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ゼロヨン兄のブログ一覧

2011年01月30日 イイね!

寒かった!ニューイヤーミーティング2011

寒かった!ニューイヤーミーティング2011大寒波が襲来している日本列島ではありますが、そんな最中に今年も行ってきました。ニューイヤーミーティング2011に。

今年は早朝から北風が少々強くて寒いは寒かったけれど、積雪が酷い地域からすれば快晴ではあるから、イベントが開催されるだけでも幸せと言えるでしょう。

さてこのイベント、毎年メーカーや車種別のテーマに絞ったコンクールなどが開かれるのですが、今年はホンダ車。ぶっちゃけ個人的にはあまり思い入れがないメーカーだから期待できないかなぁ…と思いつつ会場に入ると、違う意味で裏切られました。

それほどホンダ車がいない…(^^;

毎年決まって参加している初代ライフやステップバン、初代シビック、
ホンダSなどのメジャーな車種は見かけるけれど、T360やホンダ1300クーペはおろか
2代目シビックや初代アコードなどの1970年代のホンダ車の姿は見られず、
手薄に感じたところは残念に思いました。

ニューイヤーミーティングの参加資格車は1979年(クラブスタンドは1989年)
までに生産された車両なんですが、この当時のホンダといえば
今とは違って想像がつかないほどメーカー規模が小さく、
ディーラーの数が少なかったことも関係しているのかもしれません。

しかし、まったく拍子抜けばかりだけだったことはなく、
ホンダイヤーならではの凄さでいったらクラブスタンドのこの3台(画像)が
同時に展示してあったことが今年最大のトピックスだったかも。

同じように見えるこの3台、もちろん別々のクルマです。
というか、これホンダのクルマじゃないじゃん!? なんて思われるでしょうが、
れっきとしたホンダ車です。中身が…(笑)。

ホンダSをベースにボディを架装した滅多にお目にかかれないクルマ達で、
手前からグリフォン、マクランサ、コニリオです。

コニリオは浜 素紀氏デザインによるボディで、このオープンの他にクーペもあり、
これは日本自動車博物館に展示してあります。

マクランサは林ミノル氏がS800をベースに製作したもので、
180kgもの軽量化によって当時のフェアレディ2000と肩を並べる
加速データーが記録されたとあります。

グリフォンはロードユースを狙ったスペシャルカーであり、
FRP製のボディは八王子のカロッツェリア渡辺が製作。
1960年代後半では公認取得が難しかったボディ架装の「合法マル改車」で、
4台だけが製作されたと言われる希少なスペシャルSになります。

モノコックシェルをまとう現代のクルマと違って
当時はフレームの上にボディを乗せていたからこそ
まったく違うオリジナルのボディを架装するなんて芸当が出来ました。

今年展示されていた3台の他にも浮谷東次郎がドライブした通称「カラス」や、
本田博俊氏がデザインした「カムイ」など
同様にオリジナルのFRP製ボディシェルが架装されていました。

これらのスペシャルSが誕生した背景には排気量に対して重く、
空気抵抗値が大きかったノーマルボディを換えて
運動性向上を図る目的があったためでした。

すでに40年以上が経過した現代にこうして一同に会するというのは
ナカナカ見られない光景です。
ホンダファン、ホンダスポーツファンならずとも、
貴重な1日であったかと思います。


今年もバッタリ会ったTカメラマンと一緒に会場や観客が乗ってきたであろう
クルマ達を見に駐車場を見て回ってきましたが、
近頃のいわゆる“痛いクルマ”がゼロとまでは行かないながらも、
ほとんど見かけなかった点では、とても良いことでした。

先々週に開催された改造車イベントではスッカリ取り込まれてしまっているようですが、
ニューイヤーミーティングではそういったオカシな文化が入り込む余地がない
という点では”正統派イベント”が今年も守られていてひと安心でありました。
Posted at 2011/01/31 00:35:11 | コメント(0) | トラックバック(0) | 旧車 | クルマ
2010年04月03日 イイね!

ふと思い立って…

ふと思い立って…つい最近のブログで少し触れた「くろがね四起」など、戦前戦後の貴重な日本車を中心に収蔵している「日本自動車博物館」(※リンク先 音量注意!!)にフト行きたくなり、この週末にひとっ走りしてきました。

とるものとりあえず簡単な持ち物を揃え、金曜の夜に関越→上信越道→北陸道経由で日本海側へ向かうルートを選択。高速道路網が整った今では関東からでも6時間程度で北陸方面には着いてしまうし、ETCの休日割引があるので、以前よりはグッと身近に感じられるようになりました。

さて、日本自動車博物館、現在の石川県小松市に移転してくるより前の富山県小矢部市時代に一度訪ねた事があって、あれから約18年が経ちました。もちろん、その時にはまだ冒頭のくろがね四起はなかったけれど、他にもさらに展示車が充実したことが行く気になった理由でもあります。

なにせ当時の博物館はコンクリートブロック工場跡を利用した祖末!?な建物だったから空調はなく、訪ねた時は夏場だっただけにとても暑かったことを記憶しています。

今ではレンガ造り風のレトロ調の外観ながら新しい建物となり、展示フロアが拡充したおかげで展示車数は約500台へと大幅に増えました。もちろん空調が整っているので快適に見学でき、環境面でも大変よくなっておりました。

ひさびさに目にする「トヨペットSA」やら「コニリオ」「コニーグッピー」など、この博物館ならではのクルマ達に加えて「シティターボ2」やら初代「ソアラ」、100台限定で発売した「EXAコンバーチブル」など、1970年代後半〜1980年代半ばまでのネオヒストリックカーの展示車が見られるようになったところが年月を感じます。

フェラーリやらブガッティなどの、いわゆる「世界の名車」は世界中の博物館やらコレクターが手厚く保存してくれるから後世残っていくものでしょう。しかし、庶民が乗る普通の日本車は当然ながら日本でしか見られないものが多いし、商用車ともなれば消耗品のように扱われているため、ふと気付いたら自動車メーカーですら残っていない…なんてコトがままあります。そういったクルマ達を可能な限り集めて丁寧に展示しているところが日本自動車博物館のイイところだし、そんなところが親しみが感じられるスポットだと思うのです。

実際、館内を見学していた他の来場者も英国車を始めとした輸入車の前では言葉少なに見ているところが1980年代前後の日本車の展示ゾーンになると「若い頃乗ってたんだぁ〜」と昔を懐かしむ方々を多く見かけたし、そういう私も一番懐かしいと感じるところでした。



冒頭にも書いた「くろがね四起」(画像の階段上の車両)にも10数年ぶりに“再会”できたワケですが、今回訪ねたもうひとつの目的があって、そいつは3階フロアの片隅に、ほんとひっそり佇んでおりました。それがこの「ジオット・キャスピタ」。

1989年の東京モーターショウにも展示されたキャスピタは、童夢と下着メーカー「ワコール」(事実上のスポンサー)の新事業ブランド「ジオット」が中心となって開発を進めていたプロジェクトで、1991年に公道を走れるスーパースポーツカーとなるハズでした…。

「ハズでした…」というように、あくまでもそれは過去形のお話。

搭載されるハズだったエンジンが当時、F1参戦を目論んでモトーリ・モデルニと富士重工が共同開発していた3.5L 5バルブ フラット12の巨大なエンジンだったことも話題の一つだったけれども、これが後にキャスピタの不幸を招く結果となるハメに…。

実際当時のF1の予備予選を通過するどころか、ほとんどマトモに走れず、エンジン単体で全長750×全幅800mmもあったと言われる巨大な水平対向エンジンはF1のパワーユニットとして不向きとしか言うほかなく、結局は1シーズンを戦わずして途中で撤退を余儀なくされる結果に。

さらに追い打ちをかけたのが時すでにバブルが弾け…てな具合。それに伴って、このキャスピタの計画も共倒れ的に頓挫したワケで、後に童夢の意地をかけ!? 大幅に構造変更をうけてジャッド製V10エンジンを搭載し日本のナンバーを取得した1台が作られたのが最後となりました。

つまるところ現在、日本自動車博物館に展示されるキャスピタがフラット12エンジンを唯一搭載した? オリジナルのランニングプロトタイプの1台となります。

計画段階を含めると、あれから20年以上経ったワケですが、いま改めて見るとホイール径が17インチと小さかったのが意外だし、その材質がマグネシウムというのも時代を感じます。

当時このランニングプロトは走ったというよりは、なんとか動いたというレベルで、そもそもエンジン音が凄まじく、ドライバーですら耳栓をしないと乗れない!! くらい爆音だったとか。実際に発売までこぎ着けるには、相当課題が山積していたようです。

童夢の林ミノル氏の奥様(当時)がワコール創業家の娘という事もあってか? 資金協力が得られやすかったとはいえ、大人が集まってマジメに考えて作っていたし、そんな”真剣な遊び”に出資してしまう企業があったことを考えると、今とは比べられないくらいクルマに夢や希望・情熱があった時代だったなぁ…とも感じます。

最近のクルマの名前が全然覚えられないうえに、あまり興味が持てなくなっているのも夢がなく現実ばかり振り回されているからかなぁ…なんてコトを思いつつ、18年前に日本自動車博物館を後にした時とのキモチの差も感じたのでした。
Posted at 2010/04/10 01:53:30 | コメント(4) | トラックバック(0) | 旧車 | クルマ
2010年03月12日 イイね!

たまにはオモロイことやるじゃない

たまにはオモロイことやるじゃない珍しくトラックバックカフェでオモロイ企画やってます。題して「新車販売してほしい絶版車」。

おぉ〜たまにはイイことヤルじゃない!? てなワケで、自分なりに考えてみると、結構イロイロとあって困ってしまうもんです。。。

で、ユーノスロードスター(NA)やらユーノス500の名前をあげるのは、あまりにも在り来たり過ぎるから、あえてパス。また、マツダ車だけに偏るのも面白みに欠けるので、これまたパスしてます(笑)。

日本車、輸入車、スポーツカーや商用車、軍用車!?などジャンルを問わず、個人的に好きだったり気になってたり、今となっては乗れないクルマを上げてみたのが以下の通りです。いささかマニアック過ぎるところもありますが、自動車史に欠かすコトのできない名車や“迷車”が中心となっています。


<<国産車>>

マツダ ロードペーサー
 →オーズィなボディに13Bロータリーを押し込んだ珍車!?
  わざわざボディを輸入していた手間を考えると良くやったと思われます。

マツダ ライトバス(AEVA型)
 →いわゆるピンキーとキラーのバスです(古っ!!)。グラスエリアが非常に大きく
  とっても前衛的なデザインのバスでした。一番前にミニスカのオネーちゃんが座ると
  パンチラがよく見えてしてしまった!? トンでもないバスでもあります(笑)。

トヨタ セリカXX 2800GT (MA60)
 →メチャメチャ憧れました。まだフェンダーミラーの時代でしたが、
  2Lオーバーの排気量で3ナンバー、デジタルメーターなど未来を感じたクルマでした。
  ドラマ「太陽にほえろ」での爆走シーンが忘れられません。

トヨタ ハイエース クイックデリバリー
 →宅配便などの、いわゆる働くクルマとして
  機能性を追求した姿がとってもカッコよかった。初代はハイエースベースだったので、
  過酷な現場からの要望でトラックの「ダイナ」ベースとなりましたが、
  やはり最初のクイックデリバリーがカッコ良かったなと思います。

トヨタ メガクルーザー
 →日本版「ハマー」と言える、軍需のために生まれたクルマの民政版。
  一度試乗したコトがあって、地形や路面を選ばないあの走破性の素晴らしさは
  言葉に表せられないほどのモノでした。

日産 フェアレディZ 300ZX Tバールーフ(Z31)
 →中学生の頃にとても憧れたクルマでした。
  当時、有名な事件の渦中の方が乗っていたコトを思い出します。
  今でも一度でイイのでハンドルを握ってみたいクルマです。

日産 フェアレディZ 432R
 →“R”の称号があるように、レースのために作られたホモロゲモデル。
  窓はアクリル、フェンダーなどの板厚は肉薄化がが図られ、
  うかつに手をつくと凹むほど徹底的した軽量化がされていました。

日産 S-cargo
 →「Be-1」などの、いわゆるパイクカー全盛の時代に登場した商用車。
   商用という割り切った中にも、かたつむり型の愛らしいデザインがグッド。
   最近になって身近なとある方がデザインに携わっていたコトが判明。
   余計にこのクルマが好きになりました(笑)。
   
日産 シルビア(S10)
 →今でも人気がある初代と3代目のはざまかつ、
  オイルショックの荒波に揉まれた不幸な存在のS10型。
  デザイン重視リアスタイルゆえに視界が悪く、
  実用的ではなかったけれどナゼかとても好きでした。
  幻の”日産ロータリー”が載っていたら、どーなってたんだろう…と思える1台。

ホンダ バラードスポーツCR-X
 →面の構成がシンプルながらも、とてもコンパクトで美しいデザインが好きです。
  表立って発表していませんが「1国1社主義」のピニンファリーナが、
  当時ホンダと親密な関係にあった頃の作品で、初代トゥデイも同様です。 
  今のホンダは少しはこの当時のデザイン見返せ!! と言いたくなります。
  
三菱 ギャランλ
 →「華麗なる刑事」の草刈正雄がカッコよく乗っていたコトでよく覚えてます。
   後に北米仕様向けに作られたデボネアと同じ2.6Lのエンジンを載せた時には、
   幼稚園児ながらとても驚いた記憶があります(笑)。

住之江製作所 フライングフェザー
 →天才「富谷龍一」氏が設計したコトでも知られる当時の軽自動車。
  徹底的にムダを省き、シートはハンモック式を採用。
  大人がその場で持ち上げてUターンが出来たほど軽かったようです。

富士自動車 フジキャビン
 →こちらも同じく富谷龍一氏が設計したバブルカー。
  FRP製のボディと、剛性を保つために方開きの1枚ドア、
  フロントに1灯のみのヘッドライトと、徹底的にムダが省かれたモデル。

愛知機械工業 コニーグッピー
 →世界最小と言われるトルコン式自動変速器を備えた
  小さな小さな2人乗り軽ピックアップ。
  
岡村製作所 ミカサツーリング
 →スチール家具メーカー「オカムラ」がかつて自動車事業を手がけていた頃の
  オープン2シーターのスポーツカー。

くろがね 95式
 →戦前に陸軍が開発を依頼した4輪駆動車。別名「くろがね4起」とも言われます。
  ウィリス社のジープが登場するより4年も前に登場していたことでも知られています。
  画像は10数年前に横浜のイベントに来た時に仕事中に撮影したもの。
  唯一現存するこのクルマは石川県の「日本自動車博物館」に展示されています。


<<輸入車>>

ブガッティ ロワイヤル T41
 →直列8気筒で排気量は1万2800cc!? もあったという贅の限りを尽くしたリムジン。

ルノーアルピーヌ V6ターボ
 →FRP製のボディをまとったリアエンジンの4座のスポーツクーペ。
  アンチポルシェ派の私にとっては、とっても好きなクルマでした。
  当時、CAR GRAPHIC TVで首都高を爆走する姿にメロメロになった一人です(笑)。

ランチア テーマ8・32
 →ジウジアーロの端正なスタイリングなのに、フェラーリ308GTB QVのエンジンを
  ムリクリ押し込んだその荒っぽさがカッコよかったセダン。
  高校生の頃にたまたま見かけた時、その車外音ときたら、
  とてもセダンとは思えないほど快音で驚いた記憶があります。
  こんなアホなセダンはもう出来ないのかも!?(笑)。
  オートザムで販売していたマイナー後のモデルよりも、
  前期のスタイリングの方が個人的には好きです。
  
アルファロメオ ジュリエッタSZ
 →あの丸っこくて愛嬌のある可愛らしいスタイリングがとても好きです。

アルファロメオ アルナ
 →1980年代前半にアルファロメオと日産自動車が手を組んで生産した混血車。
  スッド+パルサーという中途半端過なトコロが商業的には大失敗だったようですが、
  今では考えられない組み合わせなので乗ってみたかった1台。
  
NSU Ro80
 →マツダ以外に数少ないロータリーエンジンを搭載して市販化したNSUの意欲作。
  前衛的なデザインや駆動方式はFFを取り入れた進歩的なセダン。

AMC ペーサー
 →グラスエリアがとても大きい2ボックスの元祖的存在のクルマ。
  という成り立ちにも関わらず、FR、直6 3.8Lと意表をつくスペックが好きです(笑)。
  本当はヴァンケルロータリーでFFとなる予定がオイルショックですべてが番狂わせに。
  シルビア同様に悲劇的な運命!? が惹かれるポイントかも(笑)。

フォード トーラスSHO(初代)
 →ヤマハ製アルミヘッドエンジン搭載したスポーツモデル。
  見た目はアメ車だけど繊細なエンジン?という
  ミスマッチ具合!? にそそるモノがありました。

もし新車として出ていたとしても、決して買う事はおろか、
乗る事すらできないモノばかりだけれど、仮に乗れたとしたら、
気兼ねなくブイブイ走らせてみたいと思うクルマばかりです。

こういった「古いんだけど新しい」ビジネス、結構アリだと思うんですけどねぇ。
法律上の問題が大きいけれど、どこかのメーカーさん始めてみませんか?
Posted at 2010/03/12 07:50:41 | コメント(2) | トラックバック(0) | 旧車 | クルマ
2010年01月31日 イイね!

守られる“正統派”イベント

守られる“正統派”イベント今年も早朝から眠い目をこすって行ってきました。年に一度の旧車のお祭りニューイヤーミーティングに。

いつものように、ざ〜っと端から端まで見渡した感想としては、相変わらず70年代前後の日産車、特にハコスカがやたらに多いなぁ…といった印象。別に悪いってコトはないんですが、後世に残る名車といえば名車だけど、逆に言えばほっといても残るっちゃ残るよね…的なトコロが個人的にはどーもテンション上がりません(^^;

それよりも今年とても良かったナと思えるのは、
個人的に一番馴染みがある1980年代の普通のクルマの姿が
チラホラ見られるようになってきたトコロがちょいと嬉しい。
クラブスタンドでは1989年までに生産されたクルマの展示が認められるため、
初代カリーナEDなどの姿もあり、とっても懐かしく思えました。

というワケで規定上はNAロードスターも展示可能だけれど、
未だに普通に街なかで、NC以上によく見かけるから実際展示があってもありがたみ? 
はあまり感じないかもしれませんが、
いずれにしても今後はバブル時代の日本車の展示が増えていくコトが楽しみであります。

それはさておき、、、。今回一番ぶっ飛んだのが「ホンダS360」の展示車!! 
そんなのあったっけ? と思われる方も多いと思いますが、
ホンダのSシリーズの最初は当時の軽枠におさまるマイクロスポーツから出発しています。


とはいっても、それは東京モーターショウで発表されたプロトタイプだけに過ぎず、
結局は後に市販化されたのは小型車枠でのS500から始まったのはご存知の通りです。

で、S360。なんでこんなにクリビツなのかと言えば、
これまでずっと現存するクルマがない!! と言われ続けていました。
唯一?残っているものとしては、どのような経緯で手に入れたモノなのか?
愛好家の手元に当時のメーターパネルだけがある程度。

1962年のモーターショー後は全国のホンダ有力ディーラーに貸し出されたとか、
役目を終えた後にはどこかに隠し持っている人がいて人知れず眠っているとか、
ホンダS乗りの間ではもはや「都市伝説化」しているカルト的存在のクルマ。

当時の本田技研は今では想像がつかないくらい会社自体が小さく、
それこそ2輪メーカーからようやく4輪メーカーに脱皮!?しかかっている頃であり、
ショーカーなどは大事に保存をしておく余裕もなかったのでしょう。
役目を終えたら解体なり捨ててしまうのが当たり前だったようです。

その徹底ぶりは比較的最近まで続いていたワケで、
茂木のホンダコレクションホールの開設に伴ってそこに展示する
自社の1980年代のクルマでさえ一般ユーザーから買い集めていた…
というくらいだったんですから、ちょっと呆れてしまうかも!?

それなのに、ひょっこり目の前に現れたのだから、よくぞ残っていた!! となるワケです。

が、これがですね、、、ぬか喜びだったコトがすぐさま判明、、、。
当日パンフレットを確認してみたら意外な答えが記されておりました、、、。




レ プ リ カ

えぇ〜!?  これレプリカだったの!?!?!?

いやはや、まんまと騙された!! というよりは、ただでさえ少ない当時の資料をもとに、
メーカーではなく、おそらく個人が作ってしまった熱意の方が脱帽です。
すんごいです。すばらしいです。

S360は当時の軽自動車枠にそって作られたため、前長は3m以下!?にすぎず、
それこそ大人ならジャッキいらずで持ち上げられそうなくらい軽そうだし、
軽枠ギリギリに収めるためにリアオーバーハングがほとんどなかったり、
とにかくもう小さいのヒトコトにつきます。当時のホンモノではなかったけれど、
リアルに実車のスケール感が伝わっただけでもヨカッタと思います。


さて全体的にイベントを見渡してみて、かなり安心したのは、
この頃バカに流行っている、いわゆる「痛いクルマ」がまったくなかったこと。
イベントに参加するショップや来場者含めてオートサロンのように、
そこまでオカシクなっていないコトに安心しました。

それこそ「オイお前ちょっとジャンプしてみろよ!」的なイメージがある
“ヤングなオート”で、やんちゃしてそうな硬派な方々!? が大勢いらしてるので、
寄り付かないのかね? なんて皮肉なコトも思ったりして!?(笑)。

いずれにしても、正統派イベントは一過性のオカシナ文化に左右されず、
変わらず続いてるってコトだけでも良かったと思えたのでありました。
Posted at 2010/02/03 17:19:14 | コメント(2) | トラックバック(0) | 旧車 | クルマ
2009年10月23日 イイね!

ひっさびさ!

ひっさびさ!先週、テレビ東京の夕方にひっさびさに放送されたアメリカのカーアクション映画「トランザム7000」を録画しておいたのを、やっと見ました。

いやぁ、メチャメチャ懐かしい!! 小学生の低学年頃にテレビ放送されると、必ず見ていた思い出の映画のひとつです。ずいぶん昔に書いたブログバニシング IN 60もとりあげましたが、それに並んで、いやいや、それ以上に好きな映画です。

とにかくトランザムやその豪快な走りがカッコよくて見ていたようなものです。

トランザムというと、とかく後に大ブームとなった「ナイトライダー」を連想しがち。
私も最初は喜んで見ていたクチですが、回が進む毎に「ドラえモンかよ!!」てなくらい、
その場限りのご都合主義的なギミックが逆にシラけていってそれほど思い入れがなく、
トランザム7000の方が思い出の映画になります。




で、改めて見たトランザム7000。
子供の頃に見ていたので、正直ストーリーを理解してワケでなかったのだけれど、
当時のアメリカはテキサス州よりも西へクアーズビールを持ち出すと
州の条例で「密輸」だったってコトを改めて知りました。まさに温故知新!?

密輸ビール400ケースを28時間で900マイル往復させて
成功したら報酬8万ドルという賭けを成功させるために、
トランザムで先行して警察の気を引いていたってコトをやっと理解できました(笑)。

カーアクションではあるけれど、全般的にコメディーが入っていることもあって、
今でも純粋に作品として楽しめます。

また、当時のクルマ情勢が如実に現れてるのも面白いですね。

劇中に登場するトランザムにはボンネットいっぱいに
「ファイヤーバード」のデカールが入っていたのも、この当時ならでは。
これに当時影響されたのがS110シルビア/ガゼールで
似せてデカールがデカデカとを貼ってましたっけ。

Tバールーフもまた当時出始めたばかりの装備。
ロールオーバーの安全基準を満たさなくなったコトや
それに伴って北米での任意保険がべらぼうに高かったことでオープンカーが壊滅状態となり、
それでも「オープン的」な開放感を得たいという理由で誕生したのがTバールーフでした。
やはりS130のフェレディZやAW11のMR-2などにも採用したり、
いつの時代でもアメリカ市場の存在って大きかったのだと思います。

それを経たうえというか、ひさびさのフルオープンのNAロードスターが企画され、
誕生するひとつのキッカケになったコトは確かです。

話しはかなり脱線しますが、今年の清里では巷で通ってる話しではない
ホントの話しが出来たらイイなと…打ち合わせをしているところなので
訂正含めて実のある内容になれたらイイなと思ているところです。


 中古》【DVD】トランザム7000洋画
Posted at 2009/10/24 13:26:15 | コメント(1) | トラックバック(0) | 旧車 | クルマ

プロフィール

「前のアウディ、車検の有効期間はR6年10月30日なんですって…。だとすれば車検切れてんじゃね?

てか、バイクの自賠責じゃねーんだからさ、車検ステッカーをそんなとこ貼るなっての😅

これはシャレなのかマジボケなのか?」
何シテル?   09/01 10:58
これまでに所有したクルマはすべてマツダ車ばかりですが、マツダ特有のエンジン「回転系」ではなく「往復系」だけです。 ちなみにハンドルネームの「ゼロヨン兄」と...
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