本日、ご紹介するのは、またまた香港映画です。ご紹介の前に、まずは、こちらを。 以前にご紹介した「五福星」ですが、今日紹介する作品は、これに関係しています。ちなみに、余談ですが、私は、こちらのバージョンのほうが好き。 陣内孝則バージョンです。こちらは、今回の話には関係ありません。(失笑)さて、本日ご紹介するのは、またまた香港映画で日本未公開の「Pom Pom」です。’84年製作の作品ですから、「五福星」公開の翌年に製作された映画です。 ストーリーは、いたって単純明快な、刑事ものコメディ映画です。主人公は、この二人。 どこかで見たことのある顔ではありませんか!(笑)主人公の刑事とは、「五福星」のメンバーの二人(左より、リチャード・ン、ジョン・シャム)なのです。 上の画像からも想像できるかもしれませんが、冒頭より、いきなりのハチャメチャぶりです。強盗事件が発生、主人公たちも覆面車で駆け付ける。無線で連絡を受けて、いざ、出動!ってその場所が… ラブホ!また、リチャード・ンは運転がヘタクソという設定で、暴走します!! かなりのボロ車ですが、覆面車として使用されているのは、A10系バイオレット。猛スピードで突っ込みすぎて、スピンしてしまいます。 そして、ガードレールに突っ込みます。前期型なので、5年から7年落ち程度での破壊ですね。ボロ車とはいえ、早めの破壊ですね。 これにより、新しい覆面車が与えられることになりますが、それは後ほど…さて、この映画ですが、サモ・ハンが製作の作品ということで、おなじみのキャラがチョイ役で出演しています。例えば、途中で犯人が窓伝いに逃亡するシーン。 窓が開いて犯人は落ちてしまうのですが、 窓を開けたのは、この面々。 サモ・ハンを始め、「五福星」でおなじみの面々。設定も同じく、清掃会社の清掃員という設定。他にも、あとの追跡シーンでトラックの運転手役で… ユン・ピョウ!また、ラスト・シーンで駆け付ける白バイ隊員が… ジャッキー・チェン(右側)!サモ・ハンだから実現した、豪華な顔ぶれですね。 しかも、ノークレジット(エンドロールにも名前が登場しない)出演!話がそれましたが、クライマックスのカーアクションを紹介しましょう。組織の重要な情報のメモが記された手帳を追って、主人公たちと組織のカーチェイスが開始されます。 主人公たちの新しい覆面車とは、140系ギャランΣでした。 組織の一味の車は、A22系レオーネ、C210系スカイラインですね。ジョン・シャムが屋根につかまったままのカーチェイスとなります。そのまま車はジャンプ! なんと、屋根の上は、人形ではなく、スタントマンが頑張っています。ふつうは、危険なスタントのため、人形が務めることが多いんですが…「大都会PARTⅢ」の「テロルの仮面」でも、人形が捕まってジャンプしていましたね。 そして急ブレーキを踏んだ車からジョン・シャムは滑り落ち、マンホールに落ちてしまいます。 よく見ると、車が120系ギャランΣの後期型に摩り替っていますね。(なぜかわかりませんが…) 横から見ると、140系とほぼ変わらないのに驚かされます。140系が売れなかった理由がわかるような…「ゴリラ」などで、たくさん破壊されてしまいましたが…組織の車は渋滞に引っかかってしまいます。渋滞の原因は、教習車のエンスト!その教習車が、あからさまに再塗装したとわかるA22系レオーネ。よく見ると、組織の車が、レオーネから、30系カローラに摩り替っているので、先ほどのレオーネと同一車ではないでしょうか? 全く動かないレオーネを力ずくで動かします。 そして、ここから、サイドバイサイドでの体当たり大会となります。ちなみに、このシーンで流れているBGMは、先の動画と同じBGMです。 ジャパンは、前期型のGT系ですね。5年から7年落ちでの破壊です。一方で、ギャランΣは、最大で4年落ち程度の車です。 E30系カローラは中期型なので、6年から8年落ち程度での破壊ですね。他の2台に比べると、古すぎる感が否めませんね。やっぱ、レオーネで破壊してほしかった… かなりの激しさです。そして、ギャランΣがいきなり急ブレーキを踏み、2台が衝突する。 その隙に、ギャランΣが抜きんでる。 以上でカースタントは終わりですが、ここでおまけを。トラックを追跡するために車から飛び降りたジョン・シャムは、追跡するために、こんな妄想をする。 もろに、「五福星」のあのシーンですよね。そして、トラックの荷台のロープにつかまり・・・・ ローラースケートではないため… こうなってしまうというオチ付き・・・ところで、エンドクレジットに… 中国語はわかりませんが、おそらくは… 主人公二人が乗っていたギャランは、三菱自動車から提供してもらいました。 ってことが書いてあるんでしょうね。どうりで、やたらと新しいギャランΣを破壊してたわけで…カメオ出演していたジャッキーの関係かな? ちなみに、この映画の予告編です。 ということで、今回はここまで。 さて、次回は、いつになりますでしょうか?