ロードスターたーのしー!
開幕IQ低めでいきましょう、グワです。
というわけでね、買っちゃいましたねMX-5。
違うわ後期だからMX-5だったわ(ニチャア)
でもこっからはロードスターって書くね(ニチャチャチャチャ)
オーダーしてから苦節(主にお店)1年、ようやっと手元に来てくれました!
いやー長かった、待ちすぎて首が10mくらいになってしまいましたね。
ああ広島を出てドイツはドルトムントで数ヶ月滞在しまた日本へと連れ戻されたロードスターくん。
ああドイツの心地よい環境の中を駆け回れるはずだったのに私なんかに見つかってしまった結果世界屈指の過酷な環境を誇る日本へと連れ戻されてしまった可哀想なロードスターくん。
そんな彼をお迎えして1週間少々、無事に1000km慣らしを終えてオイル交換も完了、
晴れて7500rpmの刺激を楽しめるようになりましたので感じたことを書き連ねてみようかと。
もうホントに感じただの思っただの感覚的なお話がずっと続きます。
理論的なのは一切無いので苦手な方はすっ飛ばしてくだせぇ。
◯ぶっちゃけどうよロードスター?
めっちゃ楽しい!
こんな楽しいクルマあるならもっと早く教えてよ(八つ当たり)
そんなロードスターの楽しいところ1つ目は軽いところ。
車体も軽い、シフトフィールも軽い、クラッチも軽い、ステアも軽い、何でも軽い。
軽いがこんなに揃った車は今まで所有したことが無くてとっても新鮮ですね。
2つ目は楽しいスピードレンジが低いところ。
もう40km/hの街乗りですら楽しいんですよ。それも屋根開けてりゃ楽しさ倍増。
Aピラーからのガラス後端がしっかりと車両前方に寄ってて開放感が素晴らしい。
ボクスターでは味わえなかった良さがありますね。
◯2.0Lの184psエンジンらしいじゃん?
そうなの、ソフトトップに2.0Lなの(ウッフン)
てかクッソ速ぇぞコレ。
そらまぁ1トンちょい(車検証上1090kg)にトルク21キロで184ps、遅いワケがない。
慣らしとして東京往復してきましたが新東名の120km/h巡航も何のその、クルコンポチーで6速叩き込んでおけばあとは3000rpmキープでもうスンスンです。
ソフトトップも3層構造のものが装備されていて案外ロードノイズも入ってこず、快適そのもの。
◯不満点無いの?
あるっちゃあるし無いっちゃ無い。
というかクルマが悪いんじゃなくて私の体のジオメトリーが悪いことに起因する不満点なんですよね。
というのもクラッチストロークがありえん長い。
それに合わせるとステアリングが妙に近くなっちゃってちょっと辛い...
全ては158cmという身長と短足を恨むばかりであります、ぐぬぬ。
これはまた今度クラッチストッパーでも組んでみようかと思っております。
それ以外は全部しゅき✌
◯総評を述べよ
ロードスターであってロードスターではないかも。
つまるところ不思議ちゃん。タイトルの通りですね。
というのもそもそもロードスターってどういうクルマなんだろう、と。
NA、NB、NC、そしてNDと系譜が続くロードスター、私の中ではどの世代であっても"どこでも踏み切れるライトウェイトスポーツ"というイメージがあります。
NCに関しては2.0Lエンジンにボディ大型化で車重も重め、とライトウェイトスポーツ?と思う節もありますが...
前述の通りロードスターと言えば少々アンダーパワーながらもその軽さを武器に踏み抜くことが出来て、その爽快感が非常に楽しく、そしてそれを味わうための車というのが世間から任せられた役目であると思っています。
では今回お迎えした2.0LのNDは果たしてどうなのか?
7500rpmを解禁した今、上までしっかりと回した結果見えたのが"危うさ"でした。
1.5のノーマルモデルをお借りした際には本当にどんな場面でも踏んでいける楽しさがそこには間違いなくありました。
つまるところ"シャシーが勝っている"ことによる安心感とでも言いましょうか。
掌で車を転がすことが出来ている感覚が強かったのです。
では2.0Lとなるとどうか。
答えは簡単ですが"エンジンが勝っている"状態です。
NAやNBに比べれば格段に進化したNDのボディですが、そのスタビリティを持ってしても少々持て余し気味な力強さがそこにはあります。
ギアを上げていってそろそろ落ち着くだろうというところでなお加速感が衰えない。
パワーもさておきながらトルクでグイグイと突き進むその感覚に少々恐ろしさを感じるくらいです。(下手なだけ説)
じゃあなんだ、買ったの間違いだったのか?と問われると決してそんなことはありません。
今回このロードスターをお迎えするにあたって私が求めていたのはボクスターの後釜というポジション。
長距離を楽に移動することが出来て、それなりに荷物が積めて、屋根を開けることが出来て、何より楽しい車であること。
1.5Lではこの長距離を楽に、を満たすには少々力不足を感じていたのです。
んじゃ2.0L輸入しちゃえば良くね?どうせなら慣れてる左MTにしよう!仕様も超好みなやつあるやん♡で今回の流れと相成ったワケですが...
結果としては思い描いていた通りでした。
ボクスターに比べればボディはヤワ(ねじれ剛性約55%)だしパワーは無い(約58%)し...
だがそれがいい、がこの車。
冒頭に書いた街乗りですら楽しい、がこの辺りから来ているものなのでしょう。
ボクスターのように楽しい領域が高すぎず、とても満足度が高いです。
日本でソフトトップに2.0L搭載グレード展開を熱望する声が多いのは周知の通り。
しかしながら2.0Lを所有した今、日本におけるロードスターとしてのベストは1.5Lであるという開発陣の声は間違いなく正しいと感じています。
ですが自分のようにロードスターにロードスターらしさ+αを求めている人にとってはやはり物足りなさが残るであろう1.5L。
車に対して何を求めるか、その車はそれに応えてくれるのか。
このロードスターに乗るとそんな疑問の答えが1つ解消されるかもしれません。
2.0L乗ってみたい!って方はお気軽にお声がけください、実に楽しい1台です。