タイトル画像からも解るように、私は東方ヲタ。
れーむを嫁に娶って、はやウン年・・・
というのは、とりあえず置いといて
当然のことながら、幾多のフィギュアが机上に鎮座ましましています。
以前の記事でサナエさんをうpってたこともあったし。
もう包み隠すこともなーんもないですよねw
どどーんとうpします。苦手な方は放置でヨロ
(以下すべてクリックで原寸、お好きな方どうぞ持ってっちゃってくださいませ)

こないだからkeiに乗務できるようになった、れーむさん。
去年の秋、紅葉の廃墟にて(ぉぃ

ありすさん。
ドイツ軍俘虜収容所で有名な地域のためか、変電施設もこんな建物が。

近所の阿波神社。

「ここがあの女のハウスね・・・」(違
袴の造形すごいです。あと脚ががg

まりしゃ。
私の側室(ぇぇぇ

彼女は日本一、和風建築の似合う黒魔道士だと思ふ。

「あら、今日も来たの?」

「相変わらずヒマそうだな、霊夢」
これらを撮っているのは、実は
ほぼ例外なく『コンデジ』
厳密には、
GX200に始まって
現在運用中の
GXR-S10/P10ユニットへ繋がる
「マニュアル操作がほぼ完璧に出来る、RAWを出力できるコンデジ」ですね。
理由は
「被写界深度」。
さんざん既出のように、自分は鉄道撮りをメインに据え、
デジタル一眼レフ(及びそれに準ずるレンズ交換式ライブビューデジカメ)を使用しています。
一眼の表現力は、もはや論じるまでもありません。
大面積の撮像素子から繰り出される、精緻で質感溢れる描写力。
そして何といっても
被写界深度から外れたものが大きくボケることによる、まるで主題が浮き出すような表現力。
使いこなせば、それは大きな武器となります。
が、その表現力がアダになる場面が少なからず存在します。
小物撮りと
スナップ。
どちらも、被写界深度が勝負を分けます。
スナップは、(自分の場合ですが)眼で見たとおりに近い状態で映したい。
小物は、あまりマクロで寄り過ぎると一点にしかピンが来ない。
一眼の被写界深度は、人間の眼のそれより遥かに薄いのです。
ならば絞り込めばいいではないか。はい、正論です。
実際、海外の写真を見ると、f13.5とかf22とか、キリキリに絞り込んだ画像がかなり多いです。
これ、あまりやり過ぎると
絞りがピンホールの効果を起こし、
「回折収差」という厄介なものが発生します。
被写界深度と引き換えに、画像がどんどんネムい感じになってきます。
例えばです。
GXRの主力・S10ユニットで、35ミリ判換算で50mm相当となる範囲を撮るとして
F5.6まで絞ったとします。
被写界深度は、
撮影距離5mの場合「1.76~∞」で完全に無限遠をカバー。
撮影距離30cmの近接でも、6.7cmを確保。
これは先日の蟷螂の全長を、ほぼカバーする数字です。
また、先の画像。フィギュアの前後幅あたりを難なくカバーできるのです。
これと同じことを、所謂APS判でやるとすると・・・
f22まで絞ってやらないと、「ほぼ」同じ効果は得られません。
こうなると、回折収差による画質低下とのトレードオフになってきます。
(1600万画素機であったとすれば、理論値で小絞り限界は「f11」だそうです)
しかも、理論上は深度内に収まっているはずの部分も、ボケ足が速く
数値以上にピンの合う範囲が狭いように感じられることが多いような・・・
GXR-S10に話を戻しましょう。
S10は、1000万画素級の1/1.8吋CCDを搭載しています。
理論上の小絞り限界は「f8」とされます。
で、実機の調整範囲はというと・・・
テレ端でf15.8(f16)なんていう、とんでもない数字が現れます。
では実際に撮ってみましょう。

「危ねぇっ!テメェ何しやがる!!」
最新鋭のSu-47ビェールクトを挑発するF-104スターファイターw
私の航空機好きは
昔、エリア88が大好きだった影響が大ですw
この写真は、大雑把に言って35ミリ判換算40mm程度の画角、距離0.3m程度を
絞りf11で撮ってます。
計算上の被写界深度は、およそ30cm。
スターファイターの全体が、完璧に深度内に収まってます。
それどころか、追いすがるビェールクトのディティールも、あるていど見えてます。
あ、背景は気にしないでくださいねw 逆にいえば「そこまで合って見えてる」んです。
では、もっと極端な例を挙げましょう。
卓上の東方オールスターズ(主演;れーむ)

れーむさん酒宴、ああもとい主演なんで
他の皆様より、1歩前に出てます。
テレ端・70mm相当、撮影距離0.4m余り。
上は絞り開放、下は・・・

・・・f14.0。
確かに描写力の差は一目瞭然で、開放での切れ味の良さが際立ってます。
この状態は、おおよそf6.3辺りまで続き、そこからじわじわと画像がネムくなります。
これが、回折収差の影響。
もう既に物理限界を超え、レンズが悲鳴を上げてるのは確かですが
「どうにか許容できる画質の範囲内」で、全員に均一な感じのピンが来てしまいます。
こんな芸当は、一眼レフには事実上出来ません。
概ね1/8スケール程度の人物像であるところの「フィギュア」を
背景と絡めて撮影するとき、この特性が実によくハマるんですね。
理由は簡単。
対象物と同様に撮影素子もスケールダウンしてるので
おおよそ人間の実物を、中判程度のカメラで狙ってるのと
ほぼ同様の効果が得られます。
背景が上手いぐあいにボケて残ります。
一眼だと、被写体の画質を確保しようとすれば、背景は全て吹っ飛びます。
一眼で等身大の人間を撮れよ、というツッコミはご遠慮下さい、泣いてしまいます_:(´ཀ`」 ∠):_
要は、システム構成上の得手不得手があるので
適材適所に使い分けるってことなんです。
私がコンデジをほぼ常に帯刀するのは、このためです。
撮るぞ!と気合いを込めて撮るのも、いいものですが
コンデジはそこまで深く考える必要が無い分、直感に任せて
機動力溢れる撮影が出来ます。
まあ、それもあまり行き過ぎると
駄作を量産することに繋がってしまいますが・・・orz ←オマエダ
一眼と、GXR。
車輪の両輪のように、互いを支え合いながら
今日も今日とて活躍しています。