
東京都足立区大谷田にある足立郷土博物館で開催中の「谷文晁の末裔 -二世文一と谷派の絵師たち」に伺って来ました。天気がとても良かったのでROMA1でポタリングです。
谷一家は北千住近郊に構えていた様です。今回は関連80点が展示されています。
驚いたのは文一が幕末の日米修好通商条約締結のお抱え絵師としてアメリカに行って、それをスケッチに残している事です。A4からB4の大きさの物、18点が展示されており、一見の価値あり。東京足立区に近い方は是非お薦めです。
日本から送迎は全てアメリカの軍艦で行われ、太平洋をハワイからSF、パナマからカリブ海を通りワシントンへ。帰りは大西洋を渡りルワンダ、喜望峰経由インド洋へ。ジャカルタ、香港経由で日本で、地球を一周しています。アメリカは当時既に世界航路を持っていました。
日本は帆掛け船ですよねー。
期待していた、二世谷文一 《天橋夜色》 宮津市 清輝楼蔵
状態が大変に悪く、銀粉も使われていて、元は素晴らしかったと思われます。
天橋立です。二世谷文一は宮津藩のお抱え絵師となっています。宮津と東京足立区を往来した様です。
いや、アメリカのスケッチには驚きましたね。日本は過去の真実を伝えないのが著しいですよねー。何故、第二次大戦に入ったかを知らない方がほとんどでしょう。
Posted at 2021/10/03 22:41:47 | |
トラックバック(0) | 趣味