ども、たけぼーです。
ホントのホントに今更で申し訳ありませんが、鎌倉号の続きを。
どうかお付き合い頂けると幸いです。
今回は東所沢への回送途中、横浜駅にて時間調整中の中央線豊田車両センター所属、115系300番代トタM40編成をじっくり見ていきたいと思います。
まずは東京寄りから見たトタM40編成の全体を。
ここからは1号車(東京寄り)から1両1両を見ていきましょう。
まずは1号車のクモハ115-318。
主制御器、主抵抗器を床下に搭載した運転台付きの電動車です。
この後お話しするモハ115に、運転台を追加したバージョンとお考えいただけるといいかと思います。
クモハ115という形式は当初中央線にしか配備されなかった形式だったため、スカ色の115系と言えばクモハは外せない、という方も多いのでは?
このクモハも当初から中央線用に配置された車輛だそうです。
続いて2号車はモハ114-354。
先ほどのクモハ115とペアを組んでいる電動車ですが、相方がクモハなため番号は不揃いです。
集電用のパンタグラフが雪害対策のため、最近はやりの「くの字型」のタイプに換装されているのが主な特徴。
これは訓練車を除いた115系スカ色車全てに見られます。
よく見ると車輛のヘリについているはずの転落防止用のラバーが見えませんね。
跡のようなものは見えるので、外れてしまったのでしょうか。
3号車には本編成最大の特徴と言える、サハ115-319が連結されています。
この画像では見えませんが、画面奥側(ホーム側)戸塚寄りにトイレが設置されています。
現在全国で見ても現役で活躍するサハ115は、本車輛の他は高崎と新潟に数輌残っているのみなので、本車輛は現在唯一のサハ115スカ色車としてとても貴重な1両です。
さらに高崎と新潟に所属するサハ115は、全てシートピッチが拡大されトイレが省略された1000番代であるため、このサハ115-319は全国で唯一のトイレつきサハ115でもあります。
グダグダ書いてしまいましたが、要するに超~~~~~~~貴重な車輛です。
次の4号車はモハ115-348。
構成としては、本編成1号車のクモハ115の運転台がないバージョンとお考えください。
実は豊田の115系は本編成以外は全てクモハ115を用いた3両編成のため(6両編成の定期運用は全て長野地区に移管済み)、スカ色のモハ115というのも全国でこの1両のみとなってしまっています。
5号車にはモハ114-374が連結されています。
基本的には2号車のモハ114-354と変わりありませんが、この車輛の屋根には戸塚寄りにもう1つ、旧式の5角形をしたパンタグラフが載せられています。
これはまだ豊田に6連の115系が多数在籍していた頃にされた改造で、先ほどの「くの字型」パンタと同様厳冬期対策として架線の霜取り用に取り付けられたものです。
当時6両編成の下り側に連結されていた合計8両のモハ114が同様の2パンタ化改造を受けたそうなのですが、先述の6両編成の移管によって、現在スカ色で見られるのはこの1両のみとなってしまいました。
ちなみにこの編成は中央東線への定期運用もなく、主な運用であった「むさしの号」では土地柄霜取りは不要と判断されたらしく、霜取りパンタは現在封印され動かなくされてしまっているそうです。
最後の6号車はクハ115-398。
先ほど4号車で触れたサハ115に運転台を取り付け、方向転換したような車輛。
115系に限らず113系や403・423系、415系においてシートピッチが拡大される以前のものでは(115系ではこの300番代まで)、基本的にモータの無い車輛には必ずトイレを取り付けるという暗黙の了解?のようなものがあったらしいですね。
この編成でも、クハとサハにトイレが取り付けられています。
最後に戸塚寄りから撮影した、トタM40編成の全体を。
東海道線では5年前、横須賀線に至っては10年以上も前に113系の運用が終了してしまったので、このような景色はとても貴重であり、大切にしたいと思う今日この頃です。
今更な話題、そして長文にお付き合い頂きありがとうございました。
現在就活中でバタバタしている一方、気分がかなり沈み気味なのでなかなか更新ができない状態ですが、貴重な車輛たちが集まっている大変魅力的な編成なので、可能な限りブログやフォトギャラにアップしていこうと思っておりますので、どうか温かい目で見守って頂けると幸いです。
では。
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