HKS 車高調サスの異常音対策（続き）

前回の整備手帳【HKSの車高調サスからの異常音対策（部品相違による失敗例w）】
https://minkara.carview.co.jp/userid/807179/car/2459895/5859312/note.aspx

前回、僕の手配間違いで被疑部位の部品が用意出来ず、やむを得ずニードルベアリングのみ交換した異常音の発生している HKS HIPERMAX Ⅳ GTでしたが。

色々と大変お世話になっているけんさん（@けん1976）から、思い当たる箇所を含めて一度見て頂く事になり、交換部品（図々しく別で登録していたメンバーボルトも持ち込み）を含めてお伺いしました。

けんさん、この暑い中お時間を頂き、改めて感謝致します。ありがとうございました。

別件ですが、作業中に撮って頂いた写真を見て「あれ？俺また太った？」と改めて気づきました…

今回交換する箇所は〇で囲った、サスペンションの上部、アッパーマウントのアッパーゴムとスラストベアリング・リテーナースプリングのペアです。

運転席で低速で出ている「コトコト」と聞こえる異常音の箇所は左手・助手席側のアッパーマウントの、この箇所と思われます。

こちらが今回注文した、

HKS 車高調パーツ 倒立ゴムアッパーベアリングセット 【品番:82004-AK024】です。金額は7130円（税込）でした。

アッパーマウントASSYのゴムアッパー（円形状の受け皿）・スラストベアリング・リテーナースプリングの3種類が一組になっており、左右2セットになっています。

（楽天のショップのリンク）
HKS <br>車高調パーツ 倒立ゴムアッパーベアリングセット <br>【品番:82004-AK024】
[楽天] #Rakutenichiba
https://item.rakuten.co.jp/powerweb/hkspart01226/

当サスペンションの説明書にて、交換はこの箇所になります。

ただ、この作業前に1つ問題が見つかりまして。

前回見た時にけんさんが確認して発覚したのは「プリロードをかけ過ぎている」点でした。

本来はバネの遊びが無い、ほんの少し掛かっていれば良い程度の調整が、2〜30mm程かけてしまっていました。

この調整では異常音は消えなかったものの、今回のような本来より強い調整のままでは跳ねや異常音の出易い状態でした…

けんさんから教えて頂いた、当部品の取り外しの方法は下記の順番になります。

1・車体を上げてタイヤを取り外す。

2・ブラケットロックナットを上げてブラケットとの隙間を作り、ライドハイドアジャスターごと回してバネごと下方向に下ろす。

3・ロアアーム（サス近く）をジャッキーで支える。

4・サスの上端、フランジナット（青〇）を外す。

5・アッパーマウントASSYのゴムアッパーの固定ネジ4箇所（黄〇）を外す。

6・ジャッキーを徐々に下ろしてボディとサスを離し、今回の3箇所の部品を取り外す。

この方法でアッパーマウントだけ車体に残しつつ、部品のみ手っ取り早く交換出来ました。

右手側がこれまで取り付けられていた方で、左手側が新品です。この3つが上から順に重なった上でスプリングが続きます。

アッパーマウントは塗装の違いがあるものの、取付に変化はありません（スラストベアリングの方も含めて新品が右側）。因みに古い方のゴムアッパーを手で触っても違和感は感じられませんでした。
（人の手で動く位に劣化してたら、もっと酷い症状が出ていたとは思いますが）

ベアリングやリテーナースプリングに関しても、砂や埃による汚れはあるものの、回転した際の手応え等は感じられませんでした。

交換後の取付は、取り外しと逆方向に進めます。

この方法で左右のサスの部品を取り替えた後、今まで発生していたコトコトという異常音が無くなりました！

オークションで購入した中古のサスペンションだった為、ある程度の劣化による問題は覚悟していたものの、こういった問題解決に掛かる部品の費用や時間、手間を考えると良し悪し有るなぁと改めて思いました…

ただ、この件でプリロードの正しい掛け方、サスペンションの部品交換の手順や調整・整備方法等、色々と教えて頂き、凄く勉強になりました。