
きっかけは、ECUの故障。
我2003/11登録のローバーエンジンモデルは、10年選手ですから人間でいうと持ち主同様、定年間近?
そろそろ認知症も発症?
症状は、走行停止時、エンジンストップし、キーを抜いて30分以上した後もECUが働き続け、電流値で0.5Aほども電気が流れっ放しになり、バッテリーを上がらせてしまう。
しかも、停止後、一度キーを抜いて、次にキーを入れて再スタートしようとしても、エンジンがかからない。
ECUが再スタート体制になっていない?
最初、出かけようとして車庫から出して停止し、再度スタートしようとしてエンジンがかからなくなった時は焦りました(汗)。落ち着いて、バッテリーカットオフして再スタートすれば、OKで。バッテリーカットオフによってECUが初期状態に戻る事が判りました。しかし、この際、エンジンチェックランプが点灯しっ放しにならざるを得ない。UCUが電源を落とすまで、終了モードにならないのだから、ミスファイアデーターの記録がされないで電源を切る事になるので致し方無い。
ECU交換しかないか・・・。走るのに問題はないのだけれど・・・。電源カットしないと再スタート出来ない事と、エンジンチェックランプの問題で大枚を叩くのか・・・。今は、通勤でもEliseは必要なく、たまの休みに飛ばしに行くた為だけに・・・。
思案した挙句、その前に出来る事がある事に気付きました。
バッテリーカットオフは毎回エンジンフードを開けないといけないので面倒だけど、キルスイッチが手元にあれば手間ではなくなる。
バッテリーの電源線は、以前、HIDのランプ類の為にフロント側へ室内を通して幹線を引いてある。
助手席の足元におあつらいのスペースがある。
Eliseのバッテリーはただでさえ狭いトランクルームに有り、ウェイトバランス的にもリアヘビーで且つ、後輪車軸後ろに有り、慣性マスとしても良い位置ではない。
という事で、一念発起。
バッテリ―の移設とカットスイッチを設置する事にしました。
まず、トランクルームのバッテリーと鉄板のベース板を撤去します。
撤去後、プラスケーフ゛ルは、増設した幹線に結束。マイナスはベース板の取り付けボルトを利用してボデーへ接続。
助手席の足元のスペースに、バッテリーの固定ブラケット取り付け用の穴を空け、エビナットでナット穴とします。両側のスライドガイドは固定しっぱなしになるので、アルミナットで。手前の固定バーは取り外しが有るのでスチールめっきナットにしました。
プラスの幹線ケーブルはこの位置を走っていますが、トランクルーム内の長さを短くして、室内側に取り回しの長さを持たせるためにケーフ゛ルの固定を見直し。アンダーパネルを外したりセンターコンソールを外したり結構手間な仕事です。
取り回し分の余裕を引きずり込んで、バッテリーの固定用スライドガイドをボルト止めしました。
バッテリーを入れ込んで、手前の固定バーをボルト止め。
助手席側の足の位置はこんな感じになり、丁度、バッテリーにカバーをするとフットレストになる位置です。
バッテリの端子や従来のカットオフスイッチはスペースの関係上横に向けました。
さて、カバー件、フットレストを作成します。厚み1.5㎜×450㎜×350㎜の既製品のアルミ板をホームセンターで買ってきましたが、寸法的にはちょうどそのままの寸法で曲げるだけで出来そうです。
アルミ板の曲げは、フロントウィングで悪戦苦闘しましたが、今回も、一回目は、罫書きの削り込みが少なくRが大きくなってしまいました。
2回目以降は、0.5㎜くらい削り込んで、いい感じにシャープに曲がりました。(少々強度は落ちますが、折り曲げ機無ではしょうがない・・・・。)
そうこうしてる間に昨日Amazonに発注した、カットスイッチが届きました。
こいつを取り付ける位置を検討して、ブラケットを作る事にしました。材料は、フロントウィング制作で余った厚み2㎜のアルミ板の切れ端です。
取り付け穴を空けるのに、昨日ホームセンターで処分品で売りに出ていたこいつが早速役に立ちました。
20mm~50㎜位まで、鉄板ならT=2㎜、アルミ板ならT=4㎜までこいつ一つでドリルで空ける事が出来る優れものです。
相手部品径φ21㎜に対し狙いはφ23㎜でしたが結果的にはφ25㎜となりました。使い慣れていないので(^^;
目に見える位置ですので、表面をサンドペーパーで化粧直ししてブラケット完成です。
取り付けは、配線類を傷付けないように、コラムカバーなどを外して、両面テープで仮接着しておいて、M5のタップ穴を加工しました。
スイッチをSUS‐M5六角穴付き丸座ボルトで取り付けました。
バッテリー周りの22schの配線を圧着端子で行い。
スイッチ側の裏の配線もこの通り。
配線をインシュロックで要所に固定し、スイッチ回りも完成!
バッテリーカバー件、フットレストを取り付け。
ツルッテンの表面でちょっと色気が無いような気もしますが、追々なんか考えたいと思います。
動作確認OK
最後に、フロアマットが純正では合わなくなったので、シート下に敷いたのと同様に、ホームセンターでタイルカーペットを買って来て、寸法を合わせてカットして敷きました。
もっと気の利いたガラを望んでましたが、良いのが無かったのでボデーと同系色のブルーのシンプルなもので妥協しました。又いずれ良い物が見つかったら貼り直ししよう。
これで、当面はECU交換せずとも不自由なくドライブできそうです。但しチェックランプは点きっ放しですが・・・(´_`;
室内にカットスイッチが付いたので、気分だけはレーシングカーみたいになりました。(^^V
ECUの認知症が次の段階になったら更なる出費は避けられないでしょうな・・・・(^^;
そうならないでいつまで過ごせるか・・・。