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ロバのEeyore(イーヨー)のブログ一覧

2013年05月03日 イイね!

CAR トップ 2012年1月号

CAR トップ 2012年1月号








car top    jan. 2012


GWも後半が始まりましたね。天気も良くて気持ちの良いツーリング日和です!

しかし、サンデードライバーさん達の怪しい運転も増えると思われるので、もらい事故にはお気を付け下さいね。


今日は朝から倉庫の整理をしてますが、ちょっと一休みして久しぶりにAZ-1が載っている書籍の紹介です。


一昨年(2011年)に発売されたカートップの連載コーナー『西川淳のあの日、あの時、あの一台。』の第四回に早くもAZ-1が登場していました。

西川淳さんというと、ランボルギーニやフェラーリを数々乗りついできたスーパーカーを愛してやまない熱狂的なクルマ好き自動車ライターです。

その彼が新旧・内外問わずに記憶に刻まれた『思い出の一台』を語るコーナーです。

それでは以下に転載していきますね。


※トップのフォトは隣のページに載っていたカバーガールさんです。本文とは関係ありません(^_^;




今号では軽快な走り味がウリのマツダAZ-1を紹介する。
1992年当時、軽自動車初のガルウィングドア採用して一世風靡した
Kスポーツカーにどんなストーリーが秘められているか

車輛協力●関東マツダ水元店




元気だった日本を思い出すガルウィングのKスポーツ


 ABCのAかぁ。懐かしいな。
 
 
 
 今回の取材車はAZ-1の中でも特に人気の高い、マツダスピード仕様だ。じつは以前、ボクは同じモデルを所有していたことがある。


独立して間もないころ、街中移動用に、当時出たばかりのスマートを並行輸入で買ってしばらく乗っていたが、それに飽きて何か代わりになる小さなクルマはないかと思案を巡らせていたときに、同業先輩のSSさんがAZ-1マツダスピードを持っていて、あまり乗っていないことを知った。そこで、スマートを同じく同業先輩のMHさんに押しつけ、マツダスピードを強引に貰い受けたのだった。理由は簡単。それが、ガルウィングだったから‥‥‥








AZ-1 / ビート / カプチーノといえば、日本車が最も元気で余力があった頃の"力作Kスポーツ"3点セット(略してABC)だ。その登場時期が、僕の業界人生と重なっていて、それゆえあの頃の、あの黄金期の国産ビンテージカー達(BNR32・S13・FD・NSX)とともに、ABCにも格別の思いがある。また別に語る機会もあるだろうが、ボクが東京に出てきてカーセンサーの編集部に入社したとき、最初に買ったクルマがビートだった。けれども、スーパーカーのようなガルウィングを持つAZ-1や、とにかく峠走りが楽しかったカプチーノにも、等しく思いを募らせていたものだ。そんなわけだからAZ-1には即、食指が動いた。

そのとき、ボクは既に古いフェラーリを手に入れていたのだけれど、ランボルギーニなんて夢のまた夢。じつをいうとAZ-1を手放した途端、愛しのファイティングブルに出会う事になるのだが、それもまた別のストーリーに譲ろう。

とにかく、AZ-1を手に入れたボクは、ほとんど路面の上に座っているかのようなドライビングポジションと真性ガルウィング(乗り込みづらさ)に、スーパーカーを確かに感じていたのだった。意外に乗用車ライクな古いフェラーリよりも、スーパーカー然としていたように思う。

久しぶりに座ってみて、やっぱりこいつはスーパーだと改めて思った。横に並んだメルセデスSLS AMGに、アピール力で負けていない。





同類の雄を前に、体を大きく見せようとする虫のようにも見えるが、両ドアを開けたその様子は、やっぱりなかなかの迫力ものである。


乗っていた頃の思い出よりも、いささか乗りづらい、降りづらいと感じるのは、歳月が重ねた腹まわりの脂肪のせいだ。特に、降りるのは億劫を通り越して苦難である。運転席側はハンドルがあるからまだいいが、助手席側はもうほとんどワークアウトの世界。こんなことを毎朝毎夕、繰り返していた(助手席にもよく乗っていた)とはとうてい思えないので、やっぱりもっと腹は凹んでいたということ。残念である。

座っていると、ドライブフィールが鮮やかに蘇ってきた。そうゆうクルマは、自分にとって間違いなく"今となってはいい思い出"だ。あくまでも路面と平行に、弾き飛ぶように走る。万が一、なにかとぶつかったら命の保証はない。全開時にはスリルを通り越して恐怖があった。そしてスリルや恐怖を克服する事こそ、紛れもなく、あまりに非社会的なため声高に論じられることは無いけれども、自動車を運転する事の楽しみのひとつだったりする。





そういう意味でAZ-1は、パワーだけはしっかりあって、クセも欠陥も何もかも、あとはすべてドライバー任せという、ほとんど戦前戦後のスポーツカーのような存在であり、それゆえ、今なお熱心なファンに可愛がられているのだと思う。

二度と出てこない型式、様式、スタイル、性能は数あれど、二度と許されそうにない発想で作られたAZ-1はその極北である。





   
以上カートップ2012年1月号P194-195より一部抜粋





この取材で使われているMSVは関東マツダでRX-8を新車販売した時の下取り車で、走行33000kmの良好車だったため130万円前後の価格にもかかわらず即売だったそうです。

しかし、スーパーカーを乗り継いでいる西川さんにもAZ-1はいい思い出と記憶されていたのですね。嬉しい限りです。


この文章を読んでいて思ったのですが、文中に出てくる西川さんがAZ-1を譲り受けたSSさんとはこの方っぽいですね(笑)

偶然かも知れませんがカーセンサーに所属しているとかディアブロのシートとか出てきますし(^_^;



最後に同ページに載っていた『ここが見どころ◎』の写真を掲載しておきます。


それでは皆さん良いGWを!










Posted at 2013/05/03 11:12:11 | コメント(5) | トラックバック(0) | AZ-1 書籍 | クルマ
2012年09月20日 イイね!

car magazine 解体新車 3人目

car magazine 解体新車 3人目


car magazine No177 1993-3





毎月1台の新車を取り上げ、編集部のスタッフ全員で徹底的に解剖してみようというのが、この"解体新車"というコーナーである。今回まな板にのせるのは、オートザムの軽スポーツ・カー、AZ-1だ。



嬉し、恥ずかし……ガルウィング



TEXT 清水雅史



コクピットに体を押し込み、ガルウィングをよっこいしょと引き下げるとほとんど身動きできない。それでも、なんだかとっても嬉しくって顔が綻んだ。テスト走行やモーターショーでの展示などで酷使されたようで、各部は結構ガタが来ていたし汚れも目立ったが、コクピットという言葉がぴったりの室内は本当に僕をワクワクさせてくれた……。

3年近く前にマツダの三次テスト・コースにおいて自動車雑誌編集者対象の研修会が開かれた時の事だ。先代RX-7を使ってスキッドパッドや評価路でひと汗かいた後、当時のコンセプト・カーをコース上で見せてもらったのだが、その際試乗することができた(周回路に囲まれた直線コースをトロトロ走ったにすぎないが)のがAZ-1のプロト・タイプであるAZ550SPORTS(ボディは3種類のヴァリエーションがあった)だった。

この時に感じた強烈な印象は、市販車への移行が検討されているコンセプト・カーのステアリングを握れたというだけでなく、今までに無いタイプのクルマに出会ったことに対する新鮮な感激でもあった。そして、こんなクルマが街を走り出したらどんなに愉しいだろうと、そう素直に思った。

実際、東京モーターショーに登場した時にAZ550SPORTSに寄せられた反響は大きく、市販化を望む声も強かった。ところが、世界?初の軽ミドシップ・スポーツの座を突如として現れたビートにさらわれ、カプチーノにも市場デビューの先を越されて、AZ-1の販売は遅きに喫した感は免れず、今さらねぇ……なんて声も聞かれる。

それでも、やっと僕らの目の前に現れたAZ550SPORTS、いやAZ-1は、リトラクタブル・ヘッドランプが異形丸形タイプに変更されて、フロントがちに眺めると妙に子供っぽいこと以外は、ミドシップ・レイアウトはもちろん例のガルウィングだってちゃんと採用しオリジナルデザインをそっくり纏っているから、見るものは強い個性を感じることになる。真横から眺めると、スラントしたフロント・セクションとそれにつながる広いグラス・エリアが、実にカッコイイ。

確かにガルウィングなんて実用性の面から言えば、不便この上ない。スカットルが高くてシートが落とし込まれているから、乗り降りの際は"どっこいしょ"とつい口に出してしまうし、ドアの開閉だってかなり力が要るし、それに周囲の"熱い視線"の中で開閉するのは、はっきり言ってかなり恥ずかしい。
けれど、AZ-1はこのドアによって"愉しいクルマ"をストレートに表現している。

一方、リクライニング機構を持たないタイトなシートに収まって走り出すと、とたんに公道を走ることが前提のクルマとは思えないほどクイックなステアリングに驚かされる。最初は怖いくらいだったが、慣れてしまえばわずかな操作で鼻先が向きを変えてくれるのが、圧倒的に低いアイポイントと相俟ってダイレクトに"ファン"に結びつき、粗削りだけど実に愉しい。走り出してもAZ-1は、"愉しいクルマ"であることを主張するのだ。

AZ-1は軽自動車という厳しい枠組みにありながら、割り切れることは潔くすっぱりと切り捨てて、プロトタイプほぼそのままのカタチで登場し、"愉しい遊び感覚"が乗り手に伝わってくるところがいい。クルマって実用だけじゃなくって、もっともっとワクワクする愉しい部分が詰まっているものなんだということ、もっと面白いんだということを、AZ-1はちっちゃな図体でけっこう大胆に訴えかけてくる。

だから"こんな時代やさかい"、ってAZ-1に目もくれないんじゃなくて、その示した可能性に、僕は大きな拍手を送りたいと思う。





カーマガジン 1993年3月号p130より抜粋



カーマガジンの編集部員がインプレッションしていく解体新車。

この編集員はAZ-1のプロトタイプ、AZ550SPORTS TYPE Aに試乗して『こんなクルマが街を走り出したらどんなに愉しいだろう』と思ったと言っています。

そして、『クルマって実用だけじゃなくって、もっともっとワクワクする愉しい部分が詰まっているものなんだということ、もっと面白いんだということを、AZ-1はちっちゃな図体でけっこう大胆に訴えかけてくる』と言っていました。 

まさにその通り!AZ-1は面白くて愉しい部分がギュッと詰まっていると思います!

今までいろんなクルマに乗ってきましたが、乗ってこんなにワクワクする車はありませんでした!

そして最後に『"こんな時代やさかい"、ってAZ-1に目もくれないんじゃなくて、その示した可能性に、僕は大きな拍手を送りたいと思う』と言ってくれています。

読んでいて目頭が熱くなりました。

発売当時、AZ-1のインプレッションは、それは辛辣なものばかりでした。
某大物自動車文化評論家など、つぶれそうな会社がこんな子供だましのものを作っている場合か!と切って捨てていました。


しかし、AZ-1が示した可能性にこそ価値があると認めてくれて、大きな拍手を送りたいと言ってくれる編集者がいたのです。


この両極端な評価は当時の一般の人たちの評価と似ている気がしました。

こんなオモチャみたいなクルマといって見向きもしない人が大多数でしたが、ごく一部の人たちは『こんなに愉しいクルマはない!』と言ってくれました。

そしてAZ-1・CARAに乗って『ワクワクする』と感じるごく一部の人たちに大切にされながら、AZ-1・CARAは長く愛され続けてきました。

『マツダ本社で生誕20周年記念のミーティングをするぞ』と言えば、たった1週間で100台を超える参加者が集まるほどに。



発売から20年が経った今でも、私はAZ-1にワクワクし、その可能性に心奪われた幸せ者のひとりです。

Posted at 2012/09/20 23:23:05 | コメント(0) | トラックバック(0) | AZ-1 書籍 | クルマ
2012年09月18日 イイね!

car magazine 解体新車 2人目

car magazine 解体新車 2人目


car magazine No177 1993-3



毎月1台の新車を取り上げ、編集部のスタッフ全員で徹底的に解剖してみようというのが、この"解体新車"というコーナーである。今回まな板にのせるのは、オートザムの軽スポーツ・カー、AZ-1だ。




欲しい……



TEXT 野村憲司



このマツダ初の軽ミドシップ・カーのプロト・タイプが最初にお目見えしたのは、ご存じの通り前々回のモーターショウでのこと。このとき3台のモデルが展示されていたのだが、実は、僕はこのクルマよりもCカーを模したボディを被った方に一番魅かれていた。それがもし市販されるなら、絶対買おうと心に決めていた。

実際に発売されたのは3台の中でこのAZ-1のみとなったのだが、それにしたってレイアウトは同じ。どの様なクルマなのか興味津々で、乗れる日が待ち遠しかった。

ミドシップ・レイアウトの660ccターボ・エンジン、720kgの車重、ロック・トゥ・ロックが2.2回転のステアリング。乗ってみると、AZ-1はこのスペックから僕が予想した通り、いや、それ以上に面白味のあるクルマだった。

ハンドリングはクイックで、切った方向に、切った分だけ切れ込んでいく。ステアリングとタイヤの間に何も挟み込んではいない、ダイレクト感がある。エンジンは小排気量のターボ付きだが決してピーキーという程ではなく、アクセルも敏感な方ではない。けれどもさすがミドシップ・レイアウトというべきか、アクセルのオン、オフ、特に全開、全閉の時の挙動はリニアだ。これらが720kgという車重の軽さと相俟って、相当にレスポンスの良い動きをしてくれる。自分の手足とタイヤとの一体感が強く、路面の状況がかなりダイレクトに伝わってくる。

実は、僕はいま本気でこのクルマを買おうと思っている。ちょっと言い過ぎかと思うかも知れないが、操る楽しさを与えてくれるという面で、このクルマは麻薬のような魅力を持っている。それが、ミドシップの魅力なのか、車重が軽いことによる魅力なのか、はっきりとは断定できない。多分その両方だろう。しかし、そのような事がどうでもよくなるくらい、このクルマの感覚が僕の神経と直結するのだ。

かといって、クルマが僕の考える通りに動いてくれるわけではない。このクルマは、きちんと正確に操作しないと思った通りには動いてくれない。だから、もし僕が操作を間違えば、クルマも動きを間違える。そんな時にクルマが、間違えるな、もっと正確に運転しろ、と言ってくれるのだ。うまく運転すれば、そうだ、それでいいんだ、そうクルマが言ってくる。こんな"相棒"が、今の僕には魅力的だ。

ただ、このクルマで街中を走ろうとはあまり思はない。こいつで走り回りたい場所は、例えば筑波の東コースのような、カートやミニバイク・レース向けの、比較的道幅の狭いコースだ。そういうスピードの低い、タイト・コーナーが幾つも連続するようなコースでこそ、AZ-1のステアリング・フィールの面白さが最大限に味わえるのではないだろうか。世間一般の規格は、このクルマには少々大きすぎる様な気がする。

それよりも、毎週日曜日にこのクルマでサーキットへ出掛け、走り回る。どれだけうまく運転できるか、どれだけタイムを縮められるか、ただそれだけをひたすら考えて走る。

AZ-1はそうしたくなるクルマだ。





カーマガジン 1993年3月号p126より抜粋


カーマガジンの編集部員がインプレッションしていく解体新車。

今回の編集員は『実は、僕はいま本気でこのクルマを買おうと思っている。』と書いています。こんな風に書いてくれる人はAZ-1のインプレッション記事では見た事がありませんでした。

そしてちょっと言い過ぎかと思うかも知れないが、操る楽しさを与えてくれるという面で、このクルマは麻薬のような魅力を持っている。』と言っています。

まさにその通りだと思います!一度乗ったらやめられない。強烈な魅力がAZ-1にはあると思います。


このカーマガジンの解体新車はまだまだ続きます!





そして、A20情報ですが、ギャラリーを含む有料の参加者(つまり子供を除く)には
参加記念品があるようです!

詳しくは→コチラ

Posted at 2012/09/18 23:53:11 | コメント(3) | トラックバック(0) | AZ-1 書籍 | クルマ
2012年09月13日 イイね!

AZ-1の雑誌広告

AZ-1の雑誌広告




AZ-1 magazine advertisement


AZ-1の雑誌広告といえば、発売当時の『未体験ハンドリング』と『異端かもしれない』というキャッチコピーを思い出します。

その他にもマツダスピード・バージョンやM2 1015の広告も覚えていたのですが、久しぶりに雑誌を見返していたらこんな広告を見かけました。







タイプLが発売した時の広告のようですが、私は覚えていませんでした(^^ゞ

もしかしたら覚えている方もいらっしゃるかもしれませんが、ちょっとご紹介します。







AZ-1の構造的特徴を分析しながら写真と共に紹介してくれます。












































そして、写真解説だけでなく細かい説明も記載してあります。



■痛快なのは、スタイリングだけではない。


オートザムのニューカマー、AZ-1。ガルウィングドアを持つ大胆なフォルムに目を奪われている人も多いことだろう。が、それだけでは、このクルマの本質には到達できない。何でもそうだが、中身あってのカタチなわけで、その成り立ちとメカニズムを正しく理解することが、このクルマの核心に触れることなのだ。

AZ-1の最も重要な資質は、『ダイレクトハンドリング』にある。クルマを操る楽しさという、きわめて単純明快な理屈抜きの痛快さだ。その操縦感覚は、他のいかなるクルマと比べても明らかに異質である。超クイックなステアリング、ドライバーの体を中心にターンインしていくコーナリングの感覚。その操縦感覚をあえて例えるなら、カートが最も近い。ワインディングロードやジムカーナ走行で、まさに未体験ハンドリングを楽しめるのはもちろん、街中をゆっくり走っている時でさえ、AZ-1はドライバーのハートを熱くさせずにはおかない。では、なぜそんな刺激的なハンドリング感覚を手に入れることができたのか。

まず、エンジンのリヤミッドシップとマス重量のセンター集中化、低重心により、回頭性を徹底的に研ぎ澄ました。そして、車体重心点を運転席(より正しくはドライバーの三半規管位置)に近接させることで、先に述べた『ドライバーの体を中心にクルマがターンインする感覚』を実現させている。さらに、スケルトンモノコックフレームの採用。ボディ外板をフレーム構造体として活用する一般のモノコックボディと異なり、すべてが強靭な閉断面構造の独立したスチールフレームだ。これにより、車体のねじり剛性と曲げ剛性を高め、操舵に対するすぐれた車体追従性を発揮する。また、このフレームの採用で、全ボディのプラスチック化が可能となり、運動性能のカギを握る軽量化をモノにしている。

そして、ガルウィングドアはサイドシルを大型化し、ボディ剛性とともに衝突安全性を高めるために採用した。しかも、ドアを開けた時のボディからの張り出しはわずか320mm(片側)。ごく狭い場所でのドアの開閉もきわめて容易だ。走る楽しさを純粋培養したAZ-1。ここで紹介したポテンシャルは、あくまで一部にすぎない。ぜひ、自らステアリングを握ってみてほしい。何といっても、このクルマの本領はハンドリングにあるのだ。








そして、その未体験ハンドリングを体験してもらうための『AZ-1ドライブ・トレーニング』の開催案内も載っていました。





AZ-1ドライブ・トレーニング開催!


AZ-1のダイナミックな走りを、より多くの人に体験してもらいたい。そこで、クルマというハードだけではなく、AZ-1のポテンシャルをフルに楽しめるステージを用意いたしました。痛快なハンドリングを楽しみながら、安全にドライビングテクニックを取得できるスクールです。





第一回目のステージは、筑波サーキット・ジムカーナコース。参加のお申込み並びにお問い合わせは(株)プレジャープランニングまで。






そして、隅にちっちゃくTYPE-Lの宣伝が載っていました。






いかがでしょうか。

AZ-1のドライビングの楽しさとそのメカニズムを紹介し、実際に体験してもらうためにミスタール・マンの寺田さんまで引っ張り出してドライブ・トレーニングを開催し、お買い得仕様車のタイプLまで持ち出して、まさに販売不振を何とかしていこうとする宣伝部のレジスタンスを感じます!

特にメカニズムの説明の部分は今読んでもアツくなりますよね。


やはりAZ-1・CARA。最高ですね!
Posted at 2012/09/14 00:55:20 | コメント(2) | トラックバック(0) | AZ-1 書籍 | クルマ
2012年09月12日 イイね!

car magazine 解体新車 1人目

car magazine  解体新車 1人目


car magazine No177 1993-3



毎月1台の新車を取り上げ、編集部のスタッフ全員で徹底的に解剖してみようというのが、この"解体新車"というコーナーである。今回まな板にのせるのは、オートザムの軽スポーツ・カー、AZ-1だ。









TEXT    畑中千尋


先日、テレビでタレントとその愛車を紹介する番組を放送していた。その中で、獄中での体験を元にした小説で一躍有名になったある作家がピカピカの赤いレビューを、"これがボクの愛車です"とにこやかに紹介していたのがひときわ印象に残った。ミスマッチというのだろうか、大きな体と厳ついイメージをもつ彼と、キョンキョンがコマーシャルしているレビューとはイメージの上ではとても結びつかない。けれど彼が赤いレビューの横で照れ笑いしながら立つとなんかイイ感じで、そうだ、彼には"いかにも"というような黒塗りのクルマよりレビューの方がイカスかもなぁ、なんて思った。

キャロルにしてもレビューにしても、主なターゲットとしている若い女性だけじゃなくって、大きなクルマの取り回しがシンドクなってきた年配の方なんかが乗ると、そのちょっとした意外性もあって案外かっこいいのだ。

さて、ときにはそんな意外性をもプラスしてくれるオートザムから、AZ-1が発売された。派手に開閉するガルウィングと非常にダイレクトなハンドリング、軽量化のためオーディオ類はオプションだし、シフト・フィールはちょっとガチャガチャしていて、小っちゃいけれど結構"やんちゃ"なのだ。

しばらく走っていると、つい真剣になってしまうし、確かに楽しい。"やんちゃ"な楽しさがある。このクルマがまだそれほど走っていないこともあって、街中ではそれなりに注目度も高く、オーナーであれば、ここしばらくはそういった満足感も、走る楽しみにさらにプラスされるかもしれない。

わたしはたまたまひざ丈スカートにパンプスという格好で試乗したのだけれど、乗り降りに関してはコツをつかめばそれほど問題はないし、パンプスは走り出す前に足の甲と靴の脇をガムテープで止めてしまえばOKだ。ただ、やや手足が短い傾向のあるわたしは、ドアを閉める時にうりゃぁといった勢いを付けて手を伸ばさなければならないのだけがちょっと苦しく、それが唯一気になったところだ。

さて、この"解体新車"では、"このクルマ結局欲しいの?"とか"お金があったら買うと思う?"といったことを明記してきたが、今回は、"ちょっと欲しい気もするけど買わない"となった。といってもその理由は、そのスタイリングがちょっとグロテスクに感じ
、いまひとつしっくりこないから、という個人的な好みの問題につきる(特に丸いライトはリトラクタブル・ライトの方が良かったなぁと思うのは私だけ?)。

ただ、最初にいった意外性といった点からこんな"やんちゃ"なクルマこそ女性が乗ると、かなりカッコイイんじゃないか?と思う。フレア・スカートなら短くてもラクに乗り降りできるし、バッとガルウィングを開けてさっそうときれいな足を見せて降りれば、それだけでキマルよね(もっともきれいな足なら、何してもキマルけど‥‥)。

小さくて維持費の安い軽自動車が欲しい、と思っている女性はAZ-1にはなかなか目がいかないだろうけど、選択肢に入れる価値は十分にあると思うよ。A/Tのキャロルやレビューに比べると取り回しのメンドーくさいクルマかもしれないけど、ちょっとくらいメンドーな方が慣れてくると楽しいんだからさ。





カーマガジン 1993年3月号p129より抜粋



カーマガジンの編集部員がインプレッションしていく解体新車。女性スタッフのレビューは通常のクルマ雑誌ではなかなか聞かれない新鮮な記事でした。

確かにAZ-1からさっそうと女性ドライバーが降りてくるとイカしますよね!

A10の時は何人か女性ドライバーさんがいらっしゃいましたが、A20には女性ドライバーさんいらっしゃるのでしょうか?
Posted at 2012/09/12 22:28:02 | コメント(4) | トラックバック(0) | AZ-1 書籍 | クルマ

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「@まるおまるお さん大変だったね!
無事に帰宅出来て良かったです、お疲れ様でした」
何シテル?   09/19 08:55
ロバのEeyore(イーヨー)といいます。 このブログはAZ-1&CARAの事をメインに書いていきたいと思います。 お見苦しい点も多々あるかと思いま...
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