昨日、PVが、またまた過去最高を更新しました。ありがとうございます。
でも、内訳を見ていたら、「猿ロック」のR34の破壊編に集中しているんですね。
それだけ、
スカイラインのファンが多いということですね。
しかし、バラエティーに富んだ内容にしたいため、いろんな車種というより、いろんな作品のカースタントをご紹介して行きますので、ご了承くださいませ。
本日のお題は・・・'82年公開の
「野獣刑事」です。
今では共に故人となってしまいましたが、緒方拳が主演、工藤栄一が監督でした。
ストーリーはというと・・・連続通り魔殺人事件を捜査する主人公の刑事(緒方拳)。愛人(いしだあゆみ)を囮にして、事件を解決するも、愛人が犠牲になってしまう。愛人の夫(泉谷しげる)は、刑事のせいで妻が犠牲になったとし、刑事に復讐心を燃やす。
ストーリー後半で、結構派手なカーチェイスがあります。
カースタントの担当は、
「スリーチェイス」。謎の団体でして、何か、詳細をご存知の方がいらっしゃたら、ぜひ、教えてください。といっても、無理ですね・・・
ところで、この作品ですが、時代背景を考証?して、レトロな車をあえて使用しているんですね。
たとえば、殺人現場のカット・・・
パトカーが、
230セドリックの4ドアHT、
S60系クラウン(クジラクラウン)、
130セドリックという顔ぶれ。
主人公の乗っている覆面車が、
B110系サニー!
火事に駆けつける
消防車が、
車種までは分かりませんが、こんな感じ。
警察署のカットが、
こんな感じ・・・'82年の映画とは思えません。
330系セドリックの4ドアHT、
S60系クラウン、
130系セドリック、左端にちょこっと映っているのが、
キャブオール(と思われる)。
ですから、これからご紹介するカースタントで破壊されている車は、一応、
現行型を破壊しているという設定です。(汗)
さて、ご紹介しましょう!
愛人の夫は、子供を連れて、電器屋の車(
S60系クラウンワゴン・ナショナルカラー?)を奪い、暴走を始める。
対向車(
230系セドリック)に、テールスライドで衝突する。

さらに、暴走を繰り返し、
バックで自転車をなぎ倒し、
ダンボールの箱を吹き飛ばす。
拳銃を乱射しながらの暴走に対し、警察の追跡が始まる。
この綺麗にリバーススピンを決めている車は、後期型のクジラクラウンで、純正ワイドタイヤのスポーティグレード?ですね。
暴走を避けようとした一般車(
230系セドリック、最初の破壊の使いまわし車両)がスピン、そこへもう一台の車(
S60系クラウン)が衝突する。


こちらの車が、先ほどリバーススピンを決めていたクジラクラウン。非破壊車両です。
そして、男の車は、パトカー(
S60系クラウン)とサイドバイサイドの後、パトカーは横転してしまう。

助手席のマネキンが不気味・・・(笑)


ルーフに、タクシーの行灯が付いていた跡が残っていますね。
・・・と思っていたら、お友達のご指摘で、
本物のパトカー上がりの可能性があるそうです。だとしたら、凄いことだ・・・
そして、男の車は、検問を突破、

進路を一台のパトカー(
S60系クラウン)が塞ぐ。

よく見ると、フロント及び、サイドを破損しているので、先ほど横転したパトカーと同一車両と思われます。
そこへ、クラウンワゴンが
Tボーンクラッシュで突っ込み、パトカーは炎上してしまう。







ちなみに、分かりにくいのですが、ワゴンを追跡していたパトカー(
130系セドリック)が炎上したパトカーに突っ込んでいます。
そして、男は車を乗り捨て、近所の家に立て籠もる。
本当に住宅地で撮影してた・・・ (失笑)
立て籠もり事件に駆けつけたパトカー

恐らくは、カースタントは、後で撮影されたんだろうな。
なぜなら、最後のシーンで、
クジラクラウンの救急車が・・・
きっと、これが逃走車両に化けたのでは?
また、別カットでは、130セドリックも映っていますので。
ところで、オタクな話になりますが、Tボーンクラッシュのスタントマン、黒子昭氏(クロス・レーシングの代表)ではないかと。マッハ'78で出ていた方です。
もし、合っていたとすれば、「スリーチェイス」は、黒子氏のチームだったのでは?ということになります。
パトカーのロールオーバーのドライバーも、どこかで見たことあるんですが、思い出せない・・・(汗)
ということで、今回は、この辺で。
Posted at 2011/01/12 03:41:47 | |
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カースタント | 音楽/映画/テレビ