・京浜東北線(北ウラ)


青22号・阪和線混色(近ヒネ)


朱色1号・中央線快速(西トタ) 黒のジャンクパーツで再生し201系仕様


黄色5号・南武線(南ナハ)


そしてminiが黄緑6号・山手線(南ヤテ)




…こうして国電仕様になったのでしたw


Posted at 2015/04/14 03:17:15 | コメント(0) | トラックバック(0) | チラシの裏 | 日記
2015年03月30日 イイね!

今更EarPodsが手に入ったので。


車ブログで 車語らず モノ語り 

一句w 


この前、ハードオフをうろついてたら
ジャンクかごの中にこんなのが転がっていた。


パチモンが跋扈するなかで、燦然と輝くリンゴのエムブレム、
そして、ケーブルに刻印されたシリアルナンバー。

Apple EarPods…
紛れもなく、正規品です。

300円。 

いや、いやいや、それは値付け放棄してるやろ毎度のようにwww
 

というわけで捕獲してきたわけですが、正直驚きましたね。
こういうものは「信者効果」で評判がいいのだろうとタカを括ってたんですが
実際に鳴らしてみて一言

畏れ入りました _(⌒(_`ω、)_ 」

そもそも用途として「ユニット移植」が主眼となるので、分解記事を調べてみたんですが
振動板からして、安価なポリエステルフィルムじゃないんですね。

なんと「ペーパーパルプコーティング」されている。擬似ペーパーコーン。
つまり、ドライバユニットに余計なコストをわざわざ掛けているということ。
素材の内部減衰特性などが最も音響振動板に適しているのは、今でも「紙」です。

これが、外から見ただけでは解らない「アップルの本気」のひとつ。
(実際に製作施工してるのはOEM大手「フォスター」社だと予想していますが、OEM先と協議の上そういう指定をする…ということ自体が本気っちゅうことですぜ)


さらに、ユニット移植のために実際に内部を開けてみて、二度驚いた。

「そもそもケーブルが本体とリジッドに固定されていて、ユニットを引き抜いて別のケーブルに取り付けることが、基本出来ない」
この原因となっている、ケーブル固定具を強引に剥ぐってみて、さらに驚いた。

「ケーブル固定具は、ケーブルを完全に飲み込んだ状態で樹脂整形されており、この固定具がイヤホンハウジング内部の空間密閉と、低音補償ダクトのパイプ形成のため、ハウジングに完全に接着されている」
軟質なABSか、硬質ラバーに近似した素材で組まれている。
これが、図らずも(または狙った通りなのか)ハウジングの硬質ABS材のもつ固有振動を打ち消す制震材の役割を果たしている。
耳に付けたまま、ハウジングを爪で軽く叩いてみても、カチカチという安っぽいプラスチックの音がしない。コンコンと重い音がする。つまりハウジングが安っぽい共鳴音を持たないということ。


…従来品のように、ハウジングケースにコード通して半田付けしてパチパチと組み込んでハイ終了、なんてものじゃなかった。
どんだけコスト掛けたんだよこれ…
ていうか製造コストが定価に反映されてないんじゃないのかこれ…ハウジング通してドライバに繫いだ状態のケーブルを後から整形材に封入固定したものをおもむろに接着固定って、並大抵の事じゃないぞ…。

これが、開けてみてはじめて痛感する「アップルの本気」。 

──とりあえず頭抱える。
これでは通常型イヤホンとしての汎用性はあっても、従来用意しているiPod専用ネックストラップへの転用が出来ない。

考えた結果、辿り着いた結論
「ケーブル固定具にドリルで穴開けよう」
つまり、もともと通ってるケーブルを、ドリルで掻き出してしまって
貫通ホールを開けてしまおう、というわけ。

意を決して筐体をもう一度開ける。

一体整形にすら見えてしまう筐体は、よく見るとハウジングとドライバ(含むホーン部)に分かれており、うっすらと継ぎ目が見える。
実にタイトな実装となっており、分離するには半ば切り開くような強引さで刃物を差し込み、こじ開けてゆくしかない。
(この時点で、組み直しても元の質感には戻らない)

で、開けたところ

なにやらハウジングからケーブルが生えている部分、上げ底のように見える。
これが

ケーブル固定具であり、なおかつ柄杓の柄のようなパイプ部分へ音波を導く「低音補償ダクトへの導入部分」。
(空気取入口のようなものから深い溝が切ってあるのがそれ)
外すのがものすごく大変。正直、破損覚悟。

元のケーブルをすっぱり切り捨て、その道筋を辿らせるように

ドリルで貫通する。

そこへ新規のケーブルを通せばいいわけだ。

但し、これも基本的に「何度も施工は出来ない」。
新たに挿入したケーブルも、この固定具に完全接着固定する必要があるのだ。
結び目で抜け止めをしようにも、そんなものが入るクリアランスはハウジング内にはない。くだんの固定具が容積を殆ど満たしているうえに、唯一結び目の入りそうなところには中音域用のダクトが開いていて、これを塞いでしまう。
やり直しは出来ないものとして、また、ユニットに何かあればケーブルごと切り詰めることになるものと割り切って、慎重に、慎重に工作。

こうして、ありえへん流用工作が完成した。

既に絶版、プリンストン製ドックコネクタ一体型ネックストラップ(USB接続可能)
http://news.kakaku.com/prdnews/cd=kaden/ctcd=2046/id=6600/imageno=0/
iPod nanoの第4世代専用品で、ほぼ転用が利かないため
ヘッドホン部撤去のうえ眠っていたのだが
これからこいつらの出番が出来そうなので、こちらへ移植したかった次第。
(その本来の用途は、また後日に)


さて、安定したので、じっくり聴き込んでみよう。

ウチには前々から「ゼンハイザー」製のインナーイヤ型が各種揃っているが
これらとは違う方向で「いい音」だ。
ゼンハイは重く、線が太く、力強い押し出し感がある。
こちらはそれよりも、いくぶんスッキリと爽快に鳴る。
低音から高音までレンジは広くフラットで、解像感も充分ある。
なにより、聴感上ほぼ対等に勝負できてるのが驚きだ。価格帯も位置づけも、まるで違うというのに。

その音を実現している大きな要素が、この

本体に三箇所刻まれた、スリット状のダクト。(低音用は柄の部分の先端に二箇所開いている)

上の穴を塞ぐと、中低音がスッポ抜け、厚みのない軽薄な音になる。
下の穴はさらに致命的で、低音が全く響かなくなる。
両方塞ぐと、100均のイヤホンでもここまで酷くないかもしれないぞという音になる。
この手のダクトは何処のメーカにも多く見られるのだが、ここまでハッキリと差が解るものは、なかなかない。
これもまた、外から見て解る「アップルの本気」のひとつだ。相当追い込んだチューニングを施されているとみえ、それらはこのスリットダクトの配置に依存しているのだ。

さて最後に
この写真、黒いイヤホンカバーを被っているのだが

実はこれが、最後の総仕上げ。

EarPodsの評価が真っ二つに割れたのは、その特有の形状が
「装着する人の耳に合致するかどうか」に大きな要因があったと思われる。
600人の被検体に装着テストをしてもらったうえでの形状決定だというものの、
こうした人間工学…エルゴノミクスデザインというものは、10人居たら10人が全く異なる結果を出すことも珍しくない。
少なくとも、個人差の大きい「耳」という空間に、リジッドな固体物を当て嵌めるというのは、並大抵の事じゃない。
カナル型の大きな利点はここにある。イヤパッドで封鎖して、耳腔と直結してしまえば、システムが完結してしまうのだ。(そのかわりステレオ感の拡がりに欠け、狭い音場が頭の中で鳴り響いているような感じになりやすい。あと、あれは基本的に野外で使うものじゃない。危ない。

で、誰が考えついたか
このハウジング形状設計を無に帰してしまう(と言ったら言い過ぎなんだが)
「100均で買えるスポンジ製イヤパッドを掛けて、見た目普通のインナーイヤホンの状態にする」
という装着方があるのだ。

これが効果覿面w
持ってる人、やってみてください。劇的に音が安定するはずです。

とにかく装着の精度に依存してるようなイヤホンなので、歩いてるだけで…いや、普通に装着してるだけで動いてしまい、本来の性能が出なくなってしまう。
これをスポンジ製パッドで補っているわけだ。
結果、ホーン部の出口は安定して耳腔を向き、カナルと違って外部と遮断することなく耳と一体化する。

ここまで来ると、国内メーカの1万円以下程度のものの大部分が追随できない…と評されるのも頷ける音になる。

見た目がちょっとアレですが(アップルのアイデンティティが…w)
100円で劇的な改善があるので、オススメです。


たかがアップルの付属品…という固定観念なしに、一度使ってみて欲しい。
きっと8割の方が、純粋に「いい音だ」と思ってくれるだろう。

但し、パチモンに注意。 
Posted at 2015/03/30 13:46:28 | コメント(1) | トラックバック(0) | チラシの裏 | 日記

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「カーライフのサイドキック(相棒) http://cvw.jp/b/648918/48143065/
何シテル?   12/15 15:45
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