今期での引退がほぼ確定したSVX。
正直、自分が自分のために運用するだけなら、まだ問題は少ない。
が、この車を日常的にメインで使っているのは、現在、父である。
その父が、昨今、どんどん衰え、老け込んでいる。
健康状態はともかく、背が曲がり、筋力も落ち、正直、実年齢より数年以上老け込んで見えるようになった。
それも、ここ一年で突然、である。
何もせずに引き篭もり、インドア趣味に没頭するばかりの怠惰な生活のしっぺ返しだ。
あと二年、車検を受けて運用できたとして、その後に乗換えが発生した場合
果たして順応できるものかどうか、極めて不透明な状態である。
運転だけなら出来るだろう。だが、細々とした操作系の変化を飲み込めず
最悪、運転に隙が出来、危険な状態を招くことがないとも言い切れない。
それが出来るかできないかを判定するには、いまの「二年」は、あまりにも長すぎるのだ。
予算と期限の板挟みで、代替車種の選定に余念がない。
どうせ乗り換えを余儀なくされるなら、なるべくトラディショナルな「フロアAT、フロアにサイドブレーキ」という操作系の根幹を保持した状態で、可能なかぎり「自分が乗ってつまらぬ思いをすることがない」車でなければ、希望もなにもあったものではない。この時点でプリウス系とか論外なんである(乗ってる人、すみませんww)
とにかく、プラスに考えられる何かでなければならない。
そこで候補として挙がるのが、こういった面々であるw
◎ファミリア S-ワゴン スポルト20(か、あるいはRSのスポルト顔でもよし)

いいですねぇ。出た時から羨望のまなざしで見ていたよ。
燦然と輝くスポルトのロゴ、ソリッドでキビキビとした走り。
現在、これが候補の筆頭となっている。青か黄色のみがターゲット。
問題は、SVXもかくやといわんばかりの「知る人ぞ知る希少車」ということか…
探すのに苦労する。選択肢がまったくない。あれば捨て値orz
・工場長講評「SVXみたいに壊れんけど、もし壊れたときはパーツがバカ高いでよ」
お、おうふ…_(⌒(_`ω、)_
◎初代アテンザ 23s系(ワゴンがよい)

あれば馬鹿みたいに安い。タマ数もそれなりに。
スタイリングは文句なし。
問題は燃費と排気量(税金)、あと致命的な「MTモードのアップダウンが逆(レーシングデフォルト)」
これはもし決まれば自分での差し替え工事必至となろう。
・工場長講評「(苦笑)」あ、あのそのww
◎二代目インプレッサの丸目でバンパーフォグ有り(いわゆるWRX顔)

だんだんタマ数が減ってきた。ちょっと前は売るほどあったはずだが(←
ベストなのは2000の四駆「20N」辺りか(ターボまで高望みせずとも充分いける、コレを選択するなら燃費とのバランスを考えたい)
やや問題は少ないが、外装仕様への条件の要求が狭くなる。
もし決まったら、リア周りをユーロの中古部品に挿げ替えたいところ。
・工場長講評「あの辺はわりといい。初代よりは余程壊れん」ふむふむ…
◎レガシィ BP/BL系一択

値段とタマ数と車の内容・出来、およそ全てが高い及第点で並ぶ優良種。
それだけに逆に個性は出にくい一面もあり、選ぶなら色は妥協したくない。
青があれば一番うれしいが、なければ黒か濃紺系がいい。
あと、選定そのものがワゴン形を重視した流れであるが、この車種であればセダンのB4も歓迎。
可能ならスペックBがいいなぁ…
問題は…ターボモデルの燃費かなぁ_(⌒(_`ω、)_
・工場長講評「あっというまに探せるでよ」でしょうねぇ…なんかものすごい数が業者オークションに…
ただ、濃色系は軒並み状態が悲惨って…('、3_ヽ)_
◎フォレスター系

あれば安いのがごろごろしてる。
いかつい。見た目に反してけっこう走る(ディーラー代車でしばしば乗車した)
ターボに至ってはSVXがどう足掻こうがスタートダッシュで蹴り落とされるw
(特急電車が近郊快速型の出足に追いつけないのといっしょ)
問題は…うん、でかい。あと燃費('、3_ヽ)_
・工場長講評「(苦笑)」わ、わかりやすいですwww
◎デミオ スポルト

燃費経済性を追求する側に振るならこっちも。
いうまでもなく量産型の民生車なので、ならばMTモードがあって若干オーバーパワー気味の1500、つまり「スポルト」が選択肢。
これまた青とかオレンジとか、あまり見かけない色がいい。
問題は、アテンザと同じ「MTモードが逆順」、改修前提。
◎スイフト(初代・二代目)

Keiと同じ方法論でどんどん弄るなら、初代スイフトを安く引っ張る手がある。
青の純正フルエアロ一択。ホイールアーチとミラーカバーを銀にして、似非FISなんてのも面白そう。
これまた実車体験ありなので信頼は厚い。地味だが、いいクルマである。
二代目は弟のZCで経験済み。生活密着型の通勤快速として、いいお付き合いが出来そうである。
どちらも予算面からいって楽勝。このクラスなら、これしかない。
なお、派生のシボレークルーズも同候補として含まれる。やるなら純正フルエアロ一択。ルーフレールはなければ付けるww
…いまのところ、有力候補はこんなもんですかね…
それにしても車屋で相談してたときの、工場長さんの豊富な経験に基づいた鋭い一言一言が重いこと重いことwww
どのクルマがどう壊れるかとか、これってもう経験則がデータベースなんですね。
まあトヨタのイメージ広告じゃないけど、確かに
「そのクルマと暮らす・遊ぶ自分が想像できるか?」
これが、永く付き合っていけるかどうか…ありていに言えば「愛車」たりえるかの最大の条件なのだと思います。
その点において、Keiは大当たりを引いたのだと思う。
また、Kei導入時に遺すのを、思い切ってアベニール・エアロエクスプレスにする手があったなぁと少し後悔。まあ10年も前のことであり、SVXが今よりさらに若かったというのも事実だが…
核家族が力を寄せ合って過ごす家庭環境では、自分の都合だけでは決まらぬことも、こうして在るものです。
でも、この選定に失敗しなければ、笑顔で見送ってやれるよね。
今はそう考えながら、次期車輌の選定に勤しむ也…