シートベンチレーターの消臭

B8 Passatシリーズには、Highlineとオールトラックにシートヒーターと共にシートベンチレーターが装備されています。
夏場に重宝する装備で、シートの座面と背面から風が吹き出すだけですが、特に暑い日は背中や尻、太腿のあたりまでひんやりとした風が当たり、蒸れずに快適なドライブができます。私が普段乗っているGTEには装備されておらずちょっと残念に思っています。
そのシートベンチレーターですが、最近少し臭いが気になるようになっていました。カミさんは何も言わないのでそんなに強烈ではないのですが、GTEから乗り換えるとちょっと気になるくらいです。
先日、シートのクリーニングをやった時に車内全体の消臭剤を使ってみたのですが、どうもやっぱりシートベンチレーターを使うと臭いが強くなります。

そこで、このシートベンチレーターの中を何とか消臭できないかと考えていました。しかし、あまりポピュラーな装備ではないため、ネットで情報を探しても参考になりそうなもの見つけられませんでした。
そもそもどんな構造なのかさえよく分かっていなかったため、先日助手席のシートの裏側を覗いてみたら、座面の前の方に吸い込み口らしきものがありました。試しにシートベンチレーターを作動させてみると、このシロッコファン状のものが回り出します。どうやらこのファンでシート全体に空気を送り込んでいるようです。

そこで、何か消臭剤をこのファンから注入してみようと、カーエアコンの吹き出し口から注入する消臭剤を使ってみることにしました。本来の使い方ではありませんが、試す価値はありそうです。
買ってきたのはこれ。先日車内の消臭に使ったのと同じカーメイトのDr.DEOシリーズのものです。

長いノズルの先端は霧吹きになっていて、ファンを回しながら吸い込ませて注入できそうです。

作業がしやすいようにシートを目一杯上に上げてからシートベンチレーターを最大風量で回しながら断続的に注入しました。
この写真は助手席側ですが、運転席側はファンの位置が少し違い、何やらデバイスの箱の裏側になっていて真下からは見えにくくなっています。それでも横の隙間からノズルを差し込んで注入しました。その後10分ほどシートベンチレーターのファンを回してみました。結果はしばらく様子を見て追記したいと思います。
目的外の使い方だし、ファンから注入するのでこのシロッコファンが壊れないかちょっと心配ですが、やってみたい気持ちを抑えられず(^^;。

また、同じDr.DEOシリーズのシート下に置くタイプの消臭剤も一緒に買ってきましたので、これも併せて使うことにしました。何やら消臭剤の上にふりかけのように薬剤をかけて使うようです。

これを外箱に戻してシート下にセットするようです。危うく外箱を先にバリバリ破って捨ててしまうところでした。ちゃんと説明書きは読みましょう。
さて、これで臭いが抑えられればよいのですが。