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「シングルハートの裏側」より
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エンジンオーバーホールでお預かり中のシルバー32
エンジンのエギゾースト側をバラしています。
後ろ側ターボのコンプレッサーハウジングに
オイルが少し溜まっていますが、心配はいりません。
後ろ側ターボの入り口に溜まっているオイルは
大抵ブローバイガスに運ばれたオイルです。
ターボチャージャーから漏れ出している訳ではありません。
気になる人はオイルキャッチタンクを着けると良いでしょう。




数年前に交換した３４N１ターボです。
ノーマルエンジンのブーストアップでは
まだまだ性能が発揮出来ていません。
今回のオーバーホールでは
エンジンの方の余裕が大きくなりますので
このターボを使い切れるようになります。



ターボにアウトレットを止めているナットです。
ターボ交換で分解していくと
ここのナットが緩んで無くなっていたりしますが
締付け状態を確認すると
緩みは全くありませんでした。
以前の締付けトルクでセットしたレンチを掛けると
カチッとナットの張り付きが外れる音と同時に
トルクレンチのブザーがピ～ッと鳴ります。
２５N・mですので
特に強く締めている訳ではありません。
全てのナットを均等なトルクで締める事が
重要です。
通常の締付け部分と違い厚いメタルガスケットが入りますので
強く締める事はかえってガスケットを早く潰してしまう事になります。
ここのナットが緩むのはボルトが伸びる訳ではなく
ガスケットが痩せるためです。
東名のアウトレットもそうですが
メガネレンチでさえ使えない状況です。
それでも締付けトルクを管理できる様にするのが
私の仕事のやり方です。

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問題無い様。。。

ホット一安心。。。