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2014年05月24日 イイね!

2014年5月24日 愛鷹水神社から位牌岳まで 愛鷹連峰山歩き

2014年5月24日 愛鷹水神社から位牌岳まで 愛鷹連峰山歩き5月24日。
 
今日は、静岡県東部にある愛鷹連峰の山歩きをしてきた。
 
愛鷹連峰自体は何度か歩いた事がある山域だが、今年は初めて歩く事になる。
 
昨年は雪の時期に歩いているが、昨年は撮影をしていないのでブログには書いていない。
 
今回歩いたコースは、2年前の2012年5月27日 愛鷹山水神社から位牌岳まで(愛鷹連峰)に似ているが、この時に立ち寄っている池ノ平は今回は歩いていない。
 
 

 
朝早く地元を出発する。
 
天気予報では晴れるようだったが、富士山は霞んでおり見えにくかった。
 
時期的に紫外線が強く、歩いている最中には暑さが堪えてくる季節だが、出来れば雨が降らずに済んでほしい。
 
 


 
駿東郡長泉町の奥地にある愛鷹水神社にお参りをしてから山歩きを始める。
 
 
神社のすぐ傍には桃沢川が流れており、小さな滝もあり美しい場所である。
 
 


 
山歩きを始めてすぐに目に入ったのがハコネウツギと思われる花。
 
 

 
ヤマツツジ。 
 
 

 
 
今回は、直に位牌岳へ向かうハイキングコースを歩く。
 
運が良ければつるべ落としの滝を見る事が出来るかもしれない。
 
 

 
途中で見掛けたガクウツギと思われる花。
 
 


 
今回の目的の半分であるつるべ落としの滝。
 
この滝は、雨が降った時にしか姿を見れない、いわゆる幻の滝である。
 
普段は枯滝だが、今回は前日か前々日に雨が降ったようで、運良くその瀑布を見る事が出来た。
 
この辺りは自治体の境界線が通っているようで難しいが、この滝はどうやら駿東郡長泉町になるようである。 

 

 
滝のすぐ傍に生えていたウツギと思われる花。
 
 

 
ギンリョウソウ。
 
 

 
 
タチツボスミレ。
 
花弁が1枚折れ曲がっている。
 
 

 
キジムシロ。
 
この時期は、花が多く歩いていてたくさん発見がある。
 
 


 
 
標高が上がってくると、徐々にアシタカツツジの花が見えてくる。
 
 
アシタカツツジは、他のツツジよりも小ぶりな花なので見分けるのは比較的容易である。
 
 


 
今の時期の愛鷹連峰は、アシタカツツジの他にトウゴクミツバツツジも咲いている。
 
トウゴクミツバツツジは、その名の通りミツバツツジの仲間だが、雄しべの数が10本とトウゴクミツバツツジの方が多く、開花時期もミツバツツジの3月頃と比べるとかなり遅い。
 
 

 
位牌岳が近付くにつれてトウゴクミツバツツジの花があちこちに見えてくる。
 
ツツジ好きとしてはとても嬉しい光景である。
 
 

 
稜線に出ると、山は完全に雲の中で眺望は全く無し。
 
登りと湿気の影響でかなり暑く感じていたが、稜線は風が吹きかなり涼しい。
 
 

 
位牌岳直下の南白ガレンで見掛けたイワカガミ。 
 
私はてっきり高山植物かと思っていたが、2年前にもこの山域で見掛けたので、割りと低山でも見る事が出来る花のようだ。
 
 

 
位牌岳山頂。
 
雲の中なので眺望は無し。
 
汗だくの身体を少し休めてから袴腰岳へ向かう。
 
 

 
位牌岳から袴腰岳へ向かう稜線は、晴れた日は良い眺望と明るく開放感のある素晴らしい稜線なのだが、今回は雲の中で魅力は今ひとつ。
 
雨は降っていないが、風が木々を揺らし木に付いた水滴が容赦なく降ってくる。
 
 

 
袴腰岳。
 
休まず通過。
 
 

 
馬場平も通過。
 
 

 
倒木が目立つ木の墓場のような場所を通過。
 
 
 

 
雲の中の愛鷹山は、当然眺望は無し。
 
 


 
愛鷹山の山頂に咲くアシタカツツジ(愛鷹躑躅)。
 
 
 
詳しくは知らないが、愛鷹の名が付くらいだからたぶん愛鷹連峰および近隣の固有種なのだろう。
 
今回の目的は、つるべ落としの滝を見る事と、愛鷹山の山頂でアシタカツツジを見る事だったので、目的は両方達成する事が出来た。
 
 

 
山頂のすぐ近くにある愛鷹明神に寄り下山する。
 
ちなみに、画像にはアシタカツツジとトウゴクミツバツツジの両方が映っている。
 
今回は、雲の中を歩き眺望は無かったが、つるべ落としの滝と豊富な花を見る事が出来てとても良かった。
Posted at 2014/05/24 22:02:08 | コメント(6) | トラックバック(0) | 山歩き | 日記
2014年05月18日 イイね!

壊れたもの、修理にだすもの、作業的なもの

壊れたもの、修理にだすもの、作業的なもの同じ車に長く乗っていると、純正品・社外品に関わらず使っている部品は劣化し壊れていきます。
 
昔は車であちこち出掛けたり、サーキットをガンガン走っていたので故障は度々ありましたが、ここ数年は大人しくなっているので、最近交換した部品と言えばオルタネーターくらいでした。
 
先週、車屋さんでエンジン、ミッション、デフの各オイルを交換してもらい家に帰ろうとすると、社外品の油温計が誤作動を起こしているのに気付きました。
 
接触不良かなと思いハーネスを抜き差しすると、今度は油温の表示が-760度に…ああ、駄目だ壊れちゃった(´Д`;)。
 
 
 

この油温計、水温計と共に10年位前に購入したものですが、何年か前に壊れてしまい1度修理してもらっています。
 
今回で2回目の故障ですが、不思議と水温計のほうは壊れていません。
 
前回は修理してもらうのに何ヶ月も待たされたので、今回は新品を購入しようと某通販店に問い合わせをしてみたら、「生産中止のため販売出来ません」という回答がきてしまいました(´Д`;)。
 
一応HPを確認してみたら、価格改定のためしばらくの間製造・販売を休止しています。との事。
 
メーカーHPでは製造を再開する予定があるように謳ってはいますけど、結局このまま廃版になりそうな怪しい感じがしますねえ。
 
この油温計は、エンジンをハイカム・ハイコンプ仕様にした時に購入したもので、4AGってノーマルの時は冷却性能はまだ良いですが、ちょっとでも手が入ると油温は上がりやすくなり温度管理はシビアになってきます。
 
私も、エンジン載せ換えと同時に油温計とオイルクーラーを同時に購入していますが、13段式の割りと容量の大きいものを使っています。
 
現在は普通の運転しかしていないので、100度はおろか90度に達する事もありませんが、普段乗りのみでも万が一の目安にはなりますので近いうち何とかしたいところです。
 
 
話は変わり、今日はアウトドアショップへ行き、トレッキングシューズのソール交換の依頼をしてきました。
 
 

 
 
このトレッキングシューズは、2010年の正月に購入したものです。
 
買ってから約4年半経っていますけど、製造時期はもっと昔の物でしょうからソールの状態がかなり心配です。
 
一見まだまだ使えそうには見えますが、加水分解などで突然剥離…などとならないように今のうちにソール交換してもらおうと思います。 
 
これを修理中の間は、昨年購入したキャラバンのグランドキングに活躍してもらおう。 
 
 
更に話は変わり、昨年の立山・剱岳の山歩きの時に撮影した写真をプリントアウトしファイルにまとめてみました。
 
 

 
A4サイズを何十枚と印刷したのでインク代が(´∀`;)…
 
せっかく憧れの地を訪れた記念なので、パソコン内のデータのみでは無く、きっちりと資料として残しておこうと思い今回まとめて印刷してみました。
 
出来れば過去の写真も印刷したいですが、一気にやるのは大変なので、とりあえずは今年の甲武信ヶ岳や鳳凰山からまとめてみようかなと思います。
 
出来れば今年もまとまった休みを取って複数泊の山歩きをしてみたい。
 
歳を取ってからだと大変なので、今のうちに険しい山を優先しておいたほうが良いかもしれませんね。
Posted at 2014/05/18 23:48:54 | コメント(7) | トラックバック(0) | つぶやき | 日記
2014年05月11日 イイね!

noppoさん主催の亀有MTGに参加

noppoさん主催の亀有MTGに参加5月11日。
 
今日は、みん友のnoppoさんが主催する亀有MTGに参加してきました。
 
今回のMTGは東京葛飾の亀有という場所になりますが、亀有は週刊少年ジャンプで連載中の漫画「こちら葛飾区亀有公園前派出所(こち亀)
」で舞台となっている場所です。
 
街に設置された両さんなどの登場人物の像を探していく事と、着ぐるみの両さんと記念撮影をするというのが主な目的のMTGです。
 
私はジャンプを読みますし、こち亀は好きな漫画の1つなので、今回は是非とも参加したいと思っていました。
 
 


東京へ向かう前に富士山を撮影。
 
今の時期は、天気が良い時は夏のような暑い陽気になりますけど、天気が悪いとまだまだ結構肌寒く感じる事があります。
 
車で移動するなら上着を車内に放り込んでおくことが出来ますけど、今回は列車で東京へ行くので服装は出来れば脱がずに済むほうが良い…
 
結局薄着で出掛ける事にしましたが、日中はかなり暑くなったのでこれが正解でした。
 
 


 
今日は、新幹線を利用して東京駅まで移動。
 
乗ったのは最新鋭のN700A…恐らく「のぞみ」の間合い運用だと思いますが、「こだま」でアドバンスに乗れるのは非常にラッキーです。
 
最近は、700系の廃車が徐々に進んでいるようで、N700系の「こだま」運用もかなり増えてきています。
 
でも、N700系のうちでも最新のN700Aは編成数がまだ少ないので、現在は「のぞみ」用の主力車両というのが実際のところです。
 
 

 
東京駅から在来線を乗り継ぎ亀有駅へ着ましたが、亀有駅へ来るには途中の路線が複雑で分かりにくいですね。
 
東京駅から亀有駅を目指す場合、西日暮里から乗り換える方法が乗り換え回数が少なく効率が良いらしいですが、切符の購入を安く簡単に済ませるには日暮里乗り換えの方法が楽になるようです。
 
たぶん路線利用した事のある方じゃないとサッパリな話だと思いますが、実際に分かりにくく難しいので私もあんまりよく分かってません(´∀`;)。
 
 

 
ちょっと早く着いたので、少し駅周辺をブラブラしていたら約束の時間に近付いてきたので、集合場所の亀有駅へ戻ります。
 
徐々に参加の皆さんが集まっていき、簡単な自己紹介を済ました後、両さん像を探しに街を散策していきます。
 
 

 
亀有駅北口にある両津勘吉像。
 
金色に塗られた豪華で立派な銅像ですが、この像は両さん等身大なそうな…でも、これが等身大だとしたら、両さんは男性としてはかなり小柄な身長になってしまいます(´∀`;)。
 
 

 
亀有駅北口すぐ傍にある北口交番。
 
ここが亀有公園前派出所のモデルになった交番だそうな…
 
漫画では交番と公園が隣になっていま
すけど、実際は交番と公園は少し離れた位置にあります。
 
 

 
交番の近くに置いてある薔薇と麗子像。
 
両津勘吉像と比べるとかなり小さいですが、麗子さんは漫画そのままの美しい姿ですね。
 
以前
 
 

 
こちらは亀有公園内にあるダブルピース両さん像。
 
駅前の銅像と比べると小さいですが、愛嬌のある表情がとても親しみやすいですね。
 
 

 
同じく亀有公園内にあるひとやすみ両さん像。
 
こちらは豪華な作りのほうですが、ベンチに座り腕を広げているので、画像のように仲良く記念撮影をするのに向いている像ですね(・∀・)。
 
 

 
 
この絵…いいよなあ。
 
 

 
夏のような強烈な日差しが辛いですが、街の中を散策していき。
 
 

 
敬礼両さん像。
 
北口の両さん像はこれでコンプリート。
 
次は南口へ。
 
 

 
南口へ移動し、南口すぐ傍にある両津勘吉祭姿像。
 
躍動感があってとても良いですね。
 
個人的にはこの両さん像が1番好きかも。
 
 

 
無理矢理に缶ビールを強要される両さん像…では無く、ようこそ亀有へ両さん像。
 
この像もベンチに座っているので、記念撮影するにはとても良い像ですね。
 
海外のファンと思われる方も記念撮影をしていました。
 
 

 
こち亀のラッピングバスも走っていました。
 
街の至る所にこち亀に関連する物が見えるので、かなり熱心にこち亀のアピールをしている事が分かります。
 
noppoさんも仰られていましたが、同じ葛飾区でも柴又などとは違い亀有は観光が少ない街なので、町興しも熱心に行って多くの人に来てもらいたいという気持ちがあるのでしょうね。
 
 

 
狭い歩道の傍にあったサンバ両さん像。
 
ちょっと撮影しにくかったですが、こういう姿も両さんらしいですね。
 
 

 
本多像。
 
かなーり腰の低い姿の像ですね。
 
普段は気が弱い本多君らしい姿なのかも…バイクに乗ると別人になってしまうけど。
 
 

 
ワハハ両さん像。
 
いつもの両さんらしい姿の像ですね。
 
 

 
最も印象的だったのは、こちらの少年両さん像。
 
たまーに少年時代の両さんが主人公の話が出てきますが、その時に必ず登場するのが両さんを含めたトン・チン・カンのトリオですね。
 
普段は悪ガキですが、3人共仲間思い・友達思いなので心温まる話が多いですね。

 

 
中川像は、漫画と同じくスマートで2枚目な姿をしていますね。
 
しっかし、銅像で見ても派手な制服だよなあ(´∀`;)。
 
 
 
 
環七通りを越えて香取神社へ。
 
 


香取神社内にある、少年よ、あの星を目指せ!両さん像。
 
神社にも両さん像が…街が力を入れているのがよく分かりますね。
 
 

 
薬のサトちゃんまで…もちろんイタズラではありませんよ(´∀`;)。
 
 


散策をとりあえず終えて、嵯峨野さんというお店で昼食に。
 
暑い中あちこちを歩いたので、結構お疲れの方も(´∀`;)?
 
 

 
もんじゃ焼きを食す!
 
画像のもんじゃ焼きは、量がたくさんという事で両さんもんじゃ焼きというらしい。
 
今回、私を含めて皆さん列車で来られたという事で、ビールを飲む方が多かったです。
 
私は酒は飲みませんでした。
 
 

 
餡子をお好み焼きの生地で包み焼いた「あんこ巻き」が滅茶苦茶旨かった!
 
 

 
14時を過ぎると、商店街に両さんが登場。
 
両さんは亀有駅を目指すので、私達も後を付いて行く事に。
 
 

 
後ろ姿はシュールゥ─σ(・´ω・`*)─ン…
 
この後、駅前の交差点辺りから大騒ぎになり、たちまち両さんは人気者に。
 
 



駅の中では記念撮影する人がたくさんいました。
 
どこでも人気者の両さんですが、少年誌の人気者とはいえさすがに小さ過ぎる子のハートを捉えるのは難しかったようです(´∀`;)。
 
両さんの魅力、こち亀の魅力は、ちょっと大きくなってからでないと分かりにくいかもしれませんね。
 
 

 
亀有駅前のヨーカ堂7階の亀有区民事務所内にある麗子像。
 
元々は外にあった像らしいですが、心無い者がイタズラをして壊してしまったため、修復後ここに保護されたようです。
 
この麗子像の見学を終了し両さん像はコンプリートしました。
 
 

 
最後に伊勢屋さんというお店で甘味を食べて少しばかりお話を。
 
結局、車の話題があまり出てこないMTGになってしまいましたが、楽しく散策し食事も出来て話も出来たのでとても良かったです(・∀・)。
 
この後、亀有駅で皆さんとお別れしました。
 
 

 
帰りは、700系新幹線で…疲れていたのか分からないが、珍しく新幹線の車内で眠ってしまった。
 
いつもは新幹線に乗るのは楽しみで仕方がないのですけどね。
 
 

 
新富士駅で降りて駅から出ると、いつもの富士山が。
 
6時半に家を出て、18時半頃に家に着いたので今日は12時間くらいのお出掛けになったかな。
 
楽しい時間はあっという間…こういうMTG、またやりたいですね(・∀・)。
Posted at 2014/05/11 22:57:29 | コメント(5) | トラックバック(0) | つぶやき | 日記
2014年05月05日 イイね!

2014年5月3日~4日 鳳凰山山歩き 夜叉神の森から観音岳まで

2014年5月3日~4日 鳳凰山山歩き 夜叉神の森から観音岳まで2014年5月3~4日。
 
今回は、南アルプスの北東部にある鳳凰山の山歩きをしてきた。
 
山歩きは正月の甲武信ヶ岳以来で、先月・先々月は腰痛が酷く山などとても行ける状態では無かった。
 
腰痛のほうは治まってきたが、その間はジョギングなど激しい運動は出来なかったので、体力や脚力が少々不安な状態での山歩きとなった。
 
 


 
山梨県韮崎市韮崎中央公園より鳳凰山を望む(*画像は2014年4月12日に撮影したもの)。
 
鳳凰山は、地蔵岳、観音岳、薬師岳と主に3つのピークからなり、それを総称して鳳凰三山とも呼ばれている。
 
山域がある自治体は、山梨県の韮崎市、北杜市、南アルプス市に属しており、最高峰は観音岳の標高2841mであるが、以前は2840.4mと記されている事が多い。
 
 

 
5月3日は、登山口から山小屋までの移動となる。

画像は、夜叉神の森駐車場がある夜叉神峠・鳳凰三山登山口。
 

人気の山である事や、連休中という事もあって駐車場の混雑が心配だったが、駐車場には余裕がありとりあえずは安心。
 
とは言っても、今回は一緒に歩いた友人が車を出してくれたので私は呑気に助手席で寛いでいた。

今回の山歩きは、前回の甲武信ヶ岳の時と同じ友人と山歩きをしたが、私よりも彼の方が健脚なので私は途中でバテて迷惑を掛けない様注意する事にした。
 
しかし、この夜叉神峠のコースは距離が長く時間も掛かるため、結果的にはバテバテになってしまうのだが。
 
登山口には、登山届の提出を求める指導員が待機しており、登山届を持って来ていない登山者達に用紙を渡し記入するように求めていた。
 
私達は事前に用意していて問題無しなので、登山届を提出し歩き始める。
 
 


 
登山口から約400mほどの標高差で夜叉神峠に到着。
 
夜叉神峠は、主に西側方面の眺望が素晴らしく、登山口からの標準コースタイムは約1時間ほどなので、ここまでを目的としたハイカーも多い。
 
もちろん更に先にある鳳凰山を目指す人の数も多い。
 
ハイカーの目的の1つであろう眺望だが、ここから眺める白峰三山は素晴らしいの一言に尽きる。
 
白峰三山は、北岳、間ノ岳、農鳥岳の3つの山の総称だが、それぞれが標高3000m以上の高峰なのでまだまだ雪深い事が分かる。
 
一方の夜叉神峠は、標高1800m弱で画像で見ても分かる通り積雪はしていない。
 
ここに来るまでは、長袖Tシャツに薄手のフリースを着ていたが、日差しが強くあまりにも暑いので結局Tシャツ1枚で歩く事にした。
 
ちなみに、この日は麓でも夏のような陽気になったという。
 
 


 
夜叉神峠を過ぎてしばらくの間は雪が見られなかったが、徐々に雪が見られるようになってきた。
 
雪が無いと山もすっかり春じゃないかと思ってしまいそうだが、鳳凰山はそんなに甘くはない。
 
 

 
こちらは割りと序盤にある杖立峠という場所だが、ケルン(指標)の周りを凍った雪が確認出来る。
 
ここから先は更に積雪が深くなり、少なくとも私はアイゼンを付けていないと怖くて歩けない。
 
 

 
この辺りは完全に雪で覆われており、歩いている最中にも足が数10cmほど埋まってしまう所があり歩きにくく感じた。
 
 

 
かと思えば、積雪している部分・していない部分が明確に分かれていたりするので、何とも不思議な気分になる。
 
 

 
間ノ岳と飛行機雲。
 
絶景を眺める山歩きである。 
 
 

 
辻山と砂払岳の鞍部にある南御室小屋。
 
今回はここには泊まらず、更に先にある薬師岳小屋までの移動となる。

この辺りは風が強いので、Tシャツ1枚では辛いのでフリースを着た。
 
ここに来るまでに私はかなり体力を消耗していたが、友人曰くここから先は長い急登が待っているという。
 
急登に備え、冷たい湧き水を飲み休憩をして体力を整える。
 
 

 
南御室小屋を過ぎてきつい急坂を登って行く。
 
休憩をして体力を整えてから出発をしてみたものの、聞く以上に辛く感じた急登で既にバテバテになってしまった。
 
友人の言う「もう少しで稜線」がやけに遠く感じてしまった。
 
ちなみに、画面が傾いているように見えるのは、木が斜面に対し垂直に生えているため。
 
 


 
やっとの思いで南御室小屋からの急登を終えると砂払岳の小ピークに辿り着く。
 
夜叉神から登って来た場合、鳳凰山はようやくここで森林限界を超えるが、そこは積雪と花崗岩の白砂に覆われた白い稜線である。
 
ちなみに南アルプスにある花崗岩の山は、今回登った鳳凰山と甲斐駒ヶ岳のみであり、花崗岩ならではの白い山容は夏でも白い姿で美しい景色が広がっている。
 
それにしても、標高が高い割りに積雪したりしていなかったり…
 
ここは風の通り道で雪は吹き飛ばされてしまうのだろうか。
 
 

 
翌日に登る予定の観音岳。
 
 


 
霧が掛かっているように見える北岳は、強風の影響で雪が舞い上がっているようにも見える。
 
私達が立っている砂払岳も強風が吹いており寒かった。
 
 


 
翌日登る予定の薬師岳を眺めながら、砂払岳と薬師岳の鞍部にある薬師岳小屋へ向かう。
 
 


 
今回泊まった薬師岳小屋。
 
砂払岳と違いこの辺りは雪深く、山小屋の屋根と雪が同じ高さになっているのがよく分かる。
 
山小屋を開いた時も小屋の中にも浸水していて、水をかき出すのが大変だったという。
 
今回私達は山小屋泊としたが、少し前まではテント泊をするつもりだった。
 
ただ、腰痛でトレーニングらしい事が出来ず体力の低下が心配だったので、大きく重いテント泊装備を担ぐのは大変かと思い変更した。
 
山小屋には事前に予約を入れておいたので問題無く入れたが、宿泊者は定員よりかは余裕があったので、さすがに1つの布団に2人寝るというような状態とはならなかった。
 
稜線上にある山小屋なので、湧き水は無く生活用水は雨水を溜めておくか他所から運んでくるしかないので水は貴重品、もちろん風呂などは無い。
 
でも、山小屋ではそれが当たり前。
 
山小屋は、混雑する可能性があるので事前に予約を入れておき、出来れば15時までに小屋に着いておくのがマナーとされている。
 
こういった施設は、麓から離れた不便な場所にあり食料も貴重品で必要分しか作らない事が殆どなので、予約も無しに夕食ギリギリの時間にやって来て「飯を食わせろ」では迷惑極まりないからである。
 
たとえ予約をしていても、やむを得ない事情などで着くのが遅れそうな時は、前もって連絡しておいた方が良い。
 
あまり遅くなると山小屋の人に心配を掛けてしまうし、最近は人気のある山ではどこかしらで携帯電話が通じるようにはなっている。
 
大事なのは、自身の体力を見極めて時間に余裕のある行動をとる事と、周りの状況や自身の体調などを確認し早めの判断をする事である。
 
 
山小屋の夕食は、薬師岳小屋では17時半からで、消灯時間は20時とやや早かった。
 
私も友人も疲れており、特に私は軽度の頭痛があったので消灯時間前に眠ってしまった。
 
頭痛の原因は、どうやら軽度の高山病だったようだ…翌日下山したらケロリと治ってしまった。
 
薬師岳小屋は、標高2700m以上の場所にあり高山病が充分に起こりうる標高ではある。
 
ただし、発症には個人差があるので一概には言えない部分もある。
 
 


 
日付が変わり5月4日。
 
朝4時頃から、御来光を見るため準備をしている人達が多かった。
 
私達はちょっとタイミングを見誤ってしまい御来光は見れなかったが、山の稜線からは富士山がよく見えていた。
 
昨日は、暗いうちに地元を出発していたので富士山は撮影しておらず、山で撮影すれば良いだろうと思っていたら霞んでしまい結局富士山を見る事が出来なかった。
 
この日は早朝からの行動となるが、体力は回復していたものの軽度の頭痛や腰や肩の痛みが残っていた。
 
朝は氷点下だったものの、天気が良く日中は暑い陽気になる事が容易に想像出来た。
 
ただし、朝の時間は寒いのでハードシェルなどを着て防風・防寒対策をしっかりして行動をする。
 
 


 
鳳凰山薬師岳山頂。
 
山頂に雪は無く、花崗岩の美しい白い砂が広がっていた。
 
西側には南アルプスの主峰が広がり、眺望は素晴らしい。
 
左から、農鳥岳、間ノ岳、北岳、仙丈ヶ岳と3000m級の山々が見えている。
 
 

 
薬師岳から観音岳を望む。
 
この稜線は非常に開放感があり、歩くだけで感動出来る素晴らしい稜線であった。
 
 


 
鳳凰山観音岳山頂。
 
薬師岳とは違い、観音岳は岩がごつごつとした山頂で少々歩きにくい。
 
 


 
観音岳山頂より薬師岳越しに富士山を望む。
 
 


 
薬師岳山頂より鳳凰山地蔵岳を望む。
 
特徴的な岩塊である通称「オベリスク」がよく見えるが、今回は行かない…理由は疲れるから。
 
夜叉神から地蔵岳まで行き日帰りで帰ってしまう強者までいるらしいが、私は到底真似出来ないしするつもりもない。
 
地蔵岳は、まあ次の機会にでも。
 
 

 
八ヶ岳を望む。
 
鳳凰山よりも標高が高い赤岳周辺に雪が見られた。
 
 

 
仙丈ヶ岳を望む。

南アルプスらしいなだらかな山容の山である。
 
 

 
今回最も印象に残った眺望の甲斐駒ヶ岳。
 
南アルプスでは珍しく険しい山容の山で、美しさとかっこ良さを兼ね備えた見事な山容をしている。
 
北アルプスの立山・剱岳と並びいつまでも憧れてやまない山である。
 
 

 
白峰三山より南の山々も見えている。
 
天気が良いので、南アルプスの山々は概ね良く見えていた。 
 
 

 
遠方に見えるのは中央アルプスの空木岳あたりだろうか。
 
 

 
遠方に見えるのは北アルプスの乗鞍岳あたりだろうか。
 
 

 
遠方に見えるのは北アルプスの穂高連峰あたりから続く稜線だろうか。
 
このような感じで眺望を楽しみ、山小屋へ戻り朝食を食べて下山した。
 
 

 
下山中。
 
帰りは来た道を引き返すので、単純に標高がどんどん下がっていき、登りよりかは体力的にも時間的にも余裕がある。
 
ただし、積雪している区間が多いので慎重に下って行かねばならないが、それでも転んでしまう場面があった。
 
積雪はしているが、容赦ない日差しで既に暑くなっており長袖Tシャツ1枚で行動している。
 
下山中は多くの人とすれ違ったので、この山の高い人気ぶりがよく分かる。
 
 

 
昨日とは違い、途中の稜線からでも富士山がよく見えた。
 
 


 
夜叉神峠より下で見られたハシリドコロという花。
 
根から花まですべての部分に毒のある花らしい。
 
 

 
同じく夜叉神峠より下で見掛けたアセビ。
 
馬酔木と書くだけあり、こちらも毒のある花である。
 
 

 
下山後、夜叉神の森のお風呂を利用させてもらった。
 
土産店や飲食店を兼ねた宿泊施設なので風呂はそんなに広くはないが、疲れた身体を癒したり汗を流すには本当良い場所にある。
 
 

 
風呂の後にザルソバを頂く

  
美味しく頂いたので、この量では少なく感じてしまった。
 
 
帰りは、国道139号線のシバザクラ渋滞以外は特に目立った混雑は見られなかったが、道の駅朝霧高原、ふもとっぱらキャンプ場、もちや遊園地、まかいの牧場などの駐車場がほぼ埋まっている感じだった。
 
停まっている車も走っている車も遠方のナンバーが目立っており、大型連休の凄まじい混雑ぶりがうかがえた。
 
この後無事に帰宅。
 
腰痛が治まってから初の山歩きだったが、思っていたよりかは疲れは後に響かなかったようで一安心。
 
ただし、落ちた体力をもう1度鍛えていかない今後は厳しいかもしれない。
 
 
今日は雨の予報なので、登山用品の洗濯・洗浄などをしておこうか。
Posted at 2014/05/05 08:03:21 | コメント(8) | トラックバック(0) | 山歩き | 日記
2014年05月01日 イイね!

連休中は山歩きへ

連休中は山歩きへ大型連休の真っ只中という方もおられるかと思いますが、私の勤務先は飛び石連休なので次の休みは5月3日からの4連休となります。
 
正月と同様、今回の連休も友人から山歩きの誘いを受けたので、山小屋泊の山歩きに行こうと思います。
 
ただ、今回は森林限界を超える高山帯なので、いつも以上に現地の状況や天気が気になります。
 
私は、山歩きに関しては挑戦とか制覇というような言葉は用いたくないので、「事前の計画と準備は念入りに」「慎重に行動をする」「無理をしない」をモットーに謙虚な気持ちで行動したいと思います。
 
運が良ければ山の稜線や山頂から絶景を眺められるかもしれません。
 
連休中、山に滞在している時はみんカラの活動が出来ないかもしれないのでご了承願います。
Posted at 2014/05/01 23:25:23 | コメント(4) | トラックバック(0) | つぶやき | 日記

プロフィール

「@なべちゃん. 宝の山(・∀・)」
何シテル?   05/17 18:12
元々インドア派だったので、あまり家に籠らないようにしています。
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