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gochi-zohのブログ一覧

2012年07月03日 イイね!

小さなクルマから小さな命たち

小さなクルマから小さな命たちいきなり虫画像ですw
苦手な方はこれ以上拡大しないでくださいね(ぉ









以前、SVXに棲みついてしまったクサグモを
生態そのものから調査して捕獲・放流したことがあった。

殺虫剤掛ければ一撃だろうに、なにを七面倒くさいことを・・・と思われる向きもあろうが
自分的に「衛生面や吸血・毒攻撃など、何らかの実害を与える懸念が多大にある害虫」以外には、基本的に攻撃はしないという妙な信念がありまして・・・
ゴキ◎●とかヤブカとかノミ・ダニとかムカデ等には一切容赦ありませんがw)

それが子供のころから友達のように親しんできたような種族なら、なおのこと。
大きく立派なカブト虫やクワガタムシ、かわいらしいテントウムシ、
芋虫から育てたこともあるアゲハ蝶、秋に鳴くコオロギやらスズムシ・・・etc

そして今回の話題のメイン。
事と次第によってはスズメバチに勝利することさえある、獰猛な捕食獣。
大きな怪力の大鎌を振りかざす草原のハンター、「カマキリ」
(こいつがシロアリやゴキ◎●と一緒の種族から派生したなんて、未だに信じられない・・・何処をどうやったらこんな凶悪な攻撃力を身に付けるというんだ・・・)



数日前のことだった。
のんびりとした休日のお昼前。お買い物に行こうとした時の事だったかな?

黒ゲート号で出掛けようとしたら
何やら、リアゲートの周辺・左舷側に、草の種とも羽虫ともつかないような
褐色の細かい汚れのようなものが、びっしりと張り付いている。
黒いゲートだから、余計にそれらは目立って見え・・・

?????

・・・なんとそれは。
孵化したばかりのオオカマキリチョウセンカマキリの幼虫の集団だった。
彼らの生態をご存知なら解るかもしれないが、10や20の数ではない。
慌てて左舷側面を見ると、リアフェンダー一面に子カマキリの集団が・・・

お出掛けどころの騒ぎじゃない。
頭を抱えた。


「・・・どうやって救援するんだよ、こんな数・・・・・」


(・・・そうです、清掃のために殺虫駆除する方向に関して頭を抱えたのではありません、今回もw)


近付くと、彼らは赤ん坊のくせに
左右に体を揺らして、懸命に威嚇してくる。
その姿に、これから生きてゆくために獲物や外敵と闘い続ける、宿命と覚悟を垣間見る。

そのサバイバルライフの第一関門が私のクルマだとは・・・・・・・・


決めた。
出掛けるのが少々ぐらい遅くなってもいい、目につく者だけでもいいから
1匹でも多く庭へ放し、生きてゆくチャンスを与えよう・・・!

ボディ表面のは、それほど苦もなく
厚紙の上に飛び乗らせ、そのまま生垣の根元の茂みへ放す。
罠も多いが餌も多い。おそらくここが一番チャンスに恵まれるだろう。
問題は、タイヤ・アルミホイール表面、及びその裏側、
果てはホイルハウス内やリアサス、リジッドの辺りをうろついてる連中だった。
これがまた、放しても放しても次から次へと現れてくる。

走り出せば、まず助からない。
此方ももう必死。屈んだり手を差し伸べたり
挙げ句は整備屋よろしく半身を潜り込ませたりして、目に付くのが一しきり居なくなるまで、1時間半に渡って救援を続けた。

写真撮っときゃよかった・・・。
でも、既に救援という目的を前に思考が視野狭窄に陥り、そこまで頭が回らなかったともいいます(アホ

とりあえず、見回しても見当たらなくなるまで粘りに粘り
もし発見の及ばなかった個体には・・・運がなかったと諦めてくれ・・・と内心詫びつつ、静かに黒ゲート号を発進させ、お出掛けしました。

が、自然生物のしたたかな悪運は侮れないもので
お出掛け先に到着してもさらに10匹以上、果ては翌日の出勤先でも数匹、
しぶとくも生き抜いて、今まさに野に帰らんとする幼虫が現れました。

すべて、手厚く保護の上
同様に我が家の庭へ返してやったのは、言うまでもありません。


で、そんなおびただしい数の子カマキリが発生した原因、ありました。

卵のうがへばり付いてたのです。
なんと、リアアンダーパネル裏側に。

恐れ入りました。
毎日のように走り続けるばかりか
山坂道は攻めるわ本州の高規格道路はカッ飛ばすわ、しかもサスは堅いわ、
それこそ暴れ馬のような黒ゲート号のボディに何ヶ月もしがみ付いて、耐え抜いてこいつらは生まれてきたわけです。

おとなりの庭あたりで発生して塀越しに拡散してきたのか程度に思っていただけに
、ただただ驚くばかりでした。

そして、自分が取った行動は正しかったのだと、
彼らのためにひと汗かいたのは間違いじゃなかったのだと確信しました。




この先さらに虫画像ありますので苦手な方は拡大踏まないでくださいね、くれぐれもw




彼らの一部は、確かに生き残っていました。
日ごとに大きく、逞しくなってゆきます。

ここ数日、ある植物の葉の上を狩り場にして
3齢幼虫辺りと思われる、立派な姿を見せる個体が4匹以上
依然として健在であることを確認しています。
(他にも生垣の周辺には、多数の個体が無事生息しているのを見ることができます)

この3匹、ずっとこの辺で暮らしてます。
ユーモラスな光景ですが、彼らは食材が尽きれば「共食い」も辞さない種族。
つまり彼らは互いを「標的」と認識し、一触即発の火花を散らしているわけで・・・(汗


そのうちの1匹は、撮影中に
迂闊にも接近したヤブカを一瞬にして捕獲する美技を披露してくれました。
精密機械のように鋭い攻撃が一閃!
その鎌に掛かれば、もはや為す術はありません。


その攻撃力の要たる大鎌を撫して、次なる狩りに備えています。


私がロックオンされてますw
向けているカメラのレンズにすら、その大鎌を振り上げかねない。


生育環境として、特に外敵が少なく獲物の割合が多いこの場所を
彼女達(体格からして3匹ともメンタですね)は本能的に探し当てたのでしょう。
抜け殻をそこかしこに残しつつ、着実に成虫へのステップを進めています。

願わくば、このうちの1匹でも、2匹でもいい。
大きく立派な成虫になった姿を見せてほしい。
それはきっと、このクルマで生まれ、危機を脱する手伝いをしてあげた連中のうちの一握りだと思うから。

・・・でも次回はこんな危険な場所に産卵しちゃダメよw



童心に帰ったような気分で、庭の観察の日々は今後も続きますww




ps.
蛇足ながら「オオカマキリ VS オオスズメバチ」でぐぐると
YouTubeにうpされたもので、オオカマキリが本当にスズメバチを捕食してしまった動画あります。
あの凶暴なオオスズメバチが、完全にねじ伏せられてます。
勝率は芳しくないけど、実際こういうことはあるんですね。
マジで「苦手じゃない人向け」注意!!w
Posted at 2012/07/03 01:38:51 | コメント(0) | トラックバック(0) | チラシの裏 | 日記

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「ありがとう、さようなら 〇〇自動車 http://cvw.jp/b/648918/48739298/
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