
NCをボディーコーティングに預けてから自宅に戻ると、ホットニュースが飛び込んでいました。
すでにみなさんご存知の通り、NCロードスターが2005-2006カー・オブ・ザ・イヤーを受賞したという一報です。
実をいうと受賞したと聞いたとき、特別驚くコトもなく、私的には「想定の範囲内」と言ったら、言い過ぎかもしれませんが、当然といえば当然…といったところでした(^^
受賞した理由にはいくつか考えられるコトがあります。今年はライバル車らしいライバルが、レクサスやシビック程度しかなく、そしてその両方はイマイチ、インパクトに欠けたコト。
しかも、レクサスは来年に大本命のLSが発売されるので、
2年連続でレクサスじゃあマズかろう…
というコトで早々と今年の受賞候補から消えることが予想され、
シビックは、これといった大きい革新的なモノがイマイチないし、
だいいち過去に何度も受賞している…などなど、
イロイロなシガラミ? があったコトもあります。
そういった意味ではロードスターはその谷間の中だったから、
ラッキーだったといえばラッキーでした。
というのも、NCロードスター自体に受賞できる大きな要因があったのか?
というと、ココだ!! といえるトコロが少なく、
確かにトランクのアルミ接合は革新的な技術ではあるけれど、
それだけでは受賞理由にならず、結局のところ、弱い者同士のせめぎ合い?
でイロイロな消去法から考えていったら受賞できた…
ということがあったことも確かです。
で、NCが受賞したおそらく一番大きな理由は
第3回の受賞車カペラ/テルスター以来、
マツダとしてカー・オブ・ザ・イヤーを23年間も受賞していなかったコトに尽きます。
COTYも人の子?だから、「恩情的」あるいは「人情的」な部分があって、
「そろそろマツダに取らせてあげようか?」
みたいなところがあったコトは事実でしょう。
要するに、2年前にBP/BLレガシィがカー・オブ・ザ・イヤーを受賞した時、
富士重工として過去に一度も受賞したことがなく、
しかも創立50周年の記念すべき年だったこと、
今後受賞する機会がいつ訪れるかわからないかも!?
などといった理由で獲れた時と近いものがあります。
(実はこの時もっと他に違う「裏」の事情があったのだけれど…)
まあ、それも運のうちだから、よかったといえばよかったのかもですが、
純粋にロードスター好きから見た場合、正統的に獲ったものではないから、
ちょっと複雑な面も無きにしもあらず…ってところでしょうか。
それはさておき、あと今の楽しみというか、気になるところはセンセー方の配点です。
「クルマ」をイロイロな角度から深い角度で見識する
モータージャーナリスト、あるいは自動車評論家だったら、
NCに1点も入れていない!? そんな愚かな人はまさかそれほどいないとは思うけれど!?
入れてなかったら見る目がないというか、受賞理由の一つの理由でもある
「クルマ文化」をマトモに理解出来ていないというコトでもあるので、
そっちの配点具合によって、その人のレベルが見比べるられるから、
それを楽しみにするというのは、意地悪な見方でしょうか?(^^
まあ、相変わらずCOTYの内容や内情などに対してはお粗末であり、
かなり懐疑的なところはありますが、いずれにしても、なんだかんだ言っても
イチ時代の年グルマとして名を刻めることは名誉であり、
光栄であることに違いはないから素直におめでとう!! と言いたいです。
その受賞したクルマに買って乗るコトって、
そうそうないコトですし、オーナーとしてもとっても喜ばしいコトです。
この場をお借りして、貴島さんや中牟田さんをはじめとする、
マツダの皆様に心からお祝いの言葉をお送りしたいと思います。
受賞おめでとう!!
Posted at 2005/11/10 12:24:01 | |
トラックバック(2) |
ロードスター関連 | クルマ