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イイね!
2023年05月07日

オイル経路

オイル経路 ラ☆キさんへ。

コメントだと長すぎちゃいそうなので。











タービンからの戻りは黄色の蛇腹パイプと赤丸のパイプでエンジン側に戻っていますが、ちょっと見辛いですが今回のオイル漏れは①と②の部分だと思います。

であってますか?


ブログのコメントで書いたのは、この赤丸のパイプの部分ですが、基本的には純正のガスケットでシールできるはずです。

何台もFCを作業してきたわけではない素人の私ですが、構造的なことを考えれば純正ガスケットで良いよね?と思います。


ただし、作業者さんの考え方によっては液ガスを塗ることもあるかと思います。


でも、液ガスを塗らなきゃいけないというのはどうしてなのか?どういう状況なのかを考えると、そもそも位置が合ってないか面が合ってないから漏れるのが心配で…ということだと思っています。

だって、よほど作りが悪くない限り、ガスケットの存在意義を台無しにするでしょw
ガスケットって名前を付けといて、ガスケットって認めない!っ、お前はスペーサー的サブの役割で液ガスに任せるみたいな。

ガスケットからすれば、はぁっ!?ふざけんな!って感じでしょ。


意味もないのにシールテープ巻いちゃうみたいなw



そもそも液ガスはシリコンで硬化後もそこまで硬いものではありません。

今回はタービンのオイルリターンなのでそこまで圧力が掛からないとは思いますが、純正ガスケットはそのもの自体で強度をえていると考えられるため、圧力が掛かっていると、そのシールする場所の構造によっては強度の弱いシリコン(液ガス)を塗布したところで抜けちゃうんじゃないの?と思うわけです。

例えば、Oリングの溝のような構造で液ガスが圧力を受けた際に逃げ場所がない、シリコンの弱さを補強できるような構造であれば耐えられるでしょうけれど、単なる面の組み合わせだと強度的に弱いですよね。

イメージ的にはOリングに対するバックアップリングのような存在ということになります。



なので、基本的には液体ガスケットを使うところって、そこまで圧力や力が掛からないところだと思うんです。
力が掛かるようなところは構造で逃げてると思うんです。





この部分は手が入りづらそうですが、スタビをブラケット毎取り外した状態で手が入れば…という感じですがリフトがないと難しいかしら。


で。

①と②からの漏れですが、黄色の丸の蛇腹パイプの位置が合っていれば漏れないはずです。



(1)赤丸のパイプを取り外した際に、それぞれのフランジが平らか(面が出ているか)。

この面が歪むことはあまりないかと思いますが、年のため金尺でも当てて隙間が空かないか見る。


(2)エンジン側②を仮締めした時に、①側が蛇腹のフランジと面が合うか?

画像を見るに気になるのは、締め付けた際に無理に力が掛かって隙間が空いていないか?が気になります。

例えば、②を仮締めした際に①側のフランジが蛇腹のフランジと上下左右に位置ずれしているとか、フランジ面が平衡ではないとかとなると、組付けの際にボルトを締め付けていって締まっているように見えて微妙に浮いているなんてことがあります。

組付け全般に言えることですが、今回のような場合、同じフランジ内で片側が当たって反対側が浮いていても自由度がないとそのままで締まってしまいます。

2本のボルトで締め付けていけば、フランジが押されて自然と平行になるだろうと思いががちですが、どこかで力が逃げないと無理ですよね。

もちろん、複数ボルトがある場合、どこから締め付けていくのかによって変わりますね。



赤丸の部分は黄色丸の部分の蛇腹で上下、左右方向は自由が利きそう(誤差を吸収できそう)ですが、エンジンに対して前後方向は伸び縮みしないので難しそうと考えると①が前後方向に位置ずれしているとフランジが面で当たらずにガスケットを挟んでもどこかに隙間が空くような気がするのです。

同じく左右方向も自由は利きますが、首を振ることになるのでフランジ同士の隙間が広かったり、すでに当たってしまって押されていたりするとフランジ同士が平行にならないので難しいかもしれません。

現物を見ていないのでわかりませんので、あくまでも漏れる原因となる部分の構造からの想像です。

まあ、黄色丸の部分が蛇腹とはいえ、熱もかかっているでしょうし時間も経っているでしょうから、そんなに簡単に曲げるというはできないと思いますけれど(^^;



出来れば、タービンのセンターカートリッジ(という言い方で良いかしら?)側を一度外してタービン側を仮締めし、②を仮締めして①の位置関係を確認しつつ問題ないようであれば①にボルトだけ入れて(締め付けず当たるだけ。)、タービン側と②を本締めしてから①を本締めすると良いような気がします。


あー、でもタービンのセンターカートリッジ側はタービン外さないと無理かしら…。

以前タービン交換したときの記憶があいまいですね(^^;


少なくとも②を仮締めしてから①を確認して問題なければガスケットとボルトを入れて(締め付けずに)、②を締めてから①を締めると良いと思います。


どこかに無理があると、締め付けてもそれが直るとは限らないので、なるべく締め付け前に無理がないか確認したいですね。



(3)これはかなり確率は低いと思いますが、②のエンジン側に何か問題がある。

タービンからのリターンがエンジン(オイルパン)に戻るだけで、多分穴が開いているだけだとは思うのですが…。

そこまで圧力も高くないと想像されるので、ガスケット+液ガスで漏れるというのが不思議なのですが、②のエンジン側で何か障壁があって戻りづらいなんてことがあるのかどうか…。

つまったり、狭くなるような部分でもないと思うんですけれどねー。

念のため、何か問題がないか見ておいた方が良いかもしれません。



無事に漏れが収まると良いですね。
ブログ一覧 | 日々のデキゴト | 日記
Posted at 2023/05/07 13:00:55

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この記事へのコメント

2023年5月7日 14:42
わー、細かい説明していただきありがとうございます。

てか、ナイスな画像です。(笑)

液ガス併用、そりゃそうですよね。
言われてみて納得です。

前回自分で交換したときは、ガスケット交換で大丈夫でしょう!って感じで、特に気にせず取り付けてました。

とはいえ、7年位は大丈夫だったので、どうなんでしょう。(漏れに気付いてなかっただけかも)

やはり、取付面の確認と締付け順を意識してやってみたいと思います。

蛇腹パイプのタービン側はチト厳しいかもですが。

先日の点検だけでも背中と腰の負担が・・・。
FCのエンジンルール作業は体に厳しいお年頃になってきました。(笑)
コメントへの返答
2023年5月7日 15:55
コメントだと長くなってしまいそうで(^^;

この画像だと、すごく作業しやすいところにあるんですけれどねw


ガスケットも劣化はしますが、触っていない部分のガスケットの劣化具合を考えると、ちょっと早いかな?とも思いますし、2016年の画像で液ガスが塗ってなかったら違和感がなかったかもしれません。

色んなところバラしすぎて、記憶があいまいですが、締めこむとガスケットが貼り付いて密着(接着に近い)し、外す時に削り落とす印象があるので、あの染み出し方(特にボルトの頭やナットに付着している)を見ると、そこからであればガスケットが密着していないのかなーと。

なんか違和感あるなと思ったら、②側はボルトではなくナット留めでしたね(^^;
パーツカタログがボルト指定になっていたので、ボルトと書きましたが、正解はアルミカバーにスタッドがはえていてナットですね。

②のエンジン側がどうなっているのかしら…。


前かがみになるのはつらいですよねー(><;
腰が痛くなるのはわかりますw

前回りはラジエーターくらいの高さの台でうつ伏せになりながら作業できれば楽なんですけれどねw

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