え~、今日は久々の作品解説となります。
本当は、もっともっと作品を紹介したいのですが、仕事が超多忙、プライベートも多忙、サイトの更新も手一杯、結局は、言い訳ですね。
そんな中でも、頂いてるメッセージもありまして。
例えば、私が紹介した作品をDVDで購入しましたよ、とか、私のブログがきっかけで、カーアクション好きに火が付きました、とか。
なんだか、照れくさくなってしまいますが、うれしい限りです。
これからも、ますますのカーアクション・カースタントの布教に努めてまいりますので、よろしくおねがいします。
さて、今日のネタですが、ようやく入手できたDVDからのご紹介です。
いや、別に入手困難とかいうわけではないんですが、安価に入手することが、なかなかできなかっただけです。
ようやく、リーズナブルプライスでゲットできました。
そんな作品とは、’84年のフランス映画「恋にくちづけ」です。
ストーリーとしては、分刻みで様々な女性と遊びまくるプレイボーイの主人公(ジャン・ポール・ベルモンド)が、ちょっとしたきっかけで出会った若い女性(ソフィー・マルソー)と、一つ屋根の下で、妻も交えた奇妙な生活を送る、というラブコメです。
一見、カーアクションと縁がないような作品ですが、結構しっかりとしたカースタントがありますので、紹介させていただきます。
ようつべで、予告編がありましたので、こちらをどうぞ。紹介するアクションシーンも入っています。
主人公は、このお二人。

名優、ジャン・ポール・ベルモンドと、ソフィー・マルソーです。
ジャン・ポール・ベルモンドの作品は大好きで、大抵の映画は見ましたね。
でも、未DVD化の作品が多くて、収集には困っている次第。
また、「パリ警視J」のように、超希少品で、高値の作品が多いのも事実。
この作品は、そこまでではなかったものの、リセールバリューが期待できそうにない作品は、予算が¥2000までと決めているため、なかなかゲットできませんでした。
いっぽう、ソフィー・マルソーも好きな女優さんの一人です。
特に、このころが、一番好きでしたね。
でも、この方の作品は、ほとんど見ていません。
他に観たのは、90年代のサスペンスものくらいでした。
(もち、カーアクション狙い。当時現行のBMW5シリーズが破壊された)
題名は忘れましたが。
さて、この作品ですが、冒頭から凄いアクションで始まります。
実業家の主人公は、ボートの商売で、性能の良さを見せつけるため、なんと、




ボートを陸に乗り上げ、建物を突破して、何もなかったかのように走り去るというシーン。
ちなみに、ベルモンドは、出来る限りのスタントを自身でやってのけるのが売りでした。
こんなシーンも、危険を顧みず、挑戦しています。


動くボートからヘリに飛び移るというスタントをやってのけ、かなりの時間をぶら下がったままに!
ジャッキー・チェンも真っ青です。
なぜなら、この時、御年51歳です!
すごすぎる!!!
さて、ここからがカーアクション!
事故で入院していた主人公は、医師に変装して病院を抜け出す。
そして、停まっていた救急車(シトロエンCX)を奪い、逃げ出す。

しかし、麻酔が効いたままの主人公は、フラフラしながら運転する。
そして、交差点で信号待ちをしていたところ、後ろに乗っていた患者に怒鳴られ、びっくりして暴走、前に停車していた車(シトロエンDS)に衝突、乗りあげて、立ち去ってしまう。




さて、このシーンですが、ラストにメイキングがありまして、



こちらの別カットでお分かりの通り、ベルモンド本人がやってのけています!
さらに、暴走は続きます。
暴走する救急車を避けようとして急停車をした車(ルノー15)に、もう一台(フォード・エスコートMkⅠ).が追突、乗り上げてしまう。



さらに、スピンした車(フィアット128)に、もう一台の車(プジョー504)が激突、フィアットは真っ二つになる。



やはり、作品がラブコメだけに、カーアクションもコミカルに仕上げていますね。
ちなみに、カーアクションの担当は、レミー・ジュリアンです。
おそらくは、ヨーロッパ一のカースタントマンです。
例えば、有名なこのスタントも、彼の技。
そして、クライマックスで、ベルモンドは、カースタントのほとんどをやってのけることになります。
ですから、運転しているベルモンドのアップが多いですね。
ソフィーの策略で、怒り心頭で集会に乗り込もうとするベルモンド。
ソフィーの母親の車(フィアット・ウーノ)を拝借する。
まずは、バックしながら、門を突破する。


ベルモンドは、007を相当意識しているという設定?




さすが、スタントに挑戦するだけあって、運転はなかなかのものです。そして…






ジャンプもなんのその、上手にクリアします。
ただし、万が一のためでしょう、車内には、細身ではありますが、ロールバーが張り巡らされていますね。
さらに、遅い車(シトロエン2CV)に追突、押し出されたシトロエンは、ガードレールに乗り上げてしまう。



ただし、このシーンは、メイキングでNGシーンが収録されていました。



簡単そうで、高度なスタントなんでしょうね。
さて、スタントはまだ続くのですが、力尽きましたので、今日は、この辺で。
次回をお楽しみに。
Posted at 2011/11/20 01:13:21 | |
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カースタント | 音楽/映画/テレビ