
今回の内容は、かなり長くなります。ご注意を!
読むのがつらい方は、飛ばしてください!!!
「湾岸ミッドナイト THE MOVIE」やっとDVD借りました。
早速見ましたが、とても面白かったですね。
昔の大鶴義丹のときと全く違う趣でよかったですね。
私、個人的には、昔のほうがストーリー的に好きだったかな?
さて、私の最大の関心は、カースタント!!!(笑)
今回は、合計3回のクラッシュシーンがあります。(カースタントは2回)
まず、冒頭のS30Zの前の持ち主が事故死してしまうシーン。
ブラックバード(ポルシェ)とバトル中にコントロールを失い、中央分離帯に激突、横転してしまいます。
(上の画像のシーンがこれです)
ゴロゴロと何回転も転がります。
この時に使用されたのが、「キャノンロール」でした。(2月21日のブログをご参照下さい)
非常に素晴らしいスタントでしたが、回想のシーンという演出上か、あっという間に終わってしまった感じでした。残念です!!!
邦画では、「マッハ'78」以来でしたね。
二回目のクラッシュシーンは、バトル中にコントロールを失って工事現場に突っ込むシーン。
クラッシュのスタントはなく、車を人力で転がした?乱暴に置いた?って言う感じでした。
最後は、クライマックスのバトルシーンでのクラッシュ。
トラックと事故を起こしそうになったポルシェを助けるため、自らを犠牲にしてトラックと接触、中央分離帯のガードレールに乗り上げ、横転、脱出後、爆発、炎上してしまいます。
このシーンで使われていたのが、「ジャンピングロールオーバー」でした。
通常使用する台の代わりに、傾斜のついたクランプ(レールのようなもの)を使用し、ロールオーバーで横転するというものです。
クランプの角度や、車の速度次第で迫力を自在に変えられるのがメリットですが、車内にロールバー(ロールゲージ)をしっかり組まないと、非常に危険なスタントであり、コストもかかるのがデメリットです。
邦画では、「あぶない刑事フォーエヴァー」でR31の白パトが演じ、その後、「西部警察SPECIAL」でミラージュの白パトも演じてくれました。
共に、カースタントTA・KA(野呂真治氏)の手によるものでした。
今回のスタントも、空中で一回転しながらの着地で、さらに何回転もゴロゴロと、素晴らしいスタントでした。
さて、この作品をご覧になられた方で、車に詳しい方はお分かりでしょうが、
この作品では、「S30Z」は、1台も破壊されておりません。
では、破壊されている車は・・・?
なんと、ランサー・セレステのS30Z仕様!!!(3回とも)
さすがに、S30Zを破壊できなかったとはいえ、この車も希少だとは思いますが、なぜ・・・?
それは、エンドロール(クレジット)を見ていたら、謎が解けました。
まず、スタントマンが、コーディネーターを除いて、全て外国の方なんですね。
え?わざわざ海外から呼んだ・・・?どうして・・・?
どうやら、この作品のスタントシーンは、フィリピンで撮影されたもののようです。
なるほど・・・それで・・・!
フィリピンでは、セレステ(向こうではなんという車?)が比較的に入手しやすかったのでは?
スクラップ置き場でのS30Zも、どこかから、事故車を持ってきたのでは?
それで、2by2なのでは?
フィリピンなら、このような激しいカースタントが舗装路でも可能だった?
室賀監督らしい、この作品でのアクションへのこだわりが伺えます。
だって、CGでやろうと思えば、出来ますもんね!
というわけで、ごちそうさまでした。とても、おいしかったです。
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カースタント | 音楽/映画/テレビ
Posted at
2010/02/28 01:07:16