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2018年01月17日 イイね!

長距離砲の決定打 TAMRON SP 150-600/5-6.3 Di(A011)

 コウノトリ撮りが本格化してきてからというもの
軒並み300mm(フルサイズ換算450mm)を大きく超えるレンズの需要が急激に高まり
様々なレンズを使ってみました。

SIGMA 170-500/5-6.3 APO DG
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TAMRON SP 200-500/5-6.3(A08)
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SONY SAL70400G
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シグマは設計の旧いレンズで、デジタル対応化改良を施されているとはいえ
その基本性能には、おのずと限度がありました。

このため、早々に
デジタル一眼世代の設計である、タムロンA08に取って代わられた。

SAL70400Gは、経年によるフォーカス移動カムのガタか
無限遠が均一に出ない状態だった。
また大きく重く高価の割にテレ側も300mmと大差ないことから、実用に至らず。


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半年近くに渡り、このA08が
コウノトリ撮りの第一線で活躍してきたのですが
焦点距離はさておき、絶対的な画質で
SAL70200Gなどには到底かなわない。
特に、ガチな鉄道撮りに転用することは
絞り込まないと性能的に難しい…という問題を払拭出来ずにいました。
300mmまでなら、茶筒と称される初代ミノルタAF75-300の方が、開放から総合画質に勝ります。

少々、お高い買い物になりましたが
思い切って、これを新鋭レンズに更新。

TAMRON SP 150-600/5-6.3 Di(A011)
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新鋭といっても、現在はその改良型の「G2」が販売されていますが
光学設計は共通であるため、今もって「タムロンの中でいちばん設計が新しい超長望遠ズーム」であることに変わりはありません。


実写結果は、まさに目の覚めるようなものだった。
230mm f6.3
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300mm f6.3
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180mm f5開放
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これほどとは。予想以上だ。



巷の評価として、やはりというかなんというか
「望遠側の解像力に乏しい」とされます。
やはりそこは超望遠ズーム、致し方ないところなのだろう、絞ればいいのだ絞れば…と思っていたのですが

その甘さは、

多分「微細な手ブレ(カメラブレ)」なんですよw

たとえばAFワンショットで、距離変化のないコウノトリを3枚手持ち連写したとします。
高い確率で、そのうちの1枚程度「拡大してみると何処にもピントが来ていない」カットがあります。
ピント位置も固定されているのに何で…というやつですが
2400万画素ともなれば、等倍表示の拡大率がとんでもないことになります。
しかも、最長でフルサイズ換算1000ミリ弱です。
こうなると、レンズの「振動」すら拾ってしまう(つまり三脚への要求レベルさえとんでもない)ことになります。
こんなん、いくら手ブレ補正入ってたって、100%はカバーできませんw

これをきちんと固定してやるとですね。

600mm開放でも
ここまで解像するわけでして。
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一部等倍切り出し
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確かに、ワイド端から望遠に向けて、特に400mmを超える辺りから
解像性能がゆるやかに下降するのは事実ですが
各方面で見た実写サンプルとは、ずいぶんと印象が違います。

先代A08と同条件で比較してみても、もはや勝負になりません。
等倍切り出し 500mm f開放
A08
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A011
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A08は、その気になればもう少し追い込めることは追い込めるんですが
収差による解像の崩れがピントの芯にソフトフォーカスのようにまとわりつき、これがピントリングの妙な遊び程度の差で大きく変動するため、事実上、ピントの山が制御不能です。絞るしか回避策がないです。後群移動フォーカスの癖なんでしょうか?シグマも、御大ソニー純正SAL70400Gも、なぜか似た傾向です。
A011には、それがありません。あくまでリニアに、ピントリングの回転とピントの移動がシンクロします。いわゆる「ピントの山が掴みやすい」というやつです。方式はインナーリアフォーカス。

このため、A011は「鳥撮り専用の長槍」という範囲限定の用途ばかりでなく
ようやく鉄道・風景向け「高画質」超望遠レンズを兼任することができる玉となりました。

本懐たる鳥撮り、もはや語るに及ばず
600mm f開放
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夕焼けに霞む山々のシルエットも臆することなく撮れる
600mm f8
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コントラスト再現性や色乗りもさることながら
山の稜線の木々のシルエットが、キリキリに解像しているのが解る。

これなら、安心して振り回せます。久々に、いいものを得ました。



問題は、鉄道はおろか
コウノトリを追ってる余裕すら、年明け以降…そして今後に渡って
去年の比ではないぐらいに乏しくなる…という現実であったり(←
 


Posted at 2018/01/18 11:00:58 | コメント(0) | トラックバック(0) | 写真・カメラ | 日記

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