ヘッドライト劣化補修塗装（ヘッドライトリフィニッシャー使用）

先日、WISHのヘッドライトを修繕しましたが、マークXも負けず劣らずヘッドライトの劣化が酷いです。むしろ、マークXの方が酷い。

それもそのはず、WISHは一度ライトを交換しているので6年経過の物。一方マークXは新車購入依頼13年一度も交換していません。

御覧のとおり、黄ばみ、細かいクラックが全面に広がっています。

もう、コーティング剤では手に負えない。

で、マークXもヘッドライトリフィニッシャーを塗装することに決めました。

WISHの画像使いまわし、御覧の番手で磨いていきます。
やりたくない…。

塗装は完全硬化は24時間が必要。
雨の心配がないことと、本品の塗装環境は湿度70％以下、気温32度以下です。

それを考えると、今日の午前8時から9時までが塗装の条件が揃います。
ヘッドライト外し、研磨を考えると6時には作業開始をしないと気温が上がってしまいます。

早起き実行！！

早速作業開始！
バッテリーのマイナス端子を外します。
バンパーを外します。
外し方は、この辺りに載ってます。
https://minkara.carview.co.jp/userid/803585/car/1815661/5713916/note.aspx

ヘッドとライトを外します。
エンジンルーム内2ヶ所。
を外します。

番号が振ってありますが、ヘッドライトのボルト、初期型だけなのかは不明ですが3本全て違います。

フェンダー側1か所外します。

ヘッドライト固定のボルトは、番号の通り全て形が違います。

誤ってネジ穴を壊さないように注意。

ヘッドライトの裏に接続されている5個のコネクタを取り外します。

①クリアランスランプ
②ターンシグナルランプ
③ディスチャージエッドランプ
④ヘッドランプNo.1（ハイビーム）
⑤ヘッドランプライトコントロールコンピュータ

無事、ヘッドライト摘出。

ヘッドライトを上から見たところ。

左側がエンジンルーム内。
右側が外側部分。

かなり黄ばんでいます。

両目を外した後は、清掃もしておきます。
廃車みたい…。

ヘッドライト裏面のコネクタを養生します。

長年の汚れを中性洗剤でよく洗い落とします。

240番から開始。

黄色い削りカスが出ます。
これが白くなるまで続けます。

やはり、WISHより劣化が酷く苦戦。

クラックはかなり磨いたものの、内側にもある為に完全な除去は不可能。

240番→320番→400番と研磨。

黄ばみは解消されています。
浅いクラックはだいぶ消えました。

400番→600番→800番と研磨。
番手が上がってだいぶ研磨傷も薄くなってきました。

800番→1000番→1200番→1500番と研磨。
ここまでくると、かなり内側が見えるようになってきます。

くたくたヨレヨレになりながら、2000番に到達。

WISHの経験を活かし、作業時間を1時間早めたため、前回のように熱中症のようなことにはならなそう。

とはいえ、右側もあるのです…。
トホホ。

何とか、両方を研磨。
中性洗剤で洗浄後、よく水気を拭き取り乾燥させます。

シリコンオフなどは使ってはいけません。

ヘッドライトリフィニッシャーの登場。

WISHの時と説明は同じです。

ヘッドライトリフィニッシャーは2液性。
ウレタン塗料の缶スプレーと同じ仕組み。
底のネジを外して反転させ締めこむと、硬化剤と塗料が混合します。

10分間放置。

混合後は8時間以内に使用しなければなりません。

一回目の塗装。

厚塗りせず軽く吹いていきます。
多少ザラザラでも問題なし。

5分後、2回目の塗装。
かなり綺麗になりました。

ただ、今回のスプレーは吹き出しが良くなく詰まり気味にでて、ムラになりやすい…( ﾉД`)ｼｸｼｸ…

さらに5分後3回目の塗装。
塗装はこれで終了。

30分ほど乾燥させます。

外したのと逆の手順で取り付けていきます。

ヘッドライトを取り付けて、点灯確認。
おお！くっきりです。
いままでぼやけていましたが、光がはっきり見えます。

ただ、次回劣化したときは、このユニットの修理は難しいかも。
予備を手に入れたほうが良いのかもしれない…。

クラックが残っていますがそれでも十分綺麗です。

その後バンパーを戻しますが、ヘッドライトに養生できないため、ライトに傷をつけないようにバンパーに入念に養生して取り付けます。

それでも少しライトに傷がついてしまった。( ﾉД`)ｼｸｼｸ…

一人だと大変。

表に引っ張り出して確認。

マークXも目力復活！！

ライトがクリアになり、顔つきが精悍に戻りました。
3年ほどはこの状態を保ってほしい。

買ったときは、こうだったんだなぁ～。