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ロバのEeyore(イーヨー)のブログ一覧

2016年11月27日 イイね!

リトモ・ワイドボディキット・プロトタイプ

リトモ・ワイドボディキット・プロトタイプ





AZ-1 load RITOMO WideBody-Kit Prototype.







皆さん、こんにちは!

いよいよ来週に迫った岡山国際サーキットで行われるマツダファンフェスタのマツ耐参戦に向けて準備に余念がないロバのイーヨーです(*^_^*)





さて、少し前になりますが北海道在住AZ-1ドライバーのかっつ。さんが乗るリトモさんのワイドボディキット装着車を拝見させて頂いたので、少しレポートしたいと思います。













ポプラ並木を颯爽と走り抜けてやって来たかっつ。さんのAZ-1はそのものずばり、リトモさんで最初に作られたワイドボディキットなんですよ。

初代のオーナーさんがリトモさんにオリジナルのワイドボディ・エアロを発注したのが始まりです。

そして、リトモさんに出入りしていた某AZ-1オーナー氏がデザインして今は無きFRP工房で造られましたが、その際に費用を抑える為にワンオフとせず、量産化する事になりリトモさんからワイドボディキットとして現在も受注生産中となっており、ドイツにまで輸出されたり、1セットはAZ-1に装着、他に予備としてもう1セットと合計2セット購入した猛者もいる程の人気キットとなっております。












それではかっつ。さんの車両の詳細を見て行きましょう!









ボンネットはM2 1015のものを使用。

左右のフェンダーがかなりワイドになっているのが分かります。

フロントバンパーの中央開口部がマツダのファミリーデザインの五角形グリルになっていますね♪








ドアパネルまでワイド化されている為に、ワイドボディキットの中では車幅感が自然な感じですね。

車幅はノーマルよりもなんと95mmもワイドになっているそうです。









フロントバンパー下部から始まってサイドを斜め上に切りあがりエアインテークへと続くサイドのデザインは迫力ありますよね。

さらにサイドの切りあがりラインがチケットウィンドウ下でパネル上部の膨隆となり、リアエンジンフードのウィングの斜めラインへと続けられたデザインは秀逸です!

そして、ブラックボディにRay`sのホイールのブロンズカラーが似合いますね♪

サイドウィンカーもクリアにしてカラーバランスも万全です。








このリア斜めからのスタイリングも良いですよね~

リアエンジンフードは旧SPEC`Sさん(現ノーベルフランスさん)のパーツですが、このボディキットにマッチしていますね。

もちろんデザイナーさんが、(受注オーナー氏のリクエストで)このリアエンジンフードの使用を前提でデザインしたのもあるんですけれどね。











リアのどっしりとした落ち着きのあるデザインが良いですね♪

デザートイーグルさんのマフラーのカラーやサイレンサー部の『AZ-1』の文字も含めて大人の雰囲気が漂いますね。

もちろん公認普通車登録されているのでナンバーには封印が付いてますが、コレはバンパーが共締めではなくて万が一の時にもリアバンパーが外せる様に一工夫してあるそうです。




さて、外観の俯瞰をした所で次は細部を見て行きましょう。











大型バンパーは前方向にも延長されている為、車検証記載では全長25mm伸びているそうです(もちろんリアバンパーも延長されています)

ヘッドライトのシェード部はシルバーグレーに塗装されキリッとした表情にされています。










S660の様にカナード効果を期待できるデザインにしてあるバンパーサイドです。

フロントウィンカーもクリアにしてブラックボディを引き締めていますね。









そしてフロントフェンダー後端の造形は迫力でした!

くっ写真だと分かりにくいなぁ。
もしリトモさんのキットを見る機会がありましたらここは是非注目してください。













それでは最も複雑でリトモさんのワイドボディキットのハイライトとも言えるサイドビューを見て行きましょう!









ご覧の様にキーホールが随分内側に入っていますね~

キーのシャッター部からパネル面までがワイド化された部分ですね。











そして、ドアノブも大分奥に入っています。

結構指入れないと開けられないんですよ(^^;









このマクラーレンF1をイメージさせるサイドビューはいつ見ても迫力満点ですね。

初期デザインではドアパネルがサイドシルまで延長されていたもっと大胆なデザインでしたが、この分割デザインでも素晴らしい造形です。

エアインテークの奥にインタークーラーが見えるのがかっこいい!










サイドエアインテークの窪みの上部デザインもよく見ると複雑な造形です。

この切りあがりが真横から見るとリアエンジンフードのリアウィングへと続いているのが分かります。











給油口の『逃げ』を作る為の給油口上部のコブの様なデザインはワイドボディならではですね。

もちろん反対側にはこの造形はありません。










そしてテールランプのアウト側は逆反りデザインとされています。









やはり迫力あるリアビューだなぁ。


リトモさんのワイドボディキットは以前から写真で見いた時はデザインがガチャガチャしている感じを受けたのですが、実際に実車を拝見すると、写真で受けたイメージとは異なり、複雑な造形なのにまとまりがあるという不思議な感じを受けました。(個人的感想)


写真で見るのと実物はかなり印象が違うんですよね。もちろんいい意味で。


もしミーティング等でリトモさんのワイドボディ装着車両がいらしたら、是非近づいたり離れたりしながら色々な角度から見てみて下さいね。









そして最後にボディキット以外の部分も見て行きましょう。

デザートイーグルさんのマフラーはデザイン性も非常に高く美しいですね~











オイルクーラーをドライバーシート後部寄りのエンジンルームスペースに装着されていました。

オイルフィルターアタッチメントも移設済ですね。








いかがでしたでしょうか?

リトモさんのワイドボディキットを実際に見るのは初めてでしたが本当に素晴らしいデザインでした!


写真で見た時は迫力はあるけれどあんまり趣味じゃ無いなぁと思ったのはヒミツです(^^;


でも実車を見たら本当にかっこよかったですよ!











お仕事明けなのにわざわざお付き合い頂きましたかっつ。さん、本当にありがとうございました
m(_ _)m









北の大地を走り続けるかっつ。さんは、以前よりAZ-1に乗られていましたが、リトモさんのHPでこのワイドボディキットが開発される様子をワクワクしながら見て、『いつか自分のAZ-1もこの仕様にする』と考えていたそうです。


そんなかっつ。さんが偶然が重なり縁あって、自分が憧れたまさにその開発車両を手に入れる事が出来て『夢が一つかなった』とおっしゃっていました。







これからしばらくの間、AZ-1を通して『夢を叶えた』人達の事をレポートしていきたいと思います。









Special thanks  かっつ。さん







かっつ。さんのみんカラページは→コチラ



リトモさんのワイドボディキット開発秘話は→コチラ
Posted at 2016/11/27 22:42:48 | コメント(5) | トラックバック(0) | AZ-1 ワイドボディ | クルマ
2016年08月26日 イイね!

pg6s wide body : FLYING V ②

pg6s wide body : FLYING V ②







FLYING V : Original Wide Body Kit from Racing Field.




皆さん、こんにちは。これからはAZ-1とCARAと、ときどきジムニーのロバのイーヨーです(*^_^*)




さてAさん渾身の作のFLYING  V。ご紹介第二弾は、エアロの細部の造形にスポットを当てていきましょう。









まずは特徴的なフロントセクションから行きましょう。

しかし、ここだけ見るととても軽自動車ベースとは思えませんね。
素晴らしいボリューム感です。






そしてMRならではのフロントボンネットの低さとフェンダーアーチのうねりが実に官能的ですね!


ボディの"チリ"もノーマル純正以上にピタリと合っていて、仕上げの良さがデザインを更に引き立てています!




良い仕事だなぁ。




では注目のフロントエンドを低い姿勢から眺めてみましょう。









このセクシーなフェンダーのアウトラインたまりません!

ボンネットとフェンダーの隙間もピタリと一直線で素晴らしい仕上げです。

ヘッドライトも低いなぁ。内側はウィンカーレンズですね。


何度も申し訳ありませんが、この年式の車両はヘッドライト位置の下限の取り決めが法令で無い為、陸事で登録の時ももちろんこのままでOKでした。










このヘッドライトとウィンカーを構成している黒い構造体は、Aさんがラリーのライトポッドをイメージして作成されたものだそうです。








始めはリトラクタブルヘッドライトも考えられたそうですが、やはりボンネットとフェンダーラインの造形を考えると、ヘッドライトはこの位置にするしかなかった様です。
  







ボンネットからバンパーにかけてのデザインの連続性も見事ですね!


そして極限まで下げられたボンネットのエアアウトレットから覗く"PG6S  MotorSports"の白文字がまたイカします。








さすがにJAF戦を戦っていたオーナーさんのセンスが光ります!


このPG6S  MotorSportsのステッカーは大昔に作って頂いたもののデッドストックだそうです。




そしてフェンダーアーチの丸みがこちら。











改めて見るとすごい造形だなぁ。セクシーですね~。


ちょっと離れて見てみましょう






ボンネット低いなぁ。

そしてフェンダー後端がスパッと切り取られていてドアパネルとの厚みの違いがワイドボディである事を雄弁に物語っていますね。

サイドシルとのデザインの整合性もなかなかです。



しかし、フェンダーの上端の折り返しは厚みがすごいですね!







イーヨー先輩も驚きの厚みです。


しかし、それ以上に驚くのは少し離れて見た時です。



フェンダー上端からドアパネル上端へのデザインの連続性の自然さに驚きます!







角度を変えてみると、こんなにずれているんですけどね。


ここら辺はチャンスがありましたら是非とも実車で見て頂きたいです。







イーヨー先輩もビックリです(*^_^*)





そして次はサイドパネルの全景を見て見ましょう。






この迫力はまさに『ザ・ワイドボディ』と言う感じですね!


更にドアパネルを前後フェンダーに合わせて拡大したデザインにすれば、きっともっと洗練されたデザインになると思うのですが(例・リトモのワイドボディキット) 敢えてノーマルのドアパネルを使用する事で"あくまでも軽自動車ベースのレーシングカー"である事を主張している様に思います。


いや、全くの私見ですが(^^;



でもノーマルのドアパネルを使用しているからこそ、このリアエアインテークのデザインでしょう。







ここに関してはむしろ他社のワイドボディキットと比べてとても控えめなデザインが上品な雰囲気を醸し出しています。





そして、そのエアインテーク上部構造体のこの斜めに削られた面がまたサイドビューに独特の緊張感を与えています。






この様にフロントに比べると一見おとなしいように見えるサイドビューですが、いやいやどうしてなかなか玄人向けに抑えたデザインが光ります。


そして、それに合わせた様な反対側の給油口のデザインがコチラ。










そう、四角く切り欠かれたパネルとなっています。

コメント頂いたソードBREAKERさん、よく気が付かれましたね(^^;


この給油口部のデザインはオーナーのAさんオリジナルのものとなりますが、四角い給油口カバーはどのAZ-1の外装にも見られないまさにこのマシンだけのオリジナルデザイン。


特筆すべきは、この車両のサイドビューデザインには丸よりもこの四角いデザインがあっていると言う事です。



たかが給油口ですが、これだけでかなり左側面観が引き締まっていると思うのは私だけではないはずです。








そして最後にリアビューを紹介させていただきますね。


リアの大型バンパーも片側+70mmのワイドリアフェンダーもかなりのボリューム感ですね!






これはどう説明させて頂くか迷いましたが、実はリアウィンドウパネルとリアエンジンフードはこのワイドボディキットのオリジナルではありません。


別途リアウィンドウパネルとエンジンフードが一体成型されたパーツがあり、もちろんAさんも所有されていますが、ある事情により採用が見送られております。


ここに関しては別途制作日記の方で説明させていただきますね。




と言う訳で、リアエンジンフードを見ていきましょう。







このエンジンフードはどこかで見たことがありますね。


あっ、コレだ!










そう、みんな大好きAZ-1ストラトスのリアエンジンフードですね!








ちょっと話が逸れましたが、Aさんが選んだリアエンジンフードはダックテールが素敵なAZ-1ストラトスと同じものでした。


コレは市販されていませんが、以前某オークションに何度か出ていた事がありました。


それにしてもリアバンパーもかなりワイドな上に結構後ろにも伸びていますね。







エンジンルームからの排熱を即す為のナンバー左右の大きな開口部も、バンパーサイドの回り込むデザインと相まって迫力を感じさせますね!


当日は帰路に着く時に高速のI.C.まで送って頂いたのですが、後ろをついて走っているとやはりワイドボディの迫力は凄かったです。







さて、今回はFLYING  Vのエアロパーツの細部の造形にスポットを当ててみましたが、如何でしたでしょうか?



次回のレポートはいよいよ制作過程のお話をしていきますね。











長文最後までお読みいただきありがとうございましたm(_ _)m


次回はうちの車のブログを一回挟んで、FLYING  Vは次々回にレポートさせていただきますね。


ではでは(*^_^*)

Posted at 2016/08/26 00:15:55 | コメント(3) | トラックバック(0) | AZ-1 ワイドボディ | クルマ
2016年08月22日 イイね!

pg6s wide body : FLYING V ①

pg6s wide body :  FLYING  V ①



FLYING V : Original Wide Body Kit from Racing Field.






皆さん、こんにちは。

AZ-1ワイドボディ研究家のロバのイーヨーです。



さて、今回ご紹介させていただく車両は軽規格を越えて片側70mm、即ち全幅がノーマル車両よりも140mmも幅広くなったワイドボディキットを組まれた車両です。


ベースボディはスズキのCARA。


オーナーのAさんは今から約20年以上も前の1995年に、わずか1年落ちの中古車を手に入れて即ジムカーナ仕様を組み上げJAF戦に参戦されていた事のあるpg6s古豪のお一人です。




本来であれば、まずこのワイドボディキットに関する来歴を紹介していくのが順番と言うものなのですが、今回は諸事情により最後に記載させていただきます。


また、紹介内容が多岐にわたる為、一話完結ではなく数回に分けて掲載させていただきたいと思います。


前置きが長くなりましたが、初回となる今回はまず全体像の紹介をさせて頂きましょう。




このCARA  Wide  Bodyキット装着車両の名称は、オーナー様より『 FLYING  V 』と名付けられました。




それではまず外観の全体像をご覧ください。






































































































































いかがでしたでしょうか?


140mmのワイドボディから発せられる緩やかな曲線。


特にフロント周りの造形は他のボディキットでは見られないセンターが低いデザインによりフェンダーの膨隆が美しく素晴らしい。


さて、このフライングV。もちろん公認車検を取得して白ナンバー登録となっております。

特筆すべきはフロントライトの低さですが、これももちろん公認合法です。

そして、このボディキットはイ〇イ〇ウィングで有名なあのメーカーのレーシングカーに似ている等突っ込みどころは満載かと思われますが、そこらへんは最後に説明するとして、次回は各部の詳細説明を行っていきたいと思います。



それでは第二回をお待ちください。





Posted at 2016/08/22 06:36:52 | コメント(5) | トラックバック(0) | AZ-1 ワイドボディ | クルマ
2016年08月11日 イイね!

☆イーヨー先輩の夏休み日記☆ 一日目 『京都の近くに行ってきたよ』

☆イーヨー先輩の夏休み日記☆ 一日目 『京都の近くに行ってきたよ』






皆さん、こんにちは!イーヨー先輩です。



ブログ管理人のぶーちゃんは8月10日の水曜日から夏休みでした。

今日から14日までの5日間、夏休みの間はわたくしイーヨー先輩が日記を書いていきますので、どうぞお付き合いよろしくお願いいたしますm(__)m









夏休み一日目 8月10日 水曜日 天気 晴れ 

タイトル『京都の近くに行ってきたよ』





早速初日の10日ですが、9日火曜日仕事が終わって夜からぶーちゃんに連れられて京都の近くの大津市まで出かけてきました。

なんでも素敵なAZ-1があるというので実車を見てみたい!と言ってオーナー様の迷惑も顧みず無理やりご自宅まで押しかけてきました。

まったくぶーちゃんは常識知らずだな!


A様大変お世話になりましたm(__)m




で、すぐにとんぼ返りして今帰宅しました。

往復約950km。












・・・・・・・・・・・・・・・・・・・バカなの?










まぁぶーちゃんのちょっとアレな所は置いといて、A様の素敵なAZ-1がコチラ。











こちらのワイドボディに関しては、ブーちゃんが近日レポートするみたいです。

もうしばらくお待ちくださいね。


※こちらの車両はライトも含めて改造申請を行い、普通車登録を行った完全合法車両となります。



では、また明日もお楽しみに(*^_^*)イーヨー先輩でした♪
Posted at 2016/08/11 03:29:37 | コメント(4) | トラックバック(0) | AZ-1 ワイドボディ | 日記
2014年06月04日 イイね!

AZ-1 ワイドボディ リトモオリジナル・ワイドボディーキット

AZ-1 ワイドボディ リトモオリジナル・ワイドボディーキット






Ritomo  original widebody kit   for pg6s




皆さん、こんにちは。ロバのイーヨーです。

昨日6月2日は自動車税納入期限でしたね。


いつもギリギリなのはお約束なのですが、コンビニに払いに行こうとして郵便物ストックから振込み通知を取り出してみると、当たり前ですが1枚2枚じゃありません。

ロードスターに普通車登録AZ-1。そして軽自動車用納付書がCARAとAZ-1の2枚。

納税額は合計いくらになるんだ?と計算していたら郵便物ストックからパタリとワイドボディAZ-1の今月車検の案内と任意保険の更新のハガキが。


『そろそろ腎臓でも売るか・・・・・』


皆さんも大好きな愛車への投資はほどほどにしましょうね♪

お小遣いのご利用は計画的に♡





ちなみにAZ-1をワイドボディにすると普通車登録となり、自動車税は29500円でした!





そんなAZ-1のワイドボディ・キット紹介シリーズも最終回となりますが、記念すべき最後のワイドボディキットはリトモさんのオリジナル・ワイドボディキットです!














(※ボンネットはM2 1015、リアトランクフードはSPEC`Sです)


いかがでしょうか、このグラマラスなボディサイドのデザイン。
マクラーレンF1の様な斜め上に向かって切り込まれたラインの先には大型化されたエアインテークが口を開けます!

ノーマルボディに比べて最大で8cm拡大された全幅がワイド&ローなデザインを引き立てますね♪


このリトモさんのワイドボディキットについては、掲載された雑誌を持っていなくてどうしたもんかと思っていたら、ナントこのボディキットのデザインをされた方からご連絡を頂きました!


そして貴重な初期デザイン・イラストやスタディモデル、プロトタイプの製作写真等の貴重な資料を頂けました!

さらに時系列に沿った解説を教えていただいたり疑問点にもお答え頂き、本当にお世話になりましたm(_ _)m


それら資料掲載のご許可も快く頂き大感謝です!


と言う訳で、今回リトモさんのAZ-1用オリジナル・ワイドボディキットの紹介は初期デザインから開発プロセス、完成車両の紹介までをまとめて行いたいと思います。


かなりのボリュームになりますよ♪





①開発スタート秘話



元々リトモさんのAZ-1のワイドボディは、ワンオフモデルとして製作がスタートしたそうです。もちろん依頼主はAZ-1オーナー様。


リトモさんでは以前GT500ルックのNSXのワイドボディを製作した事があり、その筋では有名なのだそうです。


依頼主様からのイメージイラストのラフスケッチがあり、これにRE雨宮さんのグレッディ6みたいな感じのデザインでと注文があったそうなのですが、漠然としすぎていて作業開始できないリトモさんからデザイナーさんへ『助けて!』と依頼がありデザインをスタートさせたという経緯があった様です。


依頼主様からのイラストを下敷きに色々なスーパーカーのディテールを混ぜ込んでデザインの基礎を構築していき出来上がった初期デザイン・イメージイラストがこちら。













初期デザインでは全幅をワイドにした横方向の拡大スペースを利用してなんとドアパネルを下方へ延長、サイドシルに斜めに被せるデザインを採用。

これはAZ-1の新しいデザインですね!

スゲェ!ドアノブの穴もボディサイドに開口し面白いアイデアですよね♪

リアフェンダーもリアバンパーに被せて多層構造デザインとし、オリジナリティを強調します!






そしてさらにブラッシュアップしたイメージスケッチがこちら。












上から見たボディサイドの丸みを帯びたデザインスケッチに、サイドビューは各部のラインの整合性を構築。


段々と基礎デザインが固まってきました。




そして次にデザインモデルの作成です。


これはリトモさんお得意のJGTC(SuperGT)っぽいイメージで製作したモデル①とイラストを立体化したモデル②があります。



始めに却下されたモデル①の写真から紹介していきましょう!






























そして次にイラストを立体化したモデル②の写真です。



























初期モデルはまだ全体的にカクカクした硬いイメージだった為、全体的に柔らかい感じに修正したモデル②ver.2がこちら。

なお、オーナー様の依頼かデザインモデルの初期からM2 1015ボンネットとSPEC`Sのリアエンジンフードが装着されていますね。


























リアのサイドパネルがリアバンパーをカバーするデザイン面白いですね♪

ドアパネルの斜め下方への延長デザインとドアノブの開口凄いなぁ。



そしてオリジナル・ボンネットのデザインプロト写真がコチラ。






うん、このデザインの方がM2ボンネットよりもトータルバランスが良い感じですね♪

しかし、残念ながらこのボンネットは製品化されずにお蔵入りとなってしまった様です。




そしてデザイナーさんのダークグレー・メタリックが似合うのでは?という提案は却下されてしまい、『ロッソ・コルサ』で、と言うオーダーを頂き赤く塗装されたモデルがコチラ。




















おお~、やっぱりボディサイドのドアパネル凄いなぁ。このまま開くと(ドアパネル内側の)サイドステップ部のくびれの造形も興味深いですね!



そしていよいよ実車の製作へと掛かります。


リトモさんからの製作依頼を受けて実車製作を行ったのは『アトリエ一歩』様。

個人でFRP製作されている工房でしたが、数年前に廃業されてしまった為、現在のリトモ・ワイドボディキットの生産は別の工場で行っているそうです。




それでは実車製作中の秘蔵写真をどうぞ!

















やはりイメージデザインモデルから実車モデルへの変更はなかなか難しいのでしょう。


様々な修正が写真上で加えられていきます。












これでもデザイン意図の再現率は70%という事です!














そしていよいよ完成。


リトモで組んだ1号モデルはソリッドではなくメタリックのブラックに塗装されました。




その完成車の写真がコチラ!













完成車はプロトと異なりドアパネルがサイドシルと分割となりましたが斜め上に切れ上がるデザインは継承していますね。






この角度で見るとフロントフェンダー上部のビミョーな逆Rイイですね!







リアウィンドウパネルとリアトランクフードがノーマル幅のままの為、ワイドボディキットはここの処理が不自然にならない様に各社工夫されていますが、リアサイドパネルとリアトランクフードの連続性が自然でイイ感じですね♪







そしてワイド化されたサイドステップとドアパネル。鍵穴のくぼみでワイド感が伝わりますね。ウインカーはノーマル流用(クリアレンズ)。ウィンカーはこのロードスターと共通のレンズがしっくりきますよね。









そしてフロントバンパーはマツダのファミリーフェイスにも似たペンタゴン(五角形)・デザインですね。








ノーマルウィンカー流用なのにその下のラウンドエアインテーク部とのデザインの整合性バランス高いなぁ。







フロントフェイスのワイド感ハンパないですね!


実車見てみたい!







ガソリンスタンドのスタッフさんの視線が熱いですね(笑)

ドアサイドパネルはサイドステップと分割となってしまいましたが、やはりオリジナリティの高い良いデザインだと思います。






そしてリアビュー。

初期デザインにあった『リアサイドパネルがリアバンパーをカバーする』デザインの名残りを感じさせる処理ですね。

なるほど、リアサイド・デザインの理由が分かりました。






そして、最後にリアサイドビュー。


給油口上部の盛り上がりですが、こういう部分が『アフターパーツだからこういうデザインになりました』的で個人的には大好きです!

T-HOUSEワイドボディキットの給油口部のくぼんだデザインとかもイイ!








いかがでしたでしようか。


リトモさんのワイドボディキット。グラマラスでオリジナリティ溢れるデザインはまさに『俺のAZ-1』て感じがしますよね!


もともとは『ワンオフ』エアロとして開発がスタートしましたが、途中からは量産化する事でコストを抑える方向に話が変った為、当初の販売予定時期から遅延してしまったそうですが、なにより一般販売までこぎつけた事に惜しみない拍手を送りたいと思います!



なおこのワイドボディ・キットは2014/5現在で約15台分が出荷されているとの事です。

そのうちの一台はなんとドイツにあるそうですから、このボディキットのデザインレベルの高さが分かるというものです。


そして約15台分出荷された内、お一人で2セット(1セットは予備として)購入された猛者もおられるという事で、すでに熱狂的なファンを持つリトモ・オリジナルワイドボディキット。


是非これからも継続して販売を続けていただきたいものですね。






なお、今回これらの貴重な写真、並びに情報を提供して頂きましたデザイナー様、本当にありがとうございました。



AZ-1におけるアフターパーツ開発・販売の一つの資料として残す事が出来ました。

本当に感謝にたえません。



なお、このリトモ・エアロパーツ開発者様は匿名を希望されておりますので、ご存知の方もおられると思いますが、コメント欄にはデザイナー様を特定する情報は記載しない様にご注意お願いいたします。


先日とある方に『今度リトモのワイドボディキットのブログ書こうと思っていたら、デザイナー様から連絡いただきましたよ!』と話したら、『ああ、〇〇さんでしょ』とシレっと言われました(笑)

















そして最後になりましたが、こんな少量生産車のフルエアロキットなんて絶対ペイしないと思うんですが、ワイドボディキットの開発・販売をしてくれた各社様には最大限の感謝と賛辞を送りたいと思います。




SPEC`S様のRS660
紹介記事は→コチラ







㈱サブロー・ジャパン様のスコルピオーネ
紹介記事は→コチラ






MADHOUSE様のCARA-R レプリカ
紹介記事は→コチラ






T-HOUSE様のAZ-R
紹介記事は→コチラ






リトモ様のオリジナル・ワイドボディキット










そしてなによりも、こんなワイドボディキットが5種類も開発・販売されたAZ-1こそ、エアロパーツ・マニュファクチャーの心をグッと掴む素晴らしい素材だったのではないでしょうか。





さあ、次は御社が第6のワイドボディキットを開発する番です!






AZ-1・CARA photographic archiveとロバのイーヨーはAZ-1用ワイドボディキットの開発・販売を応援しています♪
Posted at 2014/06/04 00:22:13 | コメント(11) | トラックバック(0) | AZ-1 ワイドボディ | クルマ

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「@まるおまるお さん大変だったね!
無事に帰宅出来て良かったです、お疲れ様でした」
何シテル?   09/19 08:55
ロバのEeyore(イーヨー)といいます。 このブログはAZ-1&CARAの事をメインに書いていきたいと思います。 お見苦しい点も多々あるかと思いま...
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