燃料ポンプ修理(オリジナルポンプ+新モーター)
1
各消耗部品を可能な部位のみ補修し、やっと組立可能となりました
最大の難関部位は回転軸(クランク部)オイルシール部の偏摩耗で、メッキ屋さん・・・2軒目で綺麗に仕上がりました・・・(次の写真)
2
軸径:φ8部・・・シール部に直径で約0.5mmの溝が出来てましたが、見事・・・クロームメッキで埋め、研磨仕上げでごらんの通り・・・
完璧に仕上がりました(写真ではピカピカに見える部分・・・補修前の状態は、以前の記録を参照!)
問題はコストですが、まだ請求書が来てません・・・
若干ビビっております・・・(笑;
・・・が、他に方法が無い!!!し・・・(汗;
3
・・・で、メカ部はOK!、残りの大問題のモーター部・・・
オリジナルモーターは別の整備記録に回す事にし・・・
今回は新モーターで組み込みます
代用DCモーター選定に当たり・・・
先ず、DCモーターをググってみると・・・
なかなか良さそうな(そのまま入れ替え出来そうな)やつが無く・・・
その中で「ツカサ電工」製が使えそう・・・
オリジナルモーターの仕様が分からず・・・
ここで、機械工学の登場!・・・笑;
P=9.8*γ*Q*H/η
P:動力(W)
γ:0.75g/cc(ガソリン)
Q:0.0018m^3/min
H:13m(≒0.13MPa・・・フィードポンプのリリーフ圧力が1kg/cm^2強であるので、圧損を含めこの数値を設定)
η:ポンプ効率(0.85)
上記に依り、動力:P≒20W となります
カタログを見ると、12Vで定格電流が2.4Aのやつが有り・・・消費電力:約30W!
使えそう・・・♪
但し、回転数が5000rpm
オリジナルはせいぜい1000~1500rpmなので、減速比「5」のギアBOX付きを選定!!!
ここは、「感」で勝負!
ポンプとのアタッチメントも削り出しで製作・・・
フィッティングした形がこの写真の通りです
なかなかです!
が、これも請求書がまだ・・・(汗;
4
カップリングジョイントは汎用品(ミスミ製)で合う様に設計!
全長が長くなりますが、仕方が無い・・・(汗;
強引に押し込みます!!!
5
ギボシ端子~配線接続を半田で仕上げ・・・
オリジナルのストレーナー~ブラケットもセットして・・・
流量~圧力もテスト!!!
無負荷(0.05MPa)時で、
流量:約~2000cc/min
電流:1.0A
負荷(0.15MPa)
流量:約1500cc/min
電流:1.5A
を確認!・・・漏れも全く無く・・・(実は・・・ホッと・・・)
耐久性を無視し(不明)、何とか使えるところまで復旧!!!
次回は、車両にセットして試験予定・・・
6
結果記録
動作は完璧でしたが・・・、
減速ギアに依る騒音が酷く、防音性能が著しく低いこの車での運用は「問題有り」でした
オリジナルモータを復活させるべきです
はぁ・・・;(溜息)
以上
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