2024年07月20日
腕時計のお話。
今から十数年前、テレビの通販番組を見ていて「これいいなぁ…」って言ったら、奥さん(当時新婚)が「買ったら?」って言うので、速攻電話だかネットだかで注文して手に入れた「Casioのウェーブセプター」。送料コミコミの1万円そこらの、ソーラーで電波のコスパの高いヤツ。何が凄いって、なんのメンテナンスも要らず「使いっぱなし」で良いこと。当時、ストップウォッチをよく使ったから、ストップウォッチを使いながらアナログの時計で時刻が確認できるのは機能的だった。
ときが流れ、そこから10年ぐらい…そこそこのステータスを手に入れ(←何の出世もなく、ただただ歳を重ねただけやけど)、「ちょっとお洒落な時計が欲しいな」と思い始めた。なんかこう、「できる大人」が袖口から見える「成功者の証」みたいなヤツが欲しかった。ただ、時計って車一台分ぐらいの値段をするヤツもあるから、そんなんじゃなくて「国産」の「クロノグラフ」的な「文字盤にデジタル液晶が入ってないヤツ」が欲しかった。ベルトは、金属が良かった。
実は、就職祝いに叔父さんから「セイコーのドルチェ」をもらった。何も知らず、適当に使っていたら、ある日ベルトが切れた。その時に初めて「鰐皮ベルト」であるとわかった。時計屋さんに行くと「同じベルトはない」や「高級時計なんで」や、電池交換なんて「セイコーに送らないと保証が効かない」などといわれる始末。今では、(恐ろしくて)使えない時計の一つ。電池が切れているから、そのうち電池を入れ替えないと…。
話を戻して…最近では、スマートウォッチが流行っているらしいことを知った。調べてみると、お値段もピンキリ。購入の条件は「コスパが良いこと」「ちょっと高級に見えること」「メンテナンスフリー」である。別にコナン君みたいに、時計でしゃべりたいわけではない(でも、メールやLINEを確認できるのは便利だと思う)。
んで、確か当時6000円だか7000円だかの「文字盤が丸」の「ベルト3つ付」のヤツを買った。なかなかお気に入りだが、ボディがアルミシルバーでベルトがステンレスシルバーなのがイマイチだ。いっそ黒にしとけば良かったと後悔している。ま、言われなきゃわからないレベルらしい。
このスマートウォッチ…「…ん、あ゛ぁ…」なところがある。時刻を見たいときにワンテンポ遅れて画面が見えるようになること。何なら、わざわざボタンを押さなきゃ画面が真っ暗なままなことがある。時刻を気にするときって、だいたい有用な時だからプチストレスがたまる。また、ストップウォッチやタイマーを使いながら時刻確認ができないこと。前にストップウォッチを止め忘れて動いたままだったから、多分大丈夫なんやけど…だいたいミッションインポッシブルな時に使うから、怖くて試せない。でも、見た目はなかなかいいんだよ、見た目はね。
歳を重ねるごとに、ユニフォームが変わっていく。変わるというか…見せ方かな?作業着から見える時計とカッターシャツから見える時計は違う。別に何を身につけたってかまわないんだ。だけども、立ち居振る舞いでその人の為人がわかる。私の場合、作業来てて高級な時計は出来ない(だって、傷いくのイヤやもん)。他人と多く接するお仕事なら、「誠実さ」をアピールしたいから金属か革のベルトのアナログ時計をしたい。動き回る仕事なら、多少傷ついても良いけど汚れに強いヤツが良いな…。そういう意味なら、スマートウォッチは機能的に見えるから万能選手だと思う。
便利なんやけど、ちょいちょい煩わしい…見た目は良いけど、使い慣れるまでには時間がかかる…悪くはないんだけどね(笑)
地味に蓄積されるんだなぁ…っていう、お話。
Posted at 2024/07/20 20:19:00 | |
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