
懸案でした千葉県鋸山アドベンチャーコースへ今年3回目で、伺って来ました。地図に載っていない、知ってる人だけのコースです。入り口の標識も無いので地元の方に教えてもらうか、ネットで絞るしかありません。危険個所もあり登山経験のある方以外はお薦めできません。
特に見たかったのが、このS字型切通しです。幅1.5m高さ20m、長さ30m、ほぼ完全な形で残っています。
車力道を登って行って、途中から左に入っていく。1回目はそこが解らず、山頂で地元の方に教えて頂きました。
左に入っていき踏み跡をたどります。道は降っていくのです、ここで良いのだろうかと慎重に進みます。石樋(いしとい)といって採石を滑り落した遺構もあります。
やがてネットで見たトンネルが樹幹越しに見えます。ここで良かったのだと、一息つきます。トンネル手前左には石積みの建屋跡等もあります。
トンネルの手前も奥も、石切り場跡です。両方を上から下へ掘り進んだ後に、トンネルを掘ったものです。
トンネルを抜けると100m近い石切り跡が続きます。赤テープ目印を追って進みます。「S字型切通しを見落としてしまった」というのも、ネットで見ましたので慎重に進みます。
やがて10m程のU字谷があり、虎ロープが下げてあり、そこを降ります。
降りて右を見ると、S字型切通しです。入り口は5、6m土砂で下が埋まっています。セルフで1枚。
見逃したという方は、U字谷の昇り降りに気をとられて見逃したのでしょう。完全に降りないと見えませんし、降りると反対側にも虎ロープが下がっていますし。
いや見事な物です。抜けてから右に回って切通しの上まで行けます。柵もないし草が生えてるので危ないですが。
切通しを抜けると100m近い石切り跡です。昔は大規模に行われた様です。
S字型切通しを楽しんだ後、先へ進みます。ずっと石切り場が続きます。断面に張り付いた大木が年月の長さを偲ばせます。
石樋を登っていきます。左側は30m落ちています、落ちると助かりません。ずっと続いて、やがて右側の壁が無くなります。すっぱり50m切れ落ちています。凄い掘り下げをやったものだと思います。
そのあとも集積場を過ぎて稜線に出ます。樹林の中を進むと何の変哲もない鋸山山頂です、今年3回目の。アドベンチャーコースは樹林帯の中で蒸し暑く、透湿性ウエアもプールで泳いだ様に汗グッショりとなりました。
山頂から北側にある小鋸へ縦走し、房総キャニオンと呼ばれる石切り場跡に出て、林道から国道へと歩きJR保田駅から電車で次の浜金谷へ行ってVetteに戻りました。
鋸山アドベンチャーコースは最高に面白かったです。
Posted at 2020/08/08 14:50:07 | |
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