ども、たけぼーです。
ここのところ、今でも現役で走っている113系電車の長大編成についてあれこれ書いていましたが、書いているうちに東海道線や横須賀線でおなじみだったグリーン車が恋しくなり、私が高校時代に撮影した東海道線の113系(当時はまだ現役でした)のグリーン車の写真を何枚か集めてみました。
残念ながらこの時すでに横須賀線はE217系に統一されてしまっていたので、写真は湘南色車のみになります。
当時私はまだデジカメを使わずフィルムのカメラ(1眼レフのような本格的なものではありません)を使用していたので、紙の写真をデジカメで撮った画像をアップさせていただきます。
まずは私が鉄道にはまり始めたころ、雨の降る東京駅で折り返し準備をする113系サロ110-1200番代。

行先は「快速アクティー熱海」行き。下り熱海方面から撮影しました。
113系のグリーン車は、153系急行列車から改造したサロ110とそれをもとに車掌室を潰したサロ111に始まり、中には特急列車から改造された車高短グリーン車などもありましたが、撮影当時すでに東海道線の113系グリーン車はこのサロ110-1200番代と2階建て車輛の組み合わせに統一されていました。
私の祖父母が東海道線沿線に住んでいる関係で、幼いころから113系にお世話になる機会が多かったのですが、あの特急を改造した平べったいグリーン車はいつ見ても面白かった記憶があります。
さて、一方こちらは引退間際、2006年3月に撮影したサロ110-1261。

場所は同じく東京駅で、今度は上野寄りから撮影。
「日」の字型の2段上昇窓が整然と並んでいますね。
この頃になると記念乗車として頻繁にサロ110に乗車していた記憶があります。
ここでこのサロ110-1200番代という区分について、僭越ながらちょっと解説。
サロ110-1200番代は、113系の平屋建てグリーン車の決定版的存在で、リクライニングシートを採用しながらも定員60名を確保した車輛。
(当時の特急や急行のリクライニングシート付グリーン車の定員は48名で、113系に編入するとその座席定員の少なさがラッシュ時に問題になったらしい)
また、横須賀・総武快速線での使用を見込んで難燃化工事もされています。
このグリーン車、ドア(デッキ)は前後に1か所ずつ、計2か所付いています。
まずは上り寄りのドア。

ドアが車端部ギリギリまで寄せられています。
一方こちらは下り寄りのドア。

このサロ110-1200番代は車掌室とトイレ・洗面所が下り寄りのデッキを挟む形で集約されているのが特徴の1つ。
ドアの右にあるのが車掌室の窓で、左(車端部)にある細い窓がトイレの換気窓です。
行先は普通の小田原行きですね。
最後は客室内。

撮影時期は先ほどの3枚より半年ほど前。
転換リクライニングシートが整然と並んでいます。
先述の定員60名を確保した秘密はまさにこのリクライニングシートで、なんと背もたれがリクライニングするのに連動して座面が前進し、リクライニング時にスペースをとってしまうのを極力抑えているんです。
この仕組みを知った時は正直「すげぇ~」って思いました。
そんな113系グリーン車も113系が東海道線から引退するのを機に全廃。
今や普通車の113系たちもすごい勢いで廃車に追い込まれつつあります。
時代とはいえ、やはりつらいものがありますね。
(4両編成1本くらいくれないかな・・・・・・・・編成番号が100番代か200番代のやつ希望)
今回はこの辺で。
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鉄なお話 国鉄113系編 | 日記
Posted at
2010/11/11 02:47:58