本日のお題は、'86年の角川映画
「黒いドレスの女」です。
まだまだ初々しい、原田知世が主演のサスペンス物です。
この作品の中にも、カースタントがあり、なんと、
ほぼ現行型の車の破壊があるんですね。
カースタントの担当は、
「TAKA」。恐らくは、まだ発足して間もないときではなかったかと。いつから、
「カースタントTA・KA」になったのでしょうか?
それでは、ご紹介しましょう。
ヤクザ者の男二人(永島敏行、菅原文太)の乗った車
(ソアラ)が、組織の車
(ダッジ・アスペン4ドアセダン、シボレー・カマロ、330系セドリック4ドアHT)が尾行される。



そして、尾行を撒くためのカーチェイスが始まる。


この場所は、カーチェイスの撮影で、よく使われますね。
石原プロ作品でも、よく使われた場所です。
場所は、芝浦の、某有名輸入車ディーラの本社前の道ですね。
ちなみに、先日、東京に出張で行った時に、放浪してきました。
面影は無くなっていましたが、「西部警察」のS30Zがジャンプした運河も見てきました。この交差点のすぐ近くでした。
ソアラがスピンターンするが、セドリックは曲がりきれずに、駐車中の車
(初代アコード3ドアHB)に突っ込む。




逃げ回るソアラ・・・

サイドバイサイドで挟み撃ちにされそうになったところで、ソアラが急ブレーキ!
アスペンとカマロは衝突する。


ソアラは、倉庫街に逃げ込む。


このシーンでは、永島氏と菅原氏が吹き替え無しで演じていますね。
そして、カマロは、土嚢の山を台にして、
ロールオーバークラッシュ!




そして、この後、頑なに非破壊を貫いてきたソアラが、一転、破壊に転じます。
アスペンとサイドバイサイドで体当たりを繰り返すソアラ。
もうすでに、バンパースカートが歪んでしまっている。
アスペンは、ターミナルに挟まれてしまい・・・

そして、なぜか、こうなります。

なかなか面白いシチュエーションですが、アスペンは、横転してしまう。




尾行を撒くのに成功したソアラでしたが、(エンブレムは、2.8GTとありますね。)
見るも無残な姿に・・・
ちなみに、ほったらかしのアスペン・・・
さて、このソアラですが、後期型ですので、
最大でも僅か3年落ちという凄さ!
本当は、壊す予定ではなかったのではないか?と思うほど、ショッキングでした・・・
しかも、二代目がデビューしたのは、'86年1月なので、
撮影時は、現行型だった可能性があります。
角川映画のカーアクションって、金の掛け方が違いますね。
アスペンだって最大で10年落程度ですし、カマロも最大で11年落ち程度ですからね。セドリックは最大で9年落ち程度、アコードも最大で10年落ち程度ですか・・・
国産車と輸入車が同じ基準で破壊されるって、凄いことかと・・・
さて、次回は何にしましょうか?
お楽しみに・・・
ブログ一覧 |
カースタント | 音楽/映画/テレビ
Posted at
2011/01/13 00:26:39