フロントブレーキマスタシリンダー分解

クリッププライヤーきました。やっぱこれないと絶対外せないと思います。買って良かった。

クリップを外してマスタシリンダー摘出。
フルードがコナになってこびりつき、パッキンを固着させていました。
ラジオペンチで引き抜きました。

上が古いマスタシリンダーです。
新しいマスタシリンダーのパッキンと比べるとだいぶ痩せています。ちなみに金属のコアもセットになってくるので交換なのですが、これは旧品でもいいのでは…。
パッキンはパーツリストの絵からは組み付け向きが分かりにくいですが、古いマスタシリンダーを見ながら合わせます。マスタシリンダーが押された際に、液面を押し込む向きに広がる方向に取り付けます。折り紙でいうところの「ヤマ折り、タニ折り」でいえば２つのパッキン共に「タニ」をバネ側に組みます。
ゴムパッキンはバラバラでくるので、パッキンは自分で組まなきゃいけません。結構シンドいです。

リザーバタンク下にゴミなどを落とすためのセパレータがありますが、固着気味でとれる気がしません。
新品をよく観察し、ネジなどになってない、ただ単に押し込まれているだけということを確認します。

これ、はてなフックっていうんですか…知りませんでした。これを使って真ん中の穴を広げて、あわよくばこれで引き抜きたかったのですが、全く歯が立たず。

結局、ラジオペンチを広がった穴に突っ込み、力技で摘出しましたw

あとは徹底的にぬるま湯で歯磨き粉や洗剤などを使って歯ブラシ洗浄。
錆や腐食をワイヤーブラシや電動ドリル+回転ワイヤーブラシなどを使って落として、洗う、干す、汚れ発見、洗う、干すを2巡くらいやって、バラしは完成です。次は塗装ですね。無難に黒予定。ただしリザーバタンクの蓋は中華から取り寄せた赤のアルマイトものを使います。
一緒に黒に塗る小物を洗って干してで塗装準備です。

(追記20220306)
ここでタンク側のポートの掃除をしっかりやりましょう。
特に小さいリターンポート側。これをちゃんとやってなかったため、後でブレーキが戻らずパンパンになり大変なことになりました。
https://minkara.carview.co.jp/userid/719644/car/944354/6779420/note.aspx