覚王山日泰寺 奉安塔

予約していた歯医者に時間より早く着きそうだったので覚王山日泰寺の奉安塔に。



大通りの西側に在る本堂に参拝に向かう人が多いのですが、お釈迦様のお骨が祀られているのは、こちらなんですよね。



ただ、その奉安塔の近くまでは行けないので、少し離れた場所からお参りする事になります。



私が度在ることに日泰寺に行くのは、このお寺の経緯(いきさつ)が好きだからです。

明治時代にイギリス(キリスト教)の探検家が、インド(ヒンズー教)でお釈迦様のお骨が入った骨壺を発見したところ、インド政府は仏教国タイ(当時シャム)に送ることにしました。

その後、同じ仏教国の日本に分骨され招致候補地の一つで有った名古屋に宗派を越えた寺院として覚王山日泰寺が造られることになり今に至ります。

因みに覚王山の覚王とは覚り得た王つまりお釈迦様

日泰寺とは日本とタイとの絆から日泰寺とされています。


国や宗教宗派を越えた一連の流れが興味深く、決して古くから有るお寺でも無く、歴史の教科書に載っていたり、映画やドラマの舞台になるお寺じゃないかも知れませんが身近なこともあり好きなお寺の一つです。