
最近、No.無しの走行枠の走行がメインですが、
たまに、No付き走行枠や走行会、お遊びレースに出ると、赤旗中断が本当に多い。
その赤旗の原因を確認すると、
運転技術差、スピード差のある二台が大体、無理に追い越しをして絡んで、クラッシュしています。大事なクルマが廃車状態になったり、ケガで、ドクターヘリが飛んだのを見たこともあります。
後続からスピードの速いクルマが、スピードの遅い前車を抜けると、抜きにかかり、
結果的にラインを絞られ、クラッシュしています。
明らかな判断ミス。
先日の●ush Cupの時も、3時間耐久のうち、スタート2周目に同様の原因で、スポンジバリアに埋まる程の激しいクラッシュがあり、約40分の赤旗。
レースが再開してからも、3回も赤旗が入り、延べ1時間、15台以上がコースアウトしていました。
かなりの台数が大事な愛車を壊していました。
修理費も、サーキットだから基本的に自己負担。
結果的に、2時間耐久レースに…。
私が997Cupで走行中も、余りにスピード差があり過ぎ、前車が目の前でフラフラしたり、コースアウトしたりで、途中から慣熟走行にスピードを落としましたが、実に危ない。
プロドライバーと走っていると、冷静な状況判断をして、無理に抜きません。
運転技術が未熟な方は、No.付きのクルマが、スリックタイヤのレーシングカーと同じスピードで走ろうとしたり、タイヤを温めていないのに、アタックしたり、後ろから見ていると、明らかに無理な運転をして、ヒヤヒヤする方が多いように思います。
また、最近のクルマは、性能が良くなり、サーキットで300km/h近いスピードが簡単に出る一方、未熟なドライバーが破綻して大きなクラッシュをしていることが多いと、サーキットのスタッフも話されていました。
タイムをひけらかしたり、自分の走りを自慢するのではなく、一緒に参加している参加者に敬意を払い、楽しく走れる様に、無理をせずに、配慮ある走りを心掛けたいですね。
後続から速い車が来たら、避けなくてはいいですが、前でブロックしたり、ストレートで頑張らないで欲しいですね。
ストレート立ち上がりで、前でフラフラされ、ターボパワーでストレート頑張られちゃうと、堪りません。一つ間違うと、イン巻きしてクラッシュしますよ。
主催者は、もっと参加者にブリーフィングの際に、安全について、もっと注意する必要があると思います。
我々は、プロドライバーでないのですから、楽しく事故がないように安全に走るのをもっと再認識して欲しいと思います。
日にちは前後しますが、10月中旬にも、FSWでスポーツ走行をしていた慣熟走行数周目の996RSRを997Cupが追い越した直後、997Cupの気配を知らなかった996RSRのドライバーが2コーナーでステアリングを切った際に、ちょうど997Cupリアに接触して、横向きながらタイヤバリアに激突し、ドライバーは残念ながら逝去されました。
後の診断では、ほぼ即死状態で、病院に運ばれてかなりの輸血と救命措置をされましたが、戻られませんでした。
ニュースは、
こちら。参加者のキャンセルが相次ぎ、○○○のこのレースは中止に・・・。
一緒のレースに出たこともある996RSRでしたから、誠に残念です。長い間、モータースポーツを経験され、最近、復帰の為の練習走行中の事故でした。
この状況は、サーキットを走る我々にとって、決して関係のない話ではないと思います。
これを機に、楽しくモータースポーツを続ける為に、じっくり考えてみるのもいいかもしれません。
最後に、故人のご冥福をお祈り致します。
後記追加:
このレースには、夏場のSugo Rd.に私が参加した際に、主催者が指定しているこのメーカーのスリックタイヤ(コントロールタイヤ)が、余りにも喰わず、一緒に参加していた他チームのドライバーとも、タイヤの古さ(数年前)が目立ち、チームにより、バラバラの古さのタイヤ(●耐や●T-Asiaの在庫処分と複数のプロから聞きました)が発覚しました。
今回、FSWでの追悼レースとして開催された最終戦に、主催者にフレッシュなタイヤを出すように依頼したが、予選、レースに使ったら、全く喰わない。
私は、予選時に、タイヤが余りに喰わず、250km超のスピードから突然スピンをしていまいました。あの時は、クルマは全損して、カラダも大怪我の覚悟を一瞬しました。しかし、頚椎と肘の損傷をしました。担当医師に聞くと、下半身不随のリスクもあったみたいでした。幸いにも助かりましたか…。
同じカテゴリーの他チームのタイヤは、しっかり溶けていたので、私の車のタイヤは、溶けていない。
同じチームのドライバーにも確認しましたが、タイヤが怪しい。
知り合いのプロドライバー達に、タイヤを見てもらいましたが、「プラスチックみたい」「全く溶けていないね」「賞味期限は終わっているね」等と私達の主張と同意見でした。
レース後、主催者とタイヤサービスに確認した所、
「Fr.タイヤは、1.5年前のミディアムコンパウンド、Rr.タイヤは、もっと前のハードコンパウンド 」と説明してきました。
これには、びっくりしました。
前後で違うコンパウンドなんて、ありえない事です!

予選、1レースの1.5時間走行後のタイヤ、全く解けず!

同じカテゴリーの他チームのタイヤ。キチンと溶けていた。
その後、主催者の●●代表ともこの件について正したら、
「タイヤを使いこなせないのは、あなたが下手だからだ。」
一緒にプロドライバーも走っているんですが…と返答したら、
「あなた達は、我々のレースではなくて、草レースに出てればいいんだ。」
最後には、
「チームにより、タイヤの構造やコンパウンドの種類は、もちろん違います!」と白状してきた…。
本当に、バカにした話です!
同じレース、カテゴリーで、タイヤの構造、コンパウンドが違ったアンフェアなレースであった。
タイヤがフェアーでないJAF戦、コントロールタイヤのレースなんか、あり得ないことです。
主催者は、コントロールタイヤで利益を得ながらも、この冬場の朝イチの路面温度(レース当日は、14度,Half Wet)が低いことも分かっていて、
リアは、真夏用(適温50度)の古くて、喰わない危ないタイヤを出してきたのは、明らかに、エントラントの安全を脅かす行為で、アンフェアな出来レースだと言えます。
こんなリスキーで、参加者の安全をも配慮しない、アンフェアなレースには、今後は、参加したくないと思いました。
残念ながら、亡くなられた○○○さんも、練習走行時に喰わない危ないタイヤに苦慮され、不幸にも後続車に接触し、通常考えられない程の酷い事故になったのは、この主催者、タイヤメーカーの責任も払拭出来ないと思います。
主催者、タイヤメーカーから、言い訳ばかりで、こちらを非難するばかりで、タイヤ構造やコンパウンドが違うと白状した主催者代表の言葉を元に、「タイヤの分析をする為に送り返して欲しい。」との理由で返送したタイヤの説明や今回の謝罪は、一切ありません。
まったく情けない話です。