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ku-engineeringのブログ一覧

2018年08月08日 イイね!

ピストン交換作業8日目

ピストン交換作業8日目5日、日曜日も猛暑の中午後の日陰ができる時間からボチボチと復旧作業にかかる。この日の課題はグラスウールのチクチクで鬱陶しい排気系の作業です。
先ずはこのバンデージの補修から。
バンデージの固定に使うステンレスの結束バンドもクランプ部のロックボールを抜けば再利用が可能です。

ほころびた部分のバンデージを切り取って新しいバンデージを巻いて固定しました。

温度の高い入り口部分は損傷は少なく、またカチカチ山のタヌキ状態は嫌なので焼け残った現場のままを流用します。
ガスケットをセットして、

タコ足を滑り込ませてはめ込むところまでは良かったが、ナットをセットする時に誤ってナットをエアコンコンプレッサーのブラケットの奈落の底に落としてしまいました。
という訳で外す必要の無いコンプレッサーブラケットやオルタネーターまで結局のところ外さないといけない羽目になり、

この通りスッキリした形でエキパイを固定する事が出来ました。もちろん奈落に落ちたナットは以前行方不明になっていた分も含めて無事発見救出し、本来の砲金ナット5個での固定の姿となりました。

その間コンプレッサーはこの通り引っ張り上げて置きます。

カチカチ山状態で一部焦げたバルクヘッドの断熱材も表面の剥がれた銀のフィルムを撤去してやった。

代わりに表面にアルミテープを貼り付けておいた。

これでいつまで持つか?
この後オルタネーターの軸受け部やテンションローラーのベアリング部が長年の間にドライな状態になっていたのでエアーブローしてオイルを給油してスムーズに回転する様にしてやりました。そしてコンプレッサーブラケットやコンプレッサー本体を復旧して8日目の作業は終了。その日の夜から翌日までは腕や手指のグラスウールのチクチクをガムテープで取り除く治療を繰り返し、喉のイガイガで気分が悪く、全く排気系の作業は嫌な作業です。若い頃の断熱材工事の作業が元で肺気腫でやられるんじゃ無いかとも思いますが今の所は生きてます。(^^)v















Posted at 2018/08/08 22:36:35 | コメント(0) | トラックバック(0)
2018年08月05日 イイね!

ピストン交換作業7日目

2番ピストンの2番リングを折ってしまって、Eli-Paに入手を下手な英語で申し入れたところ、Omegaのピストンリングはセットでしか入手出来ないが幸い在庫があるのでそれでも良いか?との事。仕方なく大枚2万円程を追加投資して手配。10日程で届いたので昨日土曜日午後から猛暑の中、ガレージに日陰が出来た頃から作業再開。やっと2番ピストンがセットできてクランクとのリンクも完了。
Omegaのピストンはシリンダーライナーのトップとほぼ面一まで上がって来ます。
バルブとの隙はどれくらいあるのか心配だけど信頼して考えないようにします。


ヘッドを組む時にバルブと干渉して壊さない様にピストンを下げてヘッドを載せます。


新しいガスケットをセットします。古い純正?のとチョットシールゴムの形が異なりますが問題なさそう。


ヘッドは、カム・バルブをバラしてないので燃焼室がカーボンだらけですが、チョットシール面を掃除しただけでこのまま載せます。


2個のピンを合わせてヘッドを載っけます。
冬場だとぎっくり腰になりそうな作業姿勢ですがなんとか無事にセット出来ました。エンジンクレーンを使った方が良かったかも(^_^;)


載っけた後でゴミよけのテープを外して眺めて、
ふと気付いた。
排気側のカムがベースフレームに干渉しているでは無いですか!


うーむ?


やはり!


Paiperのハイリフトカムの取説にはベースを削れとは書いてなかったと思うけど。後の祭りです。なんとかカムの超硬が柔らかいアルミを削ってくれた様です。(^_^;)
カム交換して1年あまり何事も無く走って来れて良かったです!

例のロングボルトは補強品を探したり、見積もり依頼をしましたが結局入手出来ませんでした。他のRoverエンジンのオーバホールのブログなどで再利用の例も見られたので再利用で行って見る事にしました。
座面にオイルをしっかり馴染ませてまずは20NTで均等に仮締めします。


マジックインクでボルトの座金部に会いマークを入れ、
180度順番に均等に締め込みます。これは20cm位の柄の長さで作業出来ます。


更に180度順番に締め込みますがこの時は年寄りの腕力では60cm位の柄が必要でした。かなりボルトにテンションがかかっている状態が想像されますが、緩める時ほど嫌な抵抗や異音無くスムーズに締め込めました。
純正の再利用ボルトが11.2:1の圧縮比に耐えてくれる事を祈るのみです。


腰下のオイルのサクションパイプを復旧して
オイルパンに均等に耐熱シールを塗って組み付けます。


ミッション側のボルトを含め仮締めして位置を決めてから順番に所定のトルクで締め込みます。


カムカバーもガスケットを挟んで順番に所定のトルクで締め込んでこれでオイルラインは密閉完了です

今日はここまでで日没、作業終了です。



Posted at 2018/08/05 07:41:42 | コメント(0) | トラックバック(0)
2018年07月22日 イイね!

ピストン交換6日目、シリンダライナー整備、ピストンセット。

ピストンの抜き取り時にシリンダーライナーが浮いてしまっていたのでシリンダライナーのシールをやり直す事にした。
まず、シリンダライナーの位置を動かさないように注意しててっぺんを綺麗にしてマジックでマーキングをする。



1番から順に 抜き出して清掃する。

どうもマニュアルにあるようなシールの痕跡がない。
メタルタッチだけでシールされていたようだ。
ブロック側にもシールの痕跡がない。

シリンダライナーの内外面を清掃してチェックする。

内面に多少の腐食模様が見られるが圧縮に問題は無かったのでそのままにする。

シール部の汚れをワイヤブラシで綺麗にして脱脂しておく。





組み込む前に耐熱シール材をぬり込む。

落とさない様に気を付けて合いマークを合わせて手で押し込む。





4本セット完了。

ピストンを組み込む前にシリンダライナーが動かない様に例の方法で仮固する。

ピストンの組み込みにはこれを使ってピストンリングを押さえてつけて滑り込ませる。

コンロッドのメタルを復旧して、

リング押さえは古いピストンも使って押さえないと上手く行かない

1番ピストンが入った。

コンロッドの頭のセンターを合わせてビッグエンドのメタルとキャップを組み付ける。

ビッグエンドのボルトの締め付けトルクは20nm+45度
クランクが軽く回るかチェックしながら作業を進める。
潤滑油をしっかり塗っておく事も最初に焼き付かせないために重要だ。
2番ピストンで2番目のリングが割れるトラブル発生!
古いピストンのリングとは厚みが異なるので新品を取り寄せる必要があるので2番の作業はここで諦め。

3番、4番は上手く行って、今日はここまでで終了。

ピストンリングを手配して届くまで別の整備をして待つ事になりました。(-。-;







Posted at 2018/07/22 22:46:36 | コメント(0) | トラックバック(0)
2018年07月21日 イイね!

ピストン交換5日目、ポート研削まで

焼き嵌めされたコンロッドからピストンピンを抜く作業も要領が分かって道具と環境を整えればいとも簡単に数分で3番4番もバラし終わった。
バーナーで3分ほど満遍なく炙り



ラチェットでプーラーをグイグイ押して行けばOK

朝の気温がまだ低い内に扇風機で熱気と油煙や臭気を屋外に吐き出しながらやれば室内で楽に出来ました。
外れたコンロッドの内径は焼けているので

80番のペーパーで荒削りをして、1000番のペーパーではめ合い調整をして新しいピストンピンがしっくり収まるように加工する。

Omegaのピストンのピストンピンは両端でリングで固定される構造なのでコンロッドとピストンピンは焼き嵌めで固定せずフリーに動くようにしてやらないといけません。
その為念の為オイル穴を開けておくことにしました。
強度上、力の加わり方が少なくオイルが落ちていきやすい頂点にオイル貯めの大きな浅い穴と細い穴を開けました。





ピストンを組んで固定リングで両端を固定します。

4セット組めました。

ピストンリングをセットします。
下のオイル溜リングから順番に組んで行きます。

上の2本は専用工具で開いてセットしました。



4セット組み込み完了

古いピストンとピンを綺麗にしておきました。
ペーパーウェイトぐらいにはなるかな。



さてお次はインポートの研削です。
以前4連スロットル導入時に気持ち程度面取りをしていましたが、

スロットルの径とほぼ同じ径のガスケットの径と比べるとかなりの段差が有ります。



赤ペンでマーキングをして段差をなくスムーズに繋がるように加工します。
内面の研磨までは、怖いのと、表面が荒い方が表面積が大きく気化させやすいという話もあるので行わないようにします。

余計なところに切削屑が入って行かないようにスポンジを詰めたりテーピングで塞いだり養生します。

又、室内を汚さないように大きなビニール袋でシリンダーヘッドをごっそり包み込みました。

研削の道具はリューターと超硬バーと砥石、ペーパーなどです。

初めは鉄用の超硬バーで快調に削って行けましたがその内アルミが粘り着いて構成刃先を作ってしまって削れなくなってきたので、

アルミ用の超硬バーに変更しました。
やはり適材適所ですねー。

一応段差は解消してスムーズな流路となりました。





今日のところはここまでで終了。







Posted at 2018/07/22 00:56:20 | コメント(0) | トラックバック(0)
2018年07月21日 イイね!

2番ピストンピン抜けました〜。

2番ピストンピン抜けました〜。焼き嵌めコンロッドの抜き治具を有り合わせの材料で補修して、冷房の効いた部屋でバーナーで炙りながらプーラーシャフトをラチェットで締め込んで行って2本目ようやく抜けました!



1本目同様、かなり炙らないと固くて進みませんがあるところから楽に抜ける作業形態になりました。
これで残り3番4番も楽に抜ける見込みがつきました。
Posted at 2018/07/21 05:56:32 | コメント(0) | トラックバック(0)

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