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ロバのEeyore(イーヨー)のブログ一覧

2012年09月11日 イイね!

NSX-R vs AZ-1

NSX-R  vs  AZ-1



NAVI 2 FEB/1993 二玄社






ホンダNSX-R  vs オートザムAZ-1

 

同じように尊重したい







ホンダNSX-Rと、オートザムAZ-1との共通点は、どちらのクルマも、エンジンがドライバーの背後にあることである。

しかし、共通点といえば、それくらいだ。かたや970.7万円、かたや149.8万円。実際に2台を両天秤にかける人など、いるはずもない。

けれど、僕にはもうひとつ、大きな共通点が指摘できる。新車のニュースが低調だった92年、ドライバーズシートに座った私を、いちばんスカッとさせてくれたのが、この2台だったのである。







仮想敵は旧ニュルブルクリンクの"ラップタイム"


『2倍、3倍はアタリマエ!』の硬い足回りを持つNSX-Rのハンドリングは、予想以上にスゴイものだった。なにがスゴイと言って、ノーマルNSXにはみられない体育会的なキャラクターがスゴイ。

トラクションコントロールがないから、280psで地面を蹴る後輪の動きは、ドライバーのアクセルワークに100%任される。ミドシップとしては、基本的にすこぶるセーフでコントローラブルな性格であるのは相変わらずだが、ダウンフォースに頼るウイングカー的に、"平然と早い"ノーマルNSXと比べると、こちらはずっとスパルタンに速い。速いも速いが、大変も大変なのだ。

特にステアリングのキックバックは、いかなる標準をもってしても強烈で、芦ノ湖スカイラインの荒れたコーナーを攻めると、しばしば両腕で荒馬をねじ伏せるような気分が味わえる。間違いなく、国産車のキックバック王。

というわけで、個人的には、乗心地との兼ね合いを考えると、ノーマルNSXの足回りで十分だと思う。それに、この軽量ボディと、少しスパイスのきいたエンジンという組み合わせが理想だと思ったが、しかし、あくまでそれは個人的な意見にしておきたい。

そもそも、なぜにこのクルマが、かくもスパルタンな足回りを持つに至ったかといえば、仮想敵を、世界一過酷なサーキットといわれる旧ニュルブルクリンクの"ラップタイム"に置いたからだ。平たくいうと、ホンダの開発者たちが、ニュルブルクリンクでもっといいタイムを出せるNSXをつくろうとしたら、足回りがこんなになってしまったのである。

つまり、本人がそうしたかったのだから、しかたない。ここは是非ひとつ、若い本人たちの意志を尊重したいと思う。







『国産車で最も低い』と謳うボディ全高


そうやってNSX-Rを尊重した箱根で、こんどはオートザムAZ-1に乗り換えた。スズキとのメーカー協力で、マツダが送り出すミドシップの軽自動車。ビート、カプチーノに続く、軽のお調子モノ第3弾である。

AZ-1に乗るのは初めてではない。以前乗ったときに、これは"子供のオモチャ"のように楽しいクルマだと思った。

しかし、いざ箱根で、本物のスーパーカーの隣に、この『スーパーカー消しゴム』のような軽を並べてみると、2台を比べるのは、はっきりいって暴挙であるような気がしてきた。だいたい、比較テストというのは、ものすごく冷酷で、2台の間に優劣があると、それが単独で乗るとき以上に強調されてしまう。

だが、そんなことは全く杞憂だった。箱根の峠道でのAZ-1は、オモシロサという点で、NSX-Rに遜色なかったのである。

AZ-1の性格をひとことで表すと、ガルウィング・ドアを持つカートである。そして、カート的な性格を決定づけているのは、すこぶるクイックなステアリングと、すこぶる低い視点と、すこぶるピーキーなエンジンの3点セットでもある。

パワーアシストなしのステアリングはロック・トゥ・ロック、わずか2.2回転。欲をいえば、もう少しステアリング系全体に剛性感が欲しいところだが、クイックなことは恐ろしくクイックで、芦ノ湖スカイラインを飛ばしても、ほとんどハンドルを"傾ける"だけでことたりる。

『国産車で最も低い』と謳うボディ全高は、NSX-Rより1cm低い1150mm。隣に普通のセダンが並ぶと、こっちは向こうのドライバーより、少なくとも頭ひとつ分は低い。実際、走っていて、これほど舗装のツブツブがよく見えるクルマはない。おかげで、スピード感の速いことは、NSX-R以上である。

後車軸のほぼ真上に搭載される660ccエンジンは、カプチーノと基本的に同じ64ps/6500rpmの3気筒DOHCターボ。実に9100rpmまで回る12バルブ・ターボ・ユニットは、3500rpm付近からネズミ花火のように回り、せせこましいほどの加速性能を演出する。

スピードリミッターは、無情にも速度計の135km/hあたりで作動してしまうが、そこまでなら、AZ-1はばかばかしいほど速い。メーター上、1速=50km/h、2速=84km/h、3速=124km/hという下3段のギア比の最高速も、ひと昔前の1.6L級スポーツカーのレベルである。

といった具合に、このクルマには、全編『ここまでやる!?』というような突拍子の無さが横溢している。


1000万円も150万円も同じように





そのかわり、欠点も少なくない。というか、いまどき、これほど欠点や不都合があらわなクルマも珍しいだろう。

自慢のガルウィング・ドアの使い勝手は、トヨタ・セラほど親切ではなく、シートに座ったまま車内から閉める際に、けっこうな腕力と腹筋とを要する。

フロアから30cmも立ち上がったサイドシルを持つために、狭く低いコクピットに、一旦、乗り込むと、とくに体の硬い人は降りるのがそうとうホネだ。女性のスカート着用も禁物である。

凝りに凝った劇画調のスタイリングは、その代償として、運転席からの視界グルリに何カ所かの資格をつくり、軽のわりに、狭いところでの取り回しは良くない。

というように、スキありの箇所はいくつもあげられるのだが、しかし、それよりも、さぞかしカンシャク玉のような面白いクルマにしたかったのだろうなあ、というつくり手の意志が感じられる点を僕は評価したい。あっぱれなほどの独善というか。







つまり、AZ-1もまた、つくる本人がそうしたかったのだから、しかたない。ここも是非ひとつ、本人の意志を尊重したいと思う。

そして、尊重したくなる意志の存在を感じさせるクルマは、それゆえに、1000万円だろうが、150万円だろうが、同じように尊重したいものである。










二玄社 NAVI  1993年2月号 p92-96から一部抜粋





1992年。奇しくも同じ年にデビューしたNSX-RとAZ-1。

ミドシップ2シーターのパッケージはもちろん、両車とも運動性能向上の為の軽量化に開発者たちが本気で取り組んだクルマである。

そして2台とも、その開発場所としてドイツのニュルブルクリンク・オールドコースが選ばれたのも必然ではないかと思います。



この2台よりも速いクルマは沢山ありますが、この2台は、私の中で国産車の中での金字塔だと考えています。







本日のブログは、AZ-1とNSXを所有する、違いの分かる漢に捧げたいと思います(*^_^*)



Posted at 2012/09/12 00:57:39 | コメント(8) | トラックバック(0) | AZ-1 書籍 | クルマ
2012年09月10日 イイね!

AZ-1 MAZDASPEED touring kit A-SPEC

AZ-1  MAZDASPEED  touring kit  A-SPEC








Tipo 1993.7 No49


AZ-1が発売された翌年に、早くもマツダスピードからチューニングパーツが発売されました。

ツーリングキットAスペックと呼ばれるこのパーツは基本的に車検対応パーツで構成されていましたが、外装、足回り、ボディ補強に吸排気系とそのパーツは多岐に渡っていました。

特にボンネット、バンパー、リアウィングの外装パーツは、のちにマツダスピードバージョンとしてコンプリート販売されることとなりました。


これらAスペックパーツに付いて書かれたTipo 1993年7月号から見ていきましょう。






基本構造の優位点を見事に昇華


その愛らしいスタイリングとは裏腹に、走りに対する硬派な姿勢が造り手の情熱を感じさせていたAZ-1。特に軽量化 / ボディの高剛性化 / 低重心化という、スポーツカー造りにおいてもっとも重要である要素についてのこだわりは徹底的だ。

しかし、AZ-1は実際に乗ってみると"未体験ハンドリングマシン"とカタログに謳われた通り、クイックなステアリング・レスポンスはカートのようで面白かったのだが、回頭性の良さとリアのスタビリティのバランスが取れていない印象で、特に高速コーナーなどではスピンの恐怖が伴ったのも事実だ。この弱点は、155/65R13という心許ないタイヤ・サイズとロール剛性のヤワさにあると思われる。

これらを一気に克服し、さらにパワー・ユニット、エクステリアにも手を加え、その基本構造の素晴らしさを昇華させたのが、ここで紹介する"ツーリング・キットAスペック"だ。マツダのモータースポーツ部門でもあるマツダスピードが開発したこのAスペックは、コンプリートカーではなく、パーツ販売されるのでユーザーは好みのパーツだけをチョイスすることができるのが嬉しい。

まずエクステリアでは、F40風のリアウィングが目を引く。また、スラントボンネット、フロントスポイラーで武装したフロントマスクは精悍さを増し、まさにリトルギャングといった面持ちだ。





インテリアに目を移してもアンダーがカットされたタイプの35Φ本革巻きステアリングとグリップ部にカーボンプレートが奢られたアルミ製シフトノブなどがスポーツ心を満たしてくれる。





パワー・ユニットもいっそう元気になった印象を受けるが、エンジン本体はノーマルで、吸気効率20%アップのエアフィルター、容量がアップされたアルミ製のインタークーラー、排気効率の高いS&Cマフラーなどが装着されている。特に4000rpmを超えたあたりからはトルクが一回り太くなったようで、もはや軽自動車とは思えない力強さだ。





そして注目の足まわりは、標準のスプリングに減衰力4段調整式のショックアブソーバーの組み合わせ。このショックアブソーバーはピストン容量がアップされており、レスポンス向上に貢献している。また、スタビライザーはフロント28Φ、リア22Φへと変更され、ロール剛性を高め、さらに各部のブッシュ類がハードなものが採用されていることでステアリング・レスポンスはダイレクトになった。

これらはダンロップBb490(165/60R13)へとスープアップされたタイヤに合わせたセッティングがなされている。実際に載ってみると、これはもうストイックとは別物、と思えるほどに違う。シャープすぎたステアリングは適度にダルになり、必要以上のロールは影を潜め、リアの踏ん張りも想像以上だ。





そしてフロントとリアの動きがスムーズに連結されていて、高速コーナーも自信を持って飛び込んでいけるようになった。また、1.5ウェイ4ピニオンの機械式LSDも装着され、ミッドシップらしく強力なトラクションが得られることと、ステンメッシュ・テフロンのブレーキライン+フェロードDS11によって高められたブレーキ性能も大きな武器だ。

AZ-1の潜在ポテンシャルを全て引き出したといった感じのAスペック。これだったら、1.6Lクラス、相手によっては2Lクラスの車までワインディングで追い回せるかもしれない。




Tipo 1993年7月号 p40-41から抜粋




このパーツが好評だったためなのか、テコ入れなのかは分かりませんが、この後バンパー、ボンネット、リアウィングを標準装備し、ツートンカラーからモノトーンへと塗装されたマツダスピードバージョンが発売されることとなったのです。


AZ-1マツダスピードバージョン。やはりかっこいいですよね!
Posted at 2012/09/10 23:45:13 | コメント(3) | トラックバック(0) | AZ-1 書籍 | クルマ
2012年09月09日 イイね!

ドリキン流新次元スモールカーテクニック

ドリキン流新次元スモールカーテクニック








OPTION2別冊 三栄書房 平成5年4月発行




土屋圭市がビートやカプチーノ、AZ-1等の乗りこなし術を紹介しています。










ゴーカート感覚の切れ味鋭いハンドリングを使いこなせ!


ドライビングで注意したい点はこのクルマの最も特徴的な部分だ。それはエンジンのパワーの出方ではなく、切れ味の鋭いハンドリングである。ミドシップレイアウトだからハンドリングがシャープというのではなく、妙に切れ方が鋭すぎる点が操縦性に影響を与えるのだ。加速性能に優れているだけにステアリングをしっかり握ることは言うまでもない。

問題は操舵するときに神経を使うという事だ。右手でステアリングを握り左手でシフトノブを操作する普通のテクニックでは初心者がびっくりするほど簡単にフロントの向きを変える。そのタイミングも素早いから注意が必要だ。いわゆるゴーカート感覚という印象が強いAZ-1だが、ロックトゥーロックは2.2回転前後。こいつは凄い。時速50km前後で市街地を走る場合、右手に力を入れないようにしたい。不用意に操舵すると自分の意志とはかなり違った挙動を見せる。

怖いのは高速走行。車線変更時に少し早く操作しただけで動く車体の反応の鋭さにきっとビックリするだろう。ステアリングの遊びの部分と舵が効き始めるポイントを事前に感覚的に体得しておくことが大切となる。


3000回転キープがおいしいターボゾーン


とにかく、急ハンドルだけは禁物だ。とくに雨天の日にはハンドル操作に神経を集中させることだ。また、高速走行中に急ハンドルを切るドライバーはいないだろうが、自分の感覚と車の挙動を低速走行(時速40km前後)で確かめることはこのAZ-1の場合は重要なポイントだ。

肝心のワインディングロードではまずエンジンの特性をつかんでからだ。ターボパワーが炸裂するのは3000回転以上からだ。このため、アップダウンの激しい峠道では、2速と3速をうまく使って3000回転以上をキープすること。ターボゾーンから外れると一気にダウンするため、スポーツ走行を楽しむには、このパワーバンドの特性を生かさない手はない。

とはいえ、各ギアでレッドゾーンまで回す必要はない。6000回転から7000回転付近でシフトアップしても十分にパワフルに加速できる。できれば2速で8000回転まで引っ張った方がエンジン性能をフルに発揮することができる。


ターンインではゆっくりとステアリング操作を


コーナリング手前ではすばやくシフトダウンして速度を落とし、コーナリング中には3速で加速体勢に入ること。コーナーの曲がり具合や勾配にもよるが、基本的にコーナリング中にシフトチェンジはしない方が良い。

特にシャープなハンドリング特性を持つAZ-1の場合は要注意。またターンインではゆっくりていねいにハンドル操作すること。でないと、腕に覚えのないドライバーはコントロールを失うことになりかねない。

気になったのは高速コーナーでやや安定性に欠ける挙動を見せることだ。ロールは少ないが、サスの沈み込みが戻る時に硬直した感じを受ける。操舵には神経を使うクルマだ。





今回の撮影取材で最も一般ユーザーの注目を集めたのがこのAZ-1だろう。高速道路のサービスエリアでの休憩のとき、ズラリとKカーが並ぶわけだが、その中で最ものぞきこまれるクルマがAZ-1だった。






p28-35を一部抜粋



ドリキンこと土屋圭市氏はこの様に書いていましたが、ベストモータリングというビデオでもAZ-1に乗り、インプレッションしていました。


ユーチューブの動画はコチラ↓







Posted at 2012/09/10 00:04:45 | コメント(4) | トラックバック(0) | AZ-1 書籍 | クルマ
2012年07月20日 イイね!

AZ-1にエールをくれた人達 spinoff report 斉藤慎輔

AZ-1にエールをくれた人達  spinoff report 斉藤慎輔





2003.7.12 MOTEGI Enjoy Endurance Race





こないだの土・日曜日はツインリンクもてぎで『もてぎEnjoy耐久レース “Joy耐”』が行われました。
80台のクルマによる7時間の耐久レースです。

アマチュアレーサーに交じってプロドライバーも参戦することがあり、大変面白いレースです。

もう10年近く前になりますが、2002年2003年とAZ-1をお願いしている親友達とチームを組んで参戦していました。

そんななか、2003年のjoy耐の時にツインリンク茂木で斉藤慎輔さんにお会いしました。




斉藤慎輔さんは以前書いた『AZ-1にエールをくれた人達 ①斉藤慎輔』(→この記事はコチラ)  でもふれましたが、『AZ-1の様なミニスポーツの火を消してはいけないから、みんな新車で買おう!』と熱く語っていた、AZ-1オーナーでした。



パドックでお会いした斉藤さんはとても気さくな方で、AZ-1について伺うと色々と話してくれました。

『僕のAZ-1は今カーセ○○ーの副編集長が乗っていて、ディアブロのシートが付いてるよー』と言ってました。

驚いてディアブロのシートなんて付くんですか?とお聞きすると、『僕のAZ-1を始めに譲った人がディアブロオーナーでその人がディアブロから外したシートを付けたんだよ』と教えてくれました。

その後、そのAZ-1を当時の○ー○ンサーの副編集長が譲ってもらって乗っているという事でした。


これは早速確認しなければと思い、帰宅後カー○○サーのHPから早速質問メールを送りました。
すると残念な事にその方はもう他の部署に異動になっており、連絡が取れないという事でした。

結局確認することはできませんでしたが、AZ-1都市伝説の様で面白い話ですよね。


今でもディアブロのシートが付いているAZ-1はどこかを走っているのでしょうか?






☆☆☆☆☆☆  AZ-1生誕20周年ミーティング ☆☆☆☆☆☆

2012年10月7日、広島県安芸郡府中町マツダ本社内にて開催

参加受け付けは8月1日~31日までとなります。

詳しくは下記のリンクへ!
Posted at 2012/07/21 01:00:37 | コメント(1) | トラックバック(0) | AZ-1 書籍 | クルマ
2012年07月05日 イイね!

技術情報 No271 (社)日本自動車整備振興会連合会

技術情報 No271  (社)日本自動車整備振興会連合会









1993  2 Service  Information  No271 p17-19



今回は社団法人 日本自動車整備振興会連合会 刊の 技術情報 1993 2 から、『マツダ AZ-1の自己診断機能の整備作業上の留意点』について記していきたいと思います。




■概要

制御装置はエンジンおよび走行状態に関するデータをECM(エンジンコントロールモジュール)がセンサ類からキャッチします。各センサ類から信号に従ってECMが各アクチュエータ等を制御します。制御する装置は(イグニッションコイル、インジェクタ、ISCソレノイドバルブ、フューエルポンプリレー、エアバイパスバルブ)に出力信号を送ります。
セルフダイアグノーシス(自己診断機能)を採用して、異常信号を判断するとともに、フェイルセーフ機能によりエンジンの安全性も確保しています。







チェックコネクタ

ダイアグノーシスモニタカプラはエンジンルーム内に取付けています。







自己診断機能(ダイアグノーシス)

ECMは各入力信号に異常が発生したとき、異常の発生を知らせる自己診断機能を備えています。
また入力信号に異常が発生し、その異常な信号を基に制御を続けるとエンジントラブルを発生する可能性があるので、セルフダイアグノーシス制御がその信号を無視して、最低限の走行性能を確保するためのフェイルセーフ機能も備えています。



ダイアグノーシスの確認方法

エンジンルーム内のダイアグノーシスモニタカプラのA端子とC端子を短絡させて、サーキットテスタ(電圧計)を使用して+コードをB端子、-コードをアースに接続し、イグニッションスイッチをONにすると、電圧計の針の振れによって異常信号が確認できます。針の振れ回数の読み取り方は、異常が発生している間は、その異常内容に相当するコードに針は振れます。正常状態はコード12(正常時)に振れます。







1.エンジンルーム内のダイアグノーシスカプラーAーC間を短絡させる。
2.サーキットテスタ(電圧計)+コードをB端子に-コードをアースさせる。
3.イグニッションスイッチをON状態にする。
4.サーキットテスタ(電圧計)の針の振れ回数を数える。



コード番号表示の優先順位

故障個所が複数の場合は、コードの小さい順に3回ずつ、全てのコードを表示する。

<注意>
A/C信号系統のコード56は、コード12が検出されている状態でコンプレッサを作動させたときのみ表示され、正常な状態を示している。


■関連情報のご紹介-------------------------------------------------------------------


オートザムAZ-1の関連資料は右記の通りです。ご希望の方は最寄りのオートザム販売会社へご相談ください。

編集・発行 : マツダ株式会社 サービス技術部




なるほど、電圧計を利用してリアエンジンルーム内のダイアグノーシスモニタカプラを使用して電圧計の針の振れを読み取って以上確認ができるのですね。

今度何かトラブルがあった時に確認してみたいと思います。

でもくれぐれも広島にいく時にはトラブルが出ませんように!







☆☆☆☆☆☆  AZ-1生誕20周年ミーティング ☆☆☆☆☆☆

2012年10月7日、広島県安芸郡府中町マツダ本社内にて開催

詳しくは下記のリンクへ!
Posted at 2012/07/05 00:10:09 | コメント(0) | トラックバック(0) | AZ-1 書籍 | クルマ

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「@まるおまるお さん大変だったね!
無事に帰宅出来て良かったです、お疲れ様でした」
何シテル?   09/19 08:55
ロバのEeyore(イーヨー)といいます。 このブログはAZ-1&CARAの事をメインに書いていきたいと思います。 お見苦しい点も多々あるかと思いま...
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