G子 E/G OH＋α。。。クランク摺動トルク。。。「シングルハートの裏側」より。。。

「シングルハートの裏側」より
（2/25アップ）
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エンジンオーバーホールでお預かり中のシルバー32
エンジン加工後の洗浄で
シリンダーのペイントがほぼ落ちてしまったので
化粧直しをしました。
色気は無いですが黒で塗装し直しました。



これはノックセンサーを取り付けるボスです。
ノックセンサーの取り付けボルトには
平ワッシャーもスプリングワッシャーも付いていないボルトです。
安定してある周波数を拾うマイクの様な物ですから
特別な取付になっているんだろうと思います。
なので、この部分にシリンダーのペイントが
付いていてはいけません。
以前、リビルトエンジンメーカーのRB26が届いたところ
ここにしっかりとペイントが乗っていました。
オイルストーンで面出しをした事があります。



クランクメタルを再度付け直し
クランクを載せてキャップの本締めをしました。
組み上げでまず最初の採点が下されます。
結構ドキドキしながら摺動トルクを測ってみると
通常よりもさらに低い０．６N・ｍです。
ぐるっと一周させた場合のトルク変動も小さく
目盛りの無い部分での話になりますが
０．５～０．６N・ｍで摺動しています。
いつもより低い摺動トルクなのは
新品クランクのおかげだと思います。
ジャーナルの状態が再使用品より良いはずですから
当たり前といえば当たり前です。
次にクランクを再使用する時は
ラッピングをお願いしてみようかな...
同じような摺動トルクになれば
ラッピング効果は大きいといえます。
只、使用で細くなっているジャーナル径が
ラッピングでどれくらい細くなるかも
考えなくてはいけません。
使える厚みのメタルが無くなって
クリアランス過大になってしまう可能性もあるからです。


（タイトル画像）

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本日2/26分へ。。。