• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

gochi-zohのブログ一覧

2018年02月22日 イイね!

モバイルワークステーション、VAIO Z 一三型 改装の記録

先の「データ危機一髪」にもあったとおり
メインPCが再建待ちのダウン状態にある間、快適なPC環境を確保してくれた
SONY VAIO-Z VPCZ13

あの運用実績と、昨今のストレージ事情の変遷に基づき
文字通り「持ち運べる(ほぼ)全データ」、名実ともにサブ機として生まれ変わるべく
光学ドライブを外し、HDDキャディに載せ買え、2TBの巨大容量を内包し
なおかつ、システムSSDを最新の倍容量に規格向上するという
結構な大工事を行ってました。

------

キーボードを含むトップカバーオープンの手法は
各方面で枚挙にいとまがないので簡潔に

とにかく長・短・ミニ、三種類のネジというネジを全部外してしまえば、あっけなくオープン。
数は多いので結構面倒くさくはありますがw


まずは、ネジ4つで留まっている光学ドライブを撤去し
alt
このようなHDDキャディを投入するのだが
さすがにキャディをネジで固定せず差し替え可能に…ってことにはならなかった。
コネクタが固定ではなく、ハーネスの直挿しであるため
本体の物理的な抜き差しはともかく、コネクタが刺さらないのである。

実は、かつてのIBM機のように
ネジ一本でHDDの抜き差し、果てはドライブ種別の変更を可能に…なんて思っていたのだ。
民生機のVAIOにそれを求めるのはいささか酷な話だったか、と諦めかけたのだが

…閃いた。

「キャディとの差し替えは無理だが、HDDだけならキャディを加工すれば差し替え出来る

至って簡単な加工だ。
キャディの蓋…ベゼルをネジ留め式とし
外側のフレームをノコギリでぶった切ればいいんだ!

こういうことである。
alt
alt
蓋はネジ留めで、奥まったHDDには引き出すためのベロを貼り付け
さらに本体内での振動・上下揺れ防止のために、コネクタの逆・外側の上端に発泡ラバーを貼り付け。
シリアルATAのコネクタはしっかりしているので抜けはないだろう。ラバーもトップカバーと適度に押さえ付けで密着している。
これが抜ける振動や衝撃なら、そもそもHDDが持たない。

これで、本体をバラさずにHDDに外部からアクセスできる。
もしクラッシュしたら抜いて、本体D:\から丸コピを頂けばいいだけの話だ。
HDDそのものは、消耗品に過ぎないのだ。

次に、SSD。
そもそもデフォルトが64Gツインドライブの128G RAID-0なのだが
その在り処は、パームレスト下
タッチパッドの裏側のボックスだったりする。
投影サイズは1.8インチストレージのサイズ、これが二枚重ねで
両端に、いまとなっては絶滅危惧種の「MicroSATA」コネクタが刺さっているのが本機の環境。
(モデルによってLIF仕様など差異があるようだ。特にコイツの上を行く、4SSDのRAID-0というバケモノ仕様)
alt
場所はココ。
専用形状のカスタムメイド東芝製SSD、専用設計フレーム付き。
どんだけ規格外大好きなの、SONY。

これを差し替えるとなると
絶滅寸前のMicroSATA規格SSDでは、モノが少なく、かなり割高になってしまう。
変換基板を用いて、現行規格であるmsATAにしたほうが、よっぽど安上がりだ。

これを二枚重ねしてみると
alt

微妙に厚い…ように見えるが
じつは既存SSDフレームの頂上と、厚みがほぼ一緒。ギリ収まるサイズだ。

だが、設置にはボトルネックがある。勘合が必要なのだ。

それは、SSDボックス底部にある、この丸い突起物
alt
実は、ゴム脚の貼り付け部位の引っ込みが、ここにあるのだ。

削ることも考えたが、よくよく見ると
変換基板のコネクタ部がここを逃げれば、ジャストサイズでトップカバーが閉まることに気付いた。

斜めに振ってやればいいのだ。
alt
SSD交換の最大の肝は、ここだ。
これだけでSSDがコトッと底部に接地し、突起物を躱すことができる。

念のため、絶縁と緩衝を兼ねて、不織布を挟み込み
alt
トップカバーを閉じて

電源を入れて

…LEDがいっこも光らない('、3_ヽ)_

やな予感がして、タッチパッドを触ってみると
反応がない。

カバーを開いて確認すると

トップカバーとマザボを繫ぐ(おそらく)USBケーブルの
二列ある端子が半分ない。


もげた_:(´ཀ`」 ∠):_

真っ青になりながらヤフオクをぐぐると
そのものズバリのパーツが出品されていた。
嗚呼、神様仏様ヤフオク様;;

慣れた作業と侮らず
コネクタの抜き差しは慎重に、という教訓ww



…こうして、たまたま28000円で拾い上げたVPCZ13は
高性能パワーモバイルから
「移動データ保管庫を兼用したパーソナルワークステーション」に生まれ変わった。
alt
ストレージ容量、1.81TB

alt
 音源、動画のすべてがメインマシンD:\と共通(差分が大きくなったらシャドウコピー)

alt
直近3年分の写真をすべて保管、向こう3~4年分を賄うに充分の余裕あり
(古くなったものから本体の保管庫F:\へ移送されてゆくので満杯にはならない)



予備機を仕入れる予定です。
こんだけの性能・機能とコンパクトさが両立するのなら、モバイルの主力を預けるに充分。
色々調べたところ、いわゆる「1型」であれば、すべて同じ感覚で使えそう。
後継機の「2型」…VPCZ2*タイプは、nvidiaのVGA搭載がないなどモバイル特化の端末で、全く別種の機体と化しており、いまひとつ…こう、物欲を刺激してきません。いかにもSONYらしい変態臭がないんです。
描画性能を省略したわりには基礎的な処理能力も似たり寄ったりで世代格差が大きいわけでもなし。

にしても、歴代マシンのお名前を並べると
1型>VPCZ11・12・13・14
2型>VPCZ21・22・23
なんか帝国海軍の軍用機みたいな名付けだなっと思ったり。

つまり、こいつは「一三型 甲」とでも呼ぶべきものですw


予備として導入するやつは、本体色にも拘りたい。
ガンメタル狙い、出来ればVAIO十周年記念機「グロッシカーボン」なんて入手できたら涙がちょちょ切れる。
あるいは再工事して、そっちを主力にするのもいいかな。


メインPCの不在をみごと支え切った、SONY渾身のパワーモバイル。
いい出会いでした。
嗚呼、これだから中古屋巡りはやめられないw

Posted at 2018/02/22 22:27:44 | コメント(0) | トラックバック(0) | PC | 日記
2018年02月02日 イイね!

データ、危機一髪

alt
 
3Tのデータ満載したHDDが突然読めなくなりました_(┐「ε:)_


概ね10日前のことです。
年明け辺りから、どうも挙動のおかしかったメインPC
やれ何のDLLが壊れているだの、やれ何々はエラーを含んでいるだの
細々としたOSの「部品」に、意味不明なエラーを返し始めました。
いちおう動作はしているのですが、このまま不具合拡大していったのでは
起動できないソフトも発生しかねない。
そこで、まず修復を試み、それが不可能と判断するや
WindowsXの再インストール(今度はアップグレではなくクリーンとして)へと駒を進めるのですが
何処でどういう挙動があったのか
データをすべて格納したD:\が

挿し直してみたら認識しない。


ばかな。
サーバー用途特化の屈強なエンタープライズモデルが?
alt


調べると
EFIシステムパーティション (EFI system partition; ESP)」
と「3TB全域が」認識され、OSからは「パーテーションの存在は見えるが弄ることは一切出来ない」
いわゆる「システムで保護された領域」とされてしまっている。

緊急救援用に、旧Xpを確保しており
そちらを起動して見てみても結果は同じだったのだが
管理上、これもGPTディスクを取り扱えないといけないので
Xp@32環境下でGPTディスクを認識・使用する「GPTローダー(所謂ドライバ)」を仕込んだ折
それに付随するかたちでユーティリティ的にインストールされている
「Paragon Partition Manager」
これで見てみると

『使用領域と空き領域は正確に表示される。
アクセスとパーティション操作は一切出来ない。』


この様子から
ファイルやフォルダなどの「内容」には、一切変更もダメージもないものと断定。
パーティション種別「だけが」何故か誤ったものに変更されている。

悪くしたことに、3台3重のバックアップ全てがこの状態。
再インストールの折に抜き取り、最終状態を全コピでバックアップ…というか
「バイナリ単位で複製」にしたため、まさかの壊滅となったのである。

正しい対処法は
「まだ普通に読めている状況下で、一切の操作を停止し
全ての必要な内容を、OS経由で、外付けの媒体へソフトウェア的にコピーしてしまう」
ことだった。
時間は倍近く掛かるが、仕掛けて寝ればいい話だ。功を焦ったか…不覚。

なお、ウイルス(マルウェア)の可能性はなし。ここは常時精査している。



結論
もはや、これ以上自分で手出しをすべきではない。
生兵法では、現在「誤った種別のパーティション内に」格納されている、すべてのデータが破損する可能性を否定できない。

このうえは、是非もなし。
専門業者の出番です。

数多い業者から選んだのは、トラブル内容に対し定額であることと
物理破損よりも論理破壊に強みを持つと定評あり、とされる
『DATA OK』データ復旧研究センター
「株式会社スーホ」運営するところのデータ復旧業者です。

相場的にも最悪10万以上を覚悟しただけに、助かりました。
むろん金に糸目をつけてる場合ではないのですが、財力も虚弱なので、無い袖は振れないのです。

かくして、論理破壊に強いとされた業者のパワーは遺憾なく発揮され
フォルダ構造のひとつに至るまで、完全復旧して帰ってきました。
業者、強し。

これで、10数年に渡って営々と積み上げてきた
写真・画像等を基幹とするすべてのデータ…生き甲斐の足跡は
過去最大の危機を脱し、救援されたのでした。

alt


これを期に
システムSSDをサムスンEVO256Gから御大TOSHIBAの480G、エンタープライズ向けの屈強なものに換装。
データディスクは、3T超のGPTディスクを投入するのはこうした不測の事態における冗長性の観点から時期尚早と判断。汎用性が高く枯れた技術であるMBR-BIOS形式の限界である2Tのディスク2台に、項目を分離のうえで分乗することに。

システム(C:\)※WindowsX@64 基幹システム
データ1(D:\)※画像、音楽、動画、旧い写真
エマージェンシー(E:\)※WindowsXp@32
データ2(F:\)※写真専用
光学(O:\)※OとはOptical(光学)の略

データ1・2は従来と同じく2つの複製を持ち
うち一つは外付け2台挿しUSB3.0クレードルに装着し、リビングのPCでも運用・管理を可能とする。
このクレードルは以前より運用している「バイナリ複製」が高速度で可能なもの。


さあ、これでどうだ。月末度予算での完成を必須とする。
データロストはしない、過去も、これからも、絶対にだ。




ps.
なお、座礁したメインサーバが離礁復旧するまでの間
11月に、そのありえない安さからハドオフで拾い物的に衝動買いした
VAIO VPCZ13が大活躍。
alt

Nvidiaの画像エンジンとintel内臓グラフィックをアクティブに切り替え、電源接続時ならデスクトップに比肩する描画性能を発揮、バッテリ駆動時はスタミナ重視で実測3時間半は優に駆動(任意切り替えも可)。
表示はフルHD、TN液晶ながらも「AdobeRGB再現率97%」という広域色域を誇る。
CPUはCore-i7の2コア4スレッド。爆速RAID・mSATAツインドライブSSDのシステムをストレージとして標準装備、空いたスペースに光学ドライブも完備。

ホンマにこれ3万でいいんですね?!やったぁぁ(普通ならこの構成モデルでは中古相場で5万超えもしばしば)

alt
 
有事の予備機たる本分を、これ以上ないほどに存分に発揮してくれました。
大画面モニタと大容量データストレイジを外部装備とするならば、メインマシンで普通に通用するほどのマシンパワーでしたw
おかげで、修理待ちの間を、快適な環境で待つことが出来たのです。

alt
 
恐らく、こんな「尖った性格を持つ」マシンも、今後出てくることはないのでしょう。
VAIOが「SONY]だった、最後の機種ですから。
いまの「株式会社ヴァイオ」とはまるで違います。かつてのIBMとレノボの違いですね…。
こちらも、向こう数年は現役を張れるでしょう。というかPCの世界におけるムーアの法則にも天井が見え始めていますからね。行けるところまで走ってほしいなと思います。





【こじんめも追記】

データ格納の構造を変更
データ1(D:\)※画像、音楽、動画、あたらしい写真
データ2(F:\)※古いものから順番に写真格納、ゲームなどの容量を食う不変データ

そして

くだんのVAIO Z
C:\ RAID-0 64G*2から RAID-0 120G*2(TOSHIBA製チップ MLC)
内蔵光学ドライブをとりやめ、代わりにHDDキャディを設置
D:\ 2.5インチ 2TのHDD メインサーバーのD:\のシャドウコピー

つまり、VAIOは名実ともに本当の意味での「予備機」となる。
ほぼ凡てのデータをバックアップしたまま可搬出来るなんて、いい時代が来たものだ。
Posted at 2018/02/03 00:18:54 | コメント(0) | トラックバック(0) | PC | 日記
2010年11月28日 イイね!

SSD、その後の経過と重大な警鐘

小生の持つノートPC「工人舎 SX-3」をSSD化したという記事を
先日のエントリーにてご紹介しました。

で、その折に
「SSDなるものには寿命があり、当該機種のようなMLCでは想像以上に短命」という記載もしました。
(SSDのことや、SLC/MLCの差異についてはwikiに詳しいのでこちらから

この「寿命」について
ハナマイクロン製SSDのコントローラ「Barefoot」のファームウェアには
Ver.1517などの古いバージョンにおいては致命的なバグ?があり、最大書き換え回数が異常なほど上がる現象が見られます。

つまり、平均的にセルを使うことなく
あっさり破損してしまうということです。

寿命判定ソフト『JSmonitor』で確認すると、まさしく問題の「Ver.1517」 orz

しかも最大書き換え回数は急上昇の一途、まもなく4000にも達するセルがある。
平均が350程だというのに。

以下、ファームアップ前の動作ログ
(赤が最大書き換え回数、緑が平均書き換え回数)
ヤバい、壊れる!
安い買い物でもなかったうえに、
既にして入手も難しいデバイスだというのに。

先のソフト・JSmonitor制作者の記事を見るに
ここは「Ver.1916」辺りで改善されたと言われておりました。

が、他社製Barefoot搭載SSDのアップデータは見当たるのですが
当該ハナマイクロン社には、それが何所にも見当たらない。
ページ自体ハングルなので、ファームのダウンロードが何所なのか探るのも難しい。
終わった・・・と思われたのですが、なんか見つかりましたww
これですね。
機種名が一致したので、間違いないと判定しました。
誤って別機種に当てようとしても当たらないので、そう危険ではないです。

書き換え手順が、ちょっと煩雑です。
・ZIFコネクタを、3.5インチ用44pinとか2.5インチ用50pinとかに変換し
・別の起動ディスクで動作中のPCのIDEコネクタに『マスターで』接続しておき(スレーブでは書き換えてくれません)
内容全消去となる事に充分注意し、アップデータを動作させる

アップデータを掛けた結果の表示は「Ver1.0」の表記のみ。
果たしてその中身が「Ver.1916」なのか、それ以外の何かなのか、判然としません。
ただ、リリース自体、先程の記事よりかなり後のことなので
それ以前のバージョンとは考えにくい。常識的に見れば。

で、再出発した結果がこれ。


おお、なるほど最大書き換え回数と平均書き換え回数の差が
絶対に「256」を保ち続けるようになっている。
正確な番号は不明ですが、少なくともVer.1916かそれ以後のものであることは確実でしょう。


パフォーマンスにも変化が現れました。


全体に見ても、二回りほどパフォーマンス向上した感じ。特に書き込み方面の改善が著しい。
ここに来て、ようやく制御が最適化したということでしょうか。

実際には、既に多少の使用をしているので
リセットしてゼロからの出発ではありません。
ただ、長期実用への目処が立ったのは間違いないでしょう。
書き換え回数が10000に達したら必ず壊れる・・・という事ではありませんし。
実際には2~3万持つことの方が多いけど、場合によっては8000とかで壊れることもあるようで、一概はに言い切れません。
(一応、メーカーの推奨値は「5000」と、かなり慎重に規定されていますね)


この機種をピンポイントで使ってる方が、そう多くここを見ているとは思えませんが
SSDを使用する方への参考というか、警鐘になればと思い。

SSDファームウェアの確認は、確実に。
古いのは下手すると壊れますよ・・・!!
Posted at 2010/11/28 12:46:47 | コメント(0) | トラックバック(0) | PC | 日記
2010年10月18日 イイね!

SSD、\すげえ/

SSD、\すげえ/小生には、合計4台のPCが在籍しています。
旧来のMac、メインサーバー自作機、IBMのモバイルワークステーションT42p、
そして軽量ネットブックの工人舎 SX3。

このSX3の動作の重さが、ずっと気になっていた。
聞けば「ATOM搭載機なんてそんなもん」という答えが返ってくるが
果たして本当にそうだろうか?

本当のボトルネックは、むしろ遅い1.8インチHDDではなかろうか?

というわけで、遅ればせながら
SSDに換装を試みたのでした。
機種は「ハナ・マイクロン Forte(MLC 64G)」

物理的な換装作業は至って簡単至極、ネジ3本外せばいい。
物によったら、ほぼ全バラシせにゃあならんほど奥まったとこに格納されている機種もあるが
「普通は壊れるもの」であるHDDへ簡単にアクセス出来ないような構造には、どうにも理解が行かない。

換装前に、現在使用しているシステムを
バックアップソフト「StandByDisk」で完コピしておく。

で、起動してみる。

「システムがありまへん」

んなアホな。
メイン機は、ずっとこれでHDDを代わりばんこに使い、システムの冗長性を保ってきているのだ。
更に言えば、今ご紹介しているSSDの前に試行的に購入して試験をした
サンディスクの小容量SSDに新規インストールしたシステムの完コピは、成功している。

メーカーデフォルトの状態では
何か、バックアップで動作しないような「仕掛け」でもあるのだろうか??

まあいい。それならシステムをイチから組めば済むこと。
Xpを新規インストールし、ドライバを当て、フォトショとオフィスを入れ、フラッシュを
入れ、Firefoxを入れ、・・・を入れ、SP3を当てて更新・更新・コウシン・・・←今ここ


で、使用雑感ですが・・・

速い。恐ろしく速い。


とにかく起動の時点から、その差は歴然・・・というか、別世界。
HDDだと13周する起動時のプログレスバーのアニメが、同じ環境で2周しかしない。
その起動速度、メイン機と同等w
ログオンしてデスクトップが表示されたら、既に臨戦態勢ww
(以前はデスクトップ表示から実際の起動処理完了まで、2~3分は余裕で掛かってた)

面白いので、数値を取ってみました。

まずは、メインサーバーの1TB。WesternDigitalのCavier。

上からシーケンシャルリード/ライト(読み出し・書き込み)、
512KB単位のランダムリード/ライト、
4KB単位のランダムリード/ライト、
4KB単位 (最大 32 コマンド並列実行) のランダムリード/ライト

さすがに安定して速いが、4KB単位のような細切れになると腰砕け。


次に、HANA MicronのSSD、転送モードUltra-DMA 5

シーケンシャル最高速と書き込み速度は及ばないものの
小容量のランダムリード・ライトで勝る。
物理的な可動部分がなく、事実上シークタイムがゼロに等しいSSDの優位性が見て取れる。
OSやソフトの起動終了処理などには、この部分が大きく効いてくる。


これまで載せていたHDD、東芝 MK6028GAL

はい、てんでお話になりません。
そりゃマシンそのものが遅く感じるわけだ。完全なボトルネック。

試しにこれをUSBケースに入れて計測してみる。

何のことはない、USB2.0の倍程度の速度しか出ていないわけです。



大きなパフォーマンス向上となった今回のSSD投入ですが
気になるのは「寿命」。

NANDフラッシュの書き換え限度回数は、SLCで10万回、
MLCでは、せいぜい1万回程度と言われます。

ちなみに寿命推定・監視ソフトによると
ウチのSSDの「平均書き換え回数」は今のところ300前後。
これが10000を越えたら、もうそろそろ交代だよという「交換時期」の目安だそうです。
恐らくその頃には、ZIF接続の1.8インチパラレルATAなんてものは絶滅してるでしょうねw
つまり「PCそのものの交換時期」が来てしまうワケです。
S-ATA搭載機だったら良かったんだがなぁ・・・。

SSD内部コントローラでは、これの対策として
同じ部分に消去・書き換えが集中しにくくする「ウェアレベリング」処理がなされていますが
やはりそういった部分での「信頼性」がどれ程あるのか、未知数の部分は残ります。
万能な機械なんてあるわけがないので、データ管理の重要性は相変わらずということですね。


いずれはHDDに成り代わってゆくのでしょうかね・・・
今後とも注目して行きたいものです。
Posted at 2010/10/18 21:40:59 | コメント(1) | トラックバック(0) | PC | 日記

プロフィール

「カーライフのサイドキック(相棒) http://cvw.jp/b/648918/48143065/
何シテル?   12/15 15:45
「好きなもの」の項目に「東方プロジェクト」「艦これ」が含まれていることからも察せられると思いますが 当方には「萌え系」の趣味があります。 場合によっては不快...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2025/8 >>

     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      

愛車一覧

スズキ セルボ 金セルボ (スズキ セルボ)
弟が愛した金セルボ、 数奇な運命を経て、この徳島へ来たる。  黒ゲートの魂を継いで、い ...
スズキ エブリイワゴン SideKick号 (スズキ エブリイワゴン)
この地で、自分の責任において全ての活動を行う以上、車が一台では不安要素しかない。 どんな ...
マツダ デミオ デミオスポルト「蒼莱号」 (マツダ デミオ)
【ありがとう、蒼莱号】 この車が無ければ、格安での引っ越しは成し得なかった。 積める、走 ...
スズキ Kei 黒ゲート二世号 (スズキ Kei)
※2020 7/11 彼の、長いながい旅が終焉を迎えることが、確定しました。 弟の金セル ...

過去のブログ

2024年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2023年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2021年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2020年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2019年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2018年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2017年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2016年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2015年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2014年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2013年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2012年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2011年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2010年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation