本当に、お久しぶりです。
なんか、すごい久しぶりに感じてしまいます。
今月は、お盆に実家に帰省したり、休みを取るために、仕事を集中させてしまったり、さらに、気がつけば、月末で・・・
そして、今、休みの日は、引越し先を探すため、潰れてしまう始末で・・・
そんなわけで、
サイトのほうの更新をするのが、精一杯です・・・
サイトのほうは、今週末から、
「大都会PARTⅢ」に突入する予定です。
その後は、
「特捜最前線」をやりたいのが山々ですが、引越し先がなかなか見つからなければ、難しいかも・・・
その場合は、作り置きしているほかの作品になるかも・・・?
もし、リクエストがあれば、仰ってください・・・
でも
「ゴリラ・警視庁捜査第8班」は持っていませんので、悪しからず・・・
それでは、久しぶりに、カースタントを紹介しましょう。本日は、懐かしの邦画です。
1979年(昭和54年)作品の
「黄金の犬」です。
徳間書店25周年の記念大作のようで、大映映画制作の豪華キャストの映画ですね。
監督は、山根成之氏。私、この監督、個人的に、結構好きで、
「ダブル・クラッチ」も好きですね。
主演は、鶴田浩二、島田陽子、地位武男という顔ぶれのほか、豪華共演陣です。
原作は、西村寿行氏の同名小説ですが、当時の日本映画によくありそうな、政界を巻き込んだ犯罪に、
「ゴロー」という犬が巻き込まれてしまうという話です。
犬の帰巣本能という点にスポットが当てられ、私も、この映画で、覚えた言葉でしたね。
さて、カーアクションにスポットを当てましょう。
物語中盤、犯人一味と、鶴田浩二らの銃撃戦となり、犯人のボスがパトカー(
コルトギャラン4ドアセダン)を奪って逃亡します。
鶴田浩二の相棒役の森田健作が、通りかかったダンプトラック(
日野レンジャー)に乗り込み、追跡します。
運転手役は、なんと、菅原文太!
「トラック野郎」を彷彿とさせる友情出演です。
パトカーは、すれ違うトラック(
三菱キャンター)をギリギリで交わしつつ、暴走を続ける。



このシーンでは、地井氏自身がハンドルを握っていますね。
何かの番組で話していましたが、他にも、海へ飛び込むシーンなども、
スタントマン無しでやっていたのだとか・・・
そして、すれ違う車(
ローレル2ドアHT)とパトカーが接触、そこへ、ダンプが突っ込む。





ローレルもギャランも、撮り直したのか、既にクラッシュしていますね。
山奥の撮影で、スペアの車の用意もなかったんでしょうね・・・!?
そして、今度は、ダンプにパトカーが付いていく、変なカーチェイスとなり、ダンプは、荷台を上昇させながら走り続ける。

落ちてきた石で、フロントガラスが割れてしまいますが、このシーンも地井氏本人ですね。
そして、ダンプは急停車、パトカーは、荷台を突き破ってジャンプ、砂山にダイブする。
ここは、さすがに、スタントマンでしょう・・・




とても素晴らしい、計算どおりといった感じのジャンプですね。
スタントを担当されたのは、
故・黒子昭氏。
クロスレーシングの代表だった方で、
「マッハ'78」では、日本代表チームのリーダーとして活躍、クライマックスでのポルシェでのスーパージャンプで、
ジャンプの飛距離世界記録を塗り替えてしまった方ですね。
また、
「大福星」で、日本ロケのカースタントを担当されたチームですね。
ミニカでの大ジャンプを成功させて、驚かせてくれましたが、どうやら、リハーサルで失敗して、車が摩り替わったようですね。(NG集で確認できます。)
事故で気絶した犯人。
歓喜する二人。
ダンプが立ち去った後、逮捕しようと近付く森田氏。
気絶したふりをしていた犯人の返り討ちに合う。
発砲している拳銃ですが、作品途中で、「スペイン製のチェスカ」という件がありますが、実際使用されているのは、S&W・M29・44マグナムですね。
森田氏は、残念ながら、
殉職してしまいます。
威力のある銃という設定で、血の吹き出し方がすごいです。他のシーンでもそうでしたね。この頃は、映画で、よく、血が勢いよく出てましたね。そんな時代でしたね。
カーチェイスのシーンで流れているBGM、聞いたことがあるようなサウンドだと思ったら、
大野雄二氏の作曲ですね。
「ルパン三世」「大追跡」「大激闘」などを担当された方ですね。どおりで・・・
さて、次回は、いつになることやら・・・
気まぐれで、ということで、お許しくださいませ。
Posted at 2010/08/31 02:20:25 | |
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カースタント | 音楽/映画/テレビ