2017年11月04日
クローズドを思いっきり走ることも醍醐味。車の性能を出し切って走る車はかっこよくて男前で、その姿は筋肉が張ったアスリートみたいだ。
だけど、私はそれよりももっと興味深いことを日常で見つけている(あくまで私見)。
私は長距離ドライブが大好きだ。それはFCでもプレマシーでも…時々乗るレンタカーでも…。一人で乗るのも大好きだけど、誰かと乗るのも実は好きだったりする。
車の中で普段できない話を、周りを気にすることなく喋る。楽しいね。
でも、実はそれじゃない(笑)
「同乗者が寝ること」これが私の楽しみ(笑)
どんな車を運転していても、長距離を走ると大体同乗者は寝る。それが(以前でいうと)レーサス組んだSAでも、比較的固い足のFCでも、横風を受けやすいプレマシーでも。
同乗者が寝ることに気付いたとき、最初は「せっかく自分が一生懸命運転してるのに寝やがって…」と腹を立てたこともあった。あるとき「あー寝てもーた…ぐっすりやったわ。運転うまいね。」と言われたことがきっかけで、考え方が変わった。「あー自分って、運転うまいんだ」…いやいや(汗)過信してはいけない(汗)
色々な人から私の運転について話を聞くと、「カックンカックンしない(急発進急停車がない)」「左右に振られない(急ハンドルがない)」のだそうだ。うーん…よく言えば「余裕を持った走り」だが「メリハリがない」とも取れる。
自分自身、目を三角にして肩に力を入れた走り方を日常的な走行で確かに好まない。そして、長距離を走るときはできるだけノンストップで走り切りたい。一度車から降りると重力を感じてしまって、疲れがどっとくる。だから、珈琲とアイコスさえあれば長距離も苦にならない。
うちの財務大臣なんて喋ってる途中で寝てしまう(笑)おいおい!私を置いてけぼりにするなよ(笑)そのまま1時間ぐらい普通に寝てしまう(笑)
同乗者が安心してぐっすり眠れる空間を作れるのは、私にとって勲章だ。どこからか表彰されるでもなく、どこからかスカウトが来るでもない(笑)でも、私にとってはとてもうれしい出来事。
先日法事に行くために滋賀まで走らせたとき、1歳の甥っ子が寝たときは「勝った!」と思った(笑)ちなみに、6人乗ってて私以外はみんな寝ていたが(笑)
だれも肩に力を入れて、足を踏ん張らなきゃならない運転手は嫌だもんね。前がすいたらアクセル踏んで、詰まってきたらブレーキ踏んでとか嫌だもんね。わからないように加速して、わからないように減速して…わからないようにカーブを切って…同乗者にできるだけ気を遣わせない走り方…これって「思いやり」だと思う。それを意図的にするか無意識にするかは経験値によるものだと思うけど、「お前の運転なんか二度と乗りたくないわ!」と言われるより「またどこか連れて行ってね!」と言われる方が絶対に良い。
自分が疲れない運転を、同乗者にも疲れない運転に。そこからさらに、同乗者が安心できる空間を作り出すこと。
それって、とても大切なことだと思うんだな。
Posted at 2017/11/04 21:14:26 | |
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