2013年07月02日
計算してみた
以前にGQDTさんのペエジでワタシの参号機サファリWGY60のMT換装時のギア比計算ということで記事公開しておりましたが、ホントにその節はありがとうございましたです(笑)。
やはり持つべきものは変態もといマニアな友人でございます(爆)。
これで大体のフィーリングの想像はつくのですが、もう一つ踏み込んでワタシ的判断基準でどうなるのか卓上で計算してみましょう。
ギア比の関係でワタシがオンロードで基準とするのは、まずギアのステップ比です。
上のギア比を下のギア比で割って100を掛けるとパーセントが出ますが、値が低いと離れている証拠です。
TD42のMTだと、
1-4.556
2-2.625
3-1.519
4-1.000
5-0.836
のギア比なので、1~2速の離れを見ると 2.625/4.556X100で57.6%の接近率ですね。
2~3速だと、57.8%となります。3~4速だと65.8%とグッと接近してきました。
あまり意味はないですが、4~5速は83.6%となります(笑)。
こう見れば、大概は1~2速って割と離れたレシオのMTは多いですから、2~3の離れっぷりはまさに2速から発進しろよと言わんばかりですね(笑)。
TD42Tを見てみましょう。市販バージョンのTBもこのMTを使ってますね。
1-4.262
2-2.455
3-1.422
4-1.000
5-0.850
1~2速 57.6%
2~3速 57.9%
3~4速 70.3%
4~5速 85.0%
意外?にも1~2速はTDと変わらないんです。
2~3速も同様に0.1%の違いしかありません。
ただ、3~4速はぐっと接近させてきてます。このあたりがターボセッティングなんでしょうか。
またターボMTは3.900のファイナルと組み合わされ、TBは4.111のY60標準?ファイナルなのでガソリンのほうが全体的ローギアになる味付けですね。
ターボの伸び重視か、ガソリンの吹け上がり重視か、ということになろうかと思います。
こう見ればTD用MT換装TB(ヤヤコシイわ)だと、単体では3~4速のステップに違いが生じることが解ります。
市販バージョンと比べると少々3速で引っ張り気味にしてから4速へぶち込むようでしょうか?。
~~~~~~~~~***********~~~~~~~~~~**************~~~~~~~~~~
そして、次に考えるのは100km/h時のエンジン回転数です。
この値は主に高速道路での長時間労働(笑)による疲労感に直結しますし、燃費にも影響があります。
またエンジン回転数を低く抑えただけではダメで、ちゃんと100キロからでもそのギアで加速ができるか、というところが焦眉ともなるのです。
よく燃費スペシャルなMTだと5速目に異様に高いギア比を与えられてるクルマがありますが、僅かな減速後の加速でもシフトダウンが必要になったりと煩わしいコト甚だしいですね。
ではケーサンケーサン!(笑)。
ココでは255/85R16を履いたサファリを土台にして計算してみます。
まずは100km/h走行時にタイヤが何回転するのかを算定してみましょう。
外径が840mmとすればタイヤ周長は2638.86mm。これをkmに直して100で割れば回転数が出ます。
255は毎分631.58回転で100km/hとなりますね。
このタイヤ回転数をファイナルと5速のレシオで掛ければ、エンジン回転数が逆算的に出てくるという算段でございます。
まずは、
TD42 MT
0.836x4.111x631.58=2170.61
約2200回転となります。健全な生TDの美味しいところですね。
ココからでもシフトダウンなしで加速できますケド、車重や勾配によっては苦しい場面も多々ある、というのが生TDの悲しいところ、、。SWBではほぼ無問題ですが。
次にTD42T MT
0.850x3.900x631.58=2093.68
約2100回転弱、というところですね。3.9ファイナルですがもともとのMTの5速が低めなので、全体的にはそうTD42生と大きくは変わりません。
市販バージョンのTB MTも計算してみましょう。
0.850x4.111x631.58=2206.96
約2200回転とチョイチョイ、一番の廻り頭です(笑)。燃費が心配ですが、TBが生き生きしてくるちょっと手前ぐらいなのでここからガバッと踏み込んだら息の長い麻薬ゾーン炸裂です(爆)。
では、参号機のコンバージョンMTだとどうでしょう?
0.836x3.900x631.58=2059.20
約2000回転となり、Y60歴代MTのなかでは一番5速巡航ギアが高くなることが判明(笑)。
市販TBが4.111ファイナルとターボMTで一番回してる意味が重要であれば、このギア比はちょっと問題かもしれません。
ちなみにいままでのTB ATだと、
0.694x3.900x631.58=1709.43
約1700回転。アメ車かよ(笑)。
ロックアップが働く速度域なのでMTと比較しても問題ないと思いますが、やっぱり回転数は低く抑えられます。それでも燃費は優れない!(笑)。
というように卓上で計算機と妄想で遊んでみました(笑)。
しかしながらMT換装の本来の意味の「耐久性」とか「操作感」とか、「任意性」とか「安心感」みたいなモノは計算できないので、実際には特に意味のない遊びではございます(爆)。
この数値がフィーリングにどう結び付くのか、という点だけが今後重要なのですが、気持ちよけりゃ思わず右足にチカラが入るようなワタシでございます故、MT換装後のインプレもデータとしては意味がないかもしれません(笑)。
ブログ一覧 |
サファリなんだよ人生は | 日記
Posted at
2013/07/02 14:45:55
今、あなたにおすすめ