Ｓ６６０、ＨＫＳフラッシュエディター制御で８０馬力いきました

誤魔化しのきかないダイナジェットでＳ６６０のエンジンセッティングをしてきました。
車の仕様は、エアクリーナー、マフラー交換くらい。今回、レギュラーバランスアップ仕様と、ハイオクパワーアップ仕様のデータを取りました。
中速トルク向上と高回転の伸び、マックスパワー向上で乗って楽しい車に仕上がりました。
単純にエンジン出力最適化だけではなく、その他の部分も実走含めてセッティングしたので、驚くほど良い状態に仕上がったと思います。
これが純正だったらメチャ楽しい車って感じですね。

追記
バランスアップ仕様のデータは、レギュラーガソリン対応の現車セッティング仕様
パワーアップ仕様のデータは、ハイオク厳守の現車セッティング仕様

街乗りや通勤は、バランスアップ仕様で十分楽しいです。純正からのエンジンのトルクカーブ、高回転での落ち込みを改善し、高回転でのピークパワーはないですが、パワーの落ち込みがないので、気持ち良く回っていきます。ＮＡエンジンのフィーリングに近い仕様です。軽やかに回るのに合わせて電子スロットルのデータを時間をかけて追い込みました。乗って楽しいと思えるフィーリングアップ仕様です。

でも、時々もう少しパワーが欲しいな、ハイオク入れるぜって時に、ブースト圧を少しだけ上昇し、ハイオクに合わせたノック特性で中速トルクの向上と高回転での最高出力を上げたのが、パワーアップ仕様です。今回のデータ車両は社外メーカー製マフラーとエアクリーナーの交換のみで、ブーストコントローラーもない、フラッシュエディターだけのセットアップですので、コンセプトは、もし新車採用でパワーボタンがあれば、この程度だせるでしょ、仕様です。


ＨＫＳ製のフラッシュエディターは、車両のＯＢＤ（診断カプラー）に接続して、ＥＣＵデータを書き換える簡単接続ユニットですが、ノーマルデータ、フェイズ１、フェイズ２、フラッシュエディターモードと、計４種類のデータをボタン操作での入れ替えが出来ます。https://www.hks-power.co.jp/product_search/product/688

今回のお客様には、ノーマルデータ、ＨＫＳフェイス１（スピードリミッター解除程度）、フェイズ２（今回作成したバランスアップデータ）、フラッシュエディター（今回作成したパワーアップデータ）を入れました。

そこで、オーナーさんのご意向もあり。もし興味のある方にはデータの販売可能です。シャシダイ乗せてセッティングするより遥かにお安いと思います。オーナーさんは、自分はお金払ってセッティングしてもらったけど、皆さんで楽しめればってことで。半信半疑な人は自分のＳ６６０乗ってみて考えてもらって大丈夫ですよって。自分は販売したデータの収益は受け取りませんので、友達感覚でどうぞってことです。

データはＨＫＳパワーライター店で書き込みます。
すでにフラッシュエディターをお持ちの人は、ユニットを送ってもらって書き込み。
新規購入の人は本体とデータのセットで販売します（お得）
お金はかかりますが、こだわる人は現車セッティング（シャシダイ使用料＋現車セッティング費用）も可能ですが、自分的には必要ないと思います。
データはアクセスロックがかかります。

自分のコンセプトでもありますが、モアパワーっていう人より、通勤快速やワインディングを楽しみたいって人にオススメだと思いますね。

ということです。興味のない方はスルーしてください。

追記の追記
Ｓ６６０のエンジンとガソリンは、ノーマルでレギュラー仕様ですが、シャシダイでノックオンを
聞いてみると、ノーマルでもノッキングが出ていました。
マフラーとエアクリーナーを交換したのが関係するかは、不明なところですが、
完全ノーマルであってもハイオクや、ハイオクとの混合で使用している方が良いと思われます。
シャシダイでデータを作ったあとに、実走で負荷をかけてノックを追い込んでいますが、
それでも、ノックが発生することもあり、圧縮の高いエンジンなのでノーマルベースのチューニングは
ブーストアップやタービン交換よりも、レスポンスアップのターボセッティングが面白いと思います。
電子スロットル系で圧縮の高いターボは、シャシダイと実走の両方で煮詰めることが必須ですね。
サーキットを走る人は特に注意が必要ですよ。