アライメントの再現性と、ブッシュの構造原理

サスペンションに使われるブッシュ。

そこはなぜ、ゴムなのでしょうか？
ボールジョイント、ピロではないのでしょうか？？
メーカーが採用しない理由は？？

よくある答え？

音がするから？
高価だから？？

ボールジョイント（ピロ）は、ナックル、タイロッド、ラックエンドなど
様々な部分に採用されていますよね。
異音しますか？？

ブッシュの価格とボールジョイント（ピロ）の価格って、そんなに変わらない？？
ボールジョイントだからってそんなに高価ではないですよね・・
下手するとブッシュの方が高いかも・・


そもそも、ブッシュはゴムです。
ゴムには弾性力があります。

弾性力がある限り、元の形状に戻る特性があります。
復元力のようなものです。

外部からの力によって変形したものが、元の形に戻る力、
それが弾性力です。

弾性限界を超す力が働くと、元の位置には戻りません。
アライメントでいう、測定するたび、数値が変わる、

それは、故障です。
ボールジョイントのガタと同じものです。

ブッシュの場合、ゴムですので、劣化による弾性力の低下も起こります。

ですので、ブッシュは定期交換部品なのです。


構造と原理を理解すれば、分かることですが、ブッシュには
その素材の特性を活かした効果を期待し、装着されています。

時には振動、時には弾性力、、

正しく、ブッシュを理解し、正しい管理をすれば、


アライメント作業も、車のセットアップも、
そこまで大きな弊害にはならないと思います。


そんなお話しでした。

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