昔、中国の杞の国の人は、空が落ちてくるのではないかと思い、そのことを思ううちに不安になって夜も日も明けぬ恐怖にとらわれたといいます。これを「杞憂(きゆう)」といいます。
人は些細な兆候(ちょうこう)によって何かを不安に思い、不安のためにその思いこみから抜けられないという落とし穴に落ちることがしばしばあります。その不安が、体の病気へのとらわれという形で表れたものが心気症です。
前々回の
不幸の手紙でも書きましたが、榊は体調を崩しており、まだ復活しておりません・・・。
中医師に鍼治療をしてもらい、お盆は乗り切りましたが、ずっと調子が悪かったので、意を決して漢方医にかかることにしました。
東京が苦手なので兄貴に運転手をしてもらい(ありがとうまぢゃ)、東京の漢方医の所に行きました。
そこには、長眉毛元首相の直筆の書が・・・・・
待たされている間に患者さんが2人・・・・・こんなとこに俺がきて良かったのか・・・と思いましたね。
そして診察・・・問診・脈診・舌診・腹診・・・・・
結果は・・・・・
1.心気症
2.胃腸虚弱
3.ストレスが身体に出やすい体質
4.瘀血(オケツ)
とのこと。
お盆前に新たに鍼を打った場所が効いたのでなんとなく予想はしていたんですが、結果は予想通りっちゃあ予想通りでした。
その場所とは膻中(だんちゅう)というツボ。
呼吸器系に使うツボですが、ストレスのツボでもあります。
左右の乳首を結んだ真ん中を押してみてください。
痛かったらあなたもストレスがたまっているかも・・・・・
まぁ、そんなこんなで漢方薬(生薬)を処方され、毎日煎じて飲んでます。
まぁまぁ飲みやすいですよ。
心気症って怖いですね。
自分で苦しいのに検査しても異常がないんですよ。
苦しみは自分しかわからず、そして医者には「問題ないよ、気のせいだよ」と言われ、そして医者を信じられず、何か所も受診し歩く・・・。
今回、榊は良い医者に出会い、診断していただき救われました。
なんとなく、わかってはいても、受け入れなれない心の病・・・
今回は漢方医だから受け入れられたのかもしれません。
これから養生していきたいと思います。
とりあえず、当分は夜のお仕事は休業です。
夜眠れるって素晴らしい!!!
皆さんも体に気を付けてくださいね。
あ・・・心にも。
Posted at 2011/08/26 21:50:58 | |
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