作業2日目
初日は予定外の作業に時間を取られて、思ったより進みが悪かったからね。
今日こそミッション載せ換えの作業をしたいところ。
早速ミッション本体の作業に着手。
先ずはエンジンを下げる為の準備。
エレメント移動式オイルクーラーのオイルブロック、ラジエターのアッパーホース、ステアリングシャフトのラックとの接続部など、エンジンを下げる際に引っ張られる部分を外していく。
エンジンを下ろしても引っ張られる部分が無くなったら、いよいよメンバーボルトを緩めてエンジンを下げていく。
普通はここまで大げさにしなくても何とかなる場合もあるんだけどね・・
このクルマは強化エンジンマウントを組んでいるので、エンジンがあまり傾いてくれない。
さらに、ニスもの強化マウントなので、純正よりも10ミリ高さが出ているって言う・・・
そんなこともあって出来る限りエンジンを下げる必要があるんだ。
ミッション側のハーネスやレリーズシリンダーも外したら準備OK
プロペラシャフトは中間ジョイント部を車体から外して宙ぶらりんにしておけばOK
ミッションとエンジンとの締結ボルトを外していく。
締結ボルトが外れたら、いよいよミッションを外します。
今回は下ろす作業から載せる作業まで完全に一人だからね。
覚悟を決めて臨みます。
取り敢えずは・・
ミッションを外すべくコジるべし!!ただひたすらコジるべし!!
いつ落ちてきてもいいようにちゃんと構えておくのもお忘れなくw
で、やっと外れてきた
上手いこと足も使ってそっと下ろして行きましょう
正直、アレだけやってもエンジンの下げが足りなくて、ベルハウジングがフロアトンネルに当たってちょっと苦戦した・・・
無事、ミッション取り外し成功~♪
今回はミッションの交換のみなんでクラッチはバラさないけど、この機会にチェックを
クラッチは当時のオレの拘りのOSスーパーシングルだ
当時の仲間が付けててね、そいつの180sxがカッコ良かったんだコレがw
その当時はまだエキマニが流行るちょっと前でね。
ソイツの180sxだけ甲高い音&OSスーパーシングルでスーパーレスポンスでさ、「カッコイイな~」なんてちょっと羨ましく思ってたもんだよ。
で、GT2540Rでも出力的に対応出来てそうだったんでコイツに決めたんだよね。
何気に拘りのアルミカバータイプなのよ? 普通はプレスカバーで美しくも無い鉄板なんだからw
結果は大満足で、レスポンスは良いし、キレも文句なし、繋がりも結構好きだったな~。
ただ、シャラシャラ音はもう少し大きい音を期待してたんだけど・・・
そんなOSスーパーシングルもオレが2004年に新品で組んでからもう8年。
乗ってなかった期間があるとは言え、そろそろチェックくらいは入れとかないとね。
ま、乗った感じもかなり調子いいんで何も問題無いかと思ってたけど・・
半端じゃなく熱が入ってんな(汗)
プレッシャープレートとフライホイールのディスクとの当たり面の色がヤバイ
ま、ディスクの残りの山もあるし、キレも良ければ滑りも無いんで特に問題無いでしょ
と言うわけで、どんどん先へ行きましょう
新しいミッションを載せる前に移植するものが結構ある
OSスーパーシングルは専用レリーズなので、コイツも移植。
強化ピボットも移植
レリーズのスライド部分、シャフトのギヤ部分には薄~くグリスを塗っておきます。
回転の遠心力でグリスが飛んで、ディスク部分に付着するとトラブルに繋がるので、塗り過ぎ注意
オレはクラッチグリスにモリブデングリスをMIXして使ってるよ。
持ちと熱に対する耐性を持たせたいからね
コレをやっておけば、いつまでもスムーズな軽い切れ味を保てるんだ
オイルリターンタイプのミッションオイルキャッチタンクが付いているので、リターン用の純正改ドレンも移植
そして、コイツも当時のオレのちょっと拘りの一品。
「強化シフトリターンスプリング」
左が強化スプリングで右が純正。
確か、スプリングの組み合わせで4パターンの硬さが選べたと思った。
オレは確か2番目の硬さで使ってたと思ったなぁ・・
コイツを入れると、センターに戻る強さが増すんで、シフトミスの低減に効果的なんだ。
後はやっぱりフィーリングだね。
ちょっとカッチリしたフィーリングになるんで結構気に入ってたなぁ
さて、ミッションマウントも移植したら、いよいよミッションの搭載だ
今回は一人でやるのに、結局ミッションジャッキなども購入しなかったんでハンドパワーで搭載します。
低過ぎるとスペースが取れず反って辛いんで、クルマは高めに上げてあります。
さらにコイツはお約束
エンジン前方を持ち上げてエンジンを傾けておく
木っ端を当てておけばオイルパンで上げても平気だよ。
(純正オイルパンは凹むかもしんないから辞めといた方がいいかも・・・)
さらに、この車両ではメンバーボルトにナットが掛かるくらいの下げじゃ足りなかったんで、メンバーボルトのナットを外して、ジャッキに乗せた状態にしてガッツリエンジンを下げてやったw
全ての準備が整ったら、いざ!!
ミッションの下に入り込みミッションを抱え込み
腰で持ち上げてやるとラク
もうちょい・・
スコーン!
無事入りました~♪
取り掛かってから1分くらいです
とにかく下準備が大事。
エンジンさえしっかり下げておければ、すんなり入ってくれる。
落ちてこないように締結ボルトを留めて・・
プロペラシャフト、ミッションマウント、レリーズシリンダー、メンバーなど全て元通り組んだらミッションオイルを注入!!
上から3リッターぶち込みます。
規定量の2.3リッターじゃイマイチなんだよね~、
3リッター入れるとグッと強度が増します!!
オイルを入れたら内装を元通り組んで・・
NEWミッション搭載完了!!
が、まだまだここでは終われないのが今回の作業。
とりあえずオイルは総交換なので下まわりついでにデフオイルを交換
こちらは大きな破片などが出てくる事も無く問題ナシ!!
って当たり前か・・
下まわりを見回しているとちょっと気になったことが。
納車時に自作した車高調ブッシュは大丈夫なんだろうか??
一度もチェックしてないな・・・
特に大きく崩れるとか変形するような事も無く無事機能しているようだ
我ながら素晴らしい出来だw
強いて挙げるなら?
カラーの周りがほんの少し潰れて、微妙にガタが出ている感じ。
ま、この程度の微妙なガタなら問題無いでしょ!
この日の作業はここでおしまい。
無事ミッションが載ってよかったw
え?作業が遅いって??
いやいや、ミッション周りって下準備と戻しに結構時間掛かるのよ・・・
まだまだやる事沢山あるし・・・