やっと完成b(カブ中古エンジンOH)
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
![](/images/icon_difficult_on.svg) ![](/images/icon_difficult_on.svg) 中級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
きょうはいよいよクラッチ周りを片付けてひとまず完成の予定。
PC引っ張り出して、部品図で確認しながらクラッチを組み付けて行きます。
カラーやワッシャーなど、外してから時間がたってしまっているので、まったく覚えてないのです。w
俗にいう『ニワトリ3歩』、、、
ちなみ中国では『金魚』と言います。
兎に角、ここは慎重にb
2
部品図の順番通り、挿していきましたが、なぜかセカンダリークラッチが奥まで入っていかずに、すこし飛び出しています。
原因は、すぐにわかりました。
クランク軸のピニオンギアの奥にある小さなギア(サブギア?)が干渉しているのです。
これをピッカーで引っ張りながら、ピニオンと山を合わせると、セカンダリークラッチがすっこり所定の位置に納まりました。
このサブギア(?)はたぶん、バックラッシュによるギア泣き(騒音)軽減だと思うのですが、もともとチャカポコ、ビービーとあちこちうるさいCUBのこと、はっきり言って不要な部品だと思います。
エンジニアの独りよがりですね。
ビービー共鳴するカウルのすり合わせをしっかり作り込んだほうがよっぽどいいのにねwww
3
次の関門は、プライマリークラッチのワンウェイベアリング。
バラバラになったローラーピンと極小スプリングを組んでいくのですが、とにかくスプリングがピンピン跳ねるので、めちゃくちゃイライラします。
何度か失くしそうになりながら、何とか組み付けることができました。
4
問題は、スプリングより、このCリングの取り付けです。
間に入る三葉のワッシャーがズレまくり、Cリングの溝に先に入り込むため、簡単にリングプライヤーでつかんで挿入という訳にはいきません。
ピッカーの先っぽでワッシャーの位置をずらしながら、隙間を作ってすこしづつⅭリングを溝に入れていきます。
けっこう時間のかかる作業でしたが、このパートべつに分解する必要はなかったのかもしれません。
部品図を見ながら、分解してあるところ(部品が単品で出るところ)はできるだけ分解していったのですが、先週のフライホイールとスターターギアのように、外すとドツボに嵌まる部品です。
ローラーの納まってるケースには真っ黒のスラッジが溜まっていましたので、掃除にはなりますが、組んだままパーツクリーナー吹いてもよかったのかもしれません。
良い子の皆さんは、ここのCリング(も)外さないように注意しましょう。
いやぁ、ここでも余計な苦労をしましたw
5
無事に遠心クラッチも納まり、回り止め付きの止めねじを入れますが、この間に挟むワッシャーは表裏があるのですね。@@
よく見ていてよかったです。
6
組立ての際には、トルクレンチを使いました。
結局、高価なマニュアルを買わなかった(買いたくなかった)のでよくわからなかったのですが、アクスルと同じ58N・mで締めました。
ねじの大きさからしても、たぶん、このくらいのものでしょう。
ただ、この作業もエンジンが小さいと、力入れるとコロコロ動いてやりにくいのなんのって、、、
7
無事にツインクラッチが組みあがりました。
っと、写真はセカンダリーの芯にベアリングを入れるのを忘れていますね。w
8
あとは、プライマリーにパッキンを付けた三角カバーを取り付けて、、、
しかし、ギアを除けばどれもたかだか数百円の部品なので、カバー開けたり分解したりする工数を考えると、このさい積極的に交換したいところ、、、となるのですね。チリも積もるとなのですが。。。
9
さいごにシフト軸にクラッチ押しのリンケージを取り付けて、カバーを取り付けたらおしまいb
ココのパッキンは安くはないのですが、前の整備で不用意に使われた液体パッキンでがっつりくっついて剥がすとバリバリに割れてしまったので、泣く泣く新品を奢ります。
両面ともオイルストーンできっちり面取りしましたので、ガスケット1枚でも漏れることはないと信じています。w
リンケージは、エンジンを車体に取り付けた状態だと、カバーをかぶせようとするとコロコロ落ちてきて、すごく難儀する作業ですが、単体だとクラッチ側を上に向けて作業すると簡単にできます。(あの苦労は何だったんだ?!)
10
カバーの取り付けも難なく終わり、スターターモーターも取り付けて、これでやっとエンジンが組みあがりました。
ちゃんと、パーツトレイの部品も全部きっちり使い切って、取付忘れもなさそうです。(一時はどうなることやら?不安もありましたが)
そもそもこの企画は、つぎにオリジナルの現役エンジンの2速抜け対策部品を組むためのリハーサルなので、しっかり記録を残す目的があり、整備手帳けっこう刻んだので、最後は飽きられてだれも『b』つけてくれなくなってしまいました。w
そこそこお金も工数もかかりましたが、最終的にはいいお勉強になりました。
次に控えるオリジナルの2速抜け対策部品組み込みはサクサク作業できると思います。(本当かな??)
さて、GWあたりオリジナルと乗せ換えて此奴にも火を入れてみましょう。
うまく動くか楽しみですwww
では、みなさんごきげんようb
11
<追加>
入手当時の写真と並べてみました。
こうやって見ても、外観はさほど変わっていないので、ここ1か月のあの苦労は何だったのか?すこしがっかりしています。
でも、見えないところでは腹の中に溜めこんだ真っ黒いスラッジや赤さびもなくなり、摩耗、変形した部品はすべて新しいものに替えてあります。
CUB独特のエンジン構造の理解とともに、オイル管理の重要性をひしひしと感じました。
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