本日、アクセラに試乗してきました。
グレードはハイブリッドのLパッケージ。
外装パールホワイトで白い革内装。
大きさとしては初代アテンザの長さが10センチ短いだけ。
ホイールベースなんて初代アテンザより長い。
それで車輌価格で270万弱。なかなか立派なアクセラです。
早速実車とご対面。
ガソリンエンジングレードと見分けるのはこのエンブレム程度。
各種操作方法を教わっていざスタート。
今回は時間も限られ、都内スタートなので、都内を走るコースに設定。
首都高の渋滞を走りながら人形町、目黒、レインボーブリッジを走るコース。
真っ直ぐなガラ空きの高速をびゅーんと走るより
渋滞の都内をちょこまか走るほうがハイブリッドのメリットが出るはず。
今回は「ハイブリッドとしての出来」ではなく、
「普通の車としてどうか」で見てみました。
まず、走り始めて「いいね~」となったのが、
モーター走行とエンジン駆動時の境目が極めて自然な事。
モーター走行時でもまるでエンジンで走っている時のようなアクセルの反応。
停止から加速、加速が終ってアクセルを離した時の空走感に至るまで
モーター走行時もエンジン駆動時もほぼ変化なし。
かろうじてフロアに伝わる振動でエンジンが動いている事がわかる程度。
料金所を通過して加速する際にも
ガツンと踏み込めば通常の2リッターエンジン以上の加速。
ディーゼルのようにトルクの塊でドカンと加速する感覚はないものの、
自然に気持ちよく伸びのある加速が味わえます。
減速時も抵抗が急に増えたり、すっぽ抜けたりする事なく
思い通りの減速ができます。
ハイブリッドである事を知らず、また気にせずに乗ったら
普通に良くできたマツダ車の運転感覚である、と答えるでしょう。
要するに、「ハイブリッドだから」という特別な感覚がないという事。
これは凄いです。
モーターとエンジンという全く特性の違う動力を見事に調和させて
トータルで「普通の車」にしてしまっているのですから。
面白いなと思ったのがコーナーでの感覚。
首都高のコーナーを2つ3つクリアしてみるとわかるのですが、
ハイブリッドシステムをリヤの車軸上に集めて搭載している都合で、
FFとしてはリヤに重さが乗り、おまけに剛性が出ているため
えらくどっしりした感覚になっているのです。
場合によっては実際以上に車重を意識する場面があります。
重くて曲がらない、という意味でなく、
どっしりしていて安定感がえらく高い、なんでだろ?そんな感じ。
例えるなら軽いFF車の荷室に重い荷物を積んで走った感覚。
ちょっと気になった点は、エンジンブレーキの効きが悪く感じる事。
「感じる」程度で、実際にはフットブレーキと合わせれば必要十分。
むしろ速度とギヤの位置を考えなくて良いので気楽にBへ放り込めます。
最近のモデルに共通して「良くなった」と思えたのはここ。
操作パネルの質感と操作感の向上。
見た目品質だけでなく、実際の操作感も上質です。
特にエアコン操作パネルは良かったです。
あとはここ。
純正ステアリングとしてはかなり良い手触りの革です。
一本巻きではないところが惜しいですが、形状、太さ共になかなかの出来でした。
この革なら数年でテカテカ、とはならないでしょう。
あとはここ。
やっとマツダも自動防眩ミラーになりました。
BMWなんかはもう随分昔からやってますし、アフターパーツでも昔からあるものですが、
ようやくマツダでも標準装備(オプションかもしれませんが)になって来ました。
都心では必要性を大して感じませんが、田舎では大変重宝する装備です。
それがようやく・・・うるうる(涙)
渋滞の都内を40キロほど走ってリッター19キロはなかなかの数値。
これはハイブリッドを意識せず「普通のマツダ車」として十分通用します。
まだこれ以外のアクセラに乗っていないのですが、
動力性能としては必要十分以上でその上低燃費のハイブリッド。
最後まで気になっている部分もありますが、これはまたいずれ・・・
個人的に期待しているのは1500エンジン車なのですが、
車輌価格で100万違うとこれとは別の車として考えても良いかもしれません。
何にしてもマツダ初のハイブリッド、アクセラは
よく仕立ててあります。これはよく出来た車です。
この先、このシステムが色々な車種に展開される事を期待します。
Posted at 2013/12/18 17:07:28 | |
トラックバック(0) | 日記